去年参加したHonda DREAM Festa試乗会が今年も開催されることが分かったので、参加することにした。あらかじめ事前申し込みを行い、開催当日（4月16日）に大阪舞洲に出撃。

去年は試乗会のシステムを理解できていなかったこともあり試乗機会を十分に生かすことができなかったが、今年は試乗会のシステムがほぼ同じだったこともあり、十分に試乗を行うことができた。試乗会のシステムとしては、まず、試乗会の参加受付を行い、次に、試乗したい車種の試乗を申し込み、試乗が終わったら次の車種の試乗申し込み、という流れである。試乗回数は試乗券の枚数となっている。

やや出発が遅れてしまい、舞洲に到着したのは11時50分頃。試乗会参加受付の窓口が既に昼休憩に入ってしまっていたので、受付再開までしばらく時間を潰してから、あらためて参加を申し込み。参加申し込みまで知らなかったのだけれど、参加受付時に渡される試乗券が去年は5枚だったのが今年は4枚に減っていた。これが上記した「システムがほぼ同じ」と記載した理由である。各参加者の試乗回数が5回だと多すぎて試乗までの待ち時間が増え、試乗機会を十分に生かせないとの判断が下ったのだろうか。試乗回数が減ったことはについては、少し残念ではあった。

まず試乗したのは、CBR250RRである。正式発表から一度は乗ってみたかった車種であり、最初に試乗を選択してみた。CBR250RRは話題になっている車種であることと、この試乗会の時点ではまだ発売前ということもあり、試乗待ち人数はかなり多かった。ただ、ホンダも力を入れているらしく試乗車の台数が他の車種より多かったため、試乗までの待ち時間はさほどでもなかった。実車を見てみると、さすがに力が入っている車種なだけあり、各種ギミック満載でデザインも格好良い感じ。前傾姿勢はやや強めであった。コースを走ってみた感じでは、パワー的にはやはり250ccクラスなりではあるものの、かなり頑張っている方ではないかと思う。排気音もいい感じであった。

次に試乗を選択したのは、VFR800Fである。VFR800Fは去年のHonda DREAM Festaで試乗し損ねたので、今回は確実に試乗するつもりであった。試乗申込時に、かなり待ち時間があるので他の車種に試乗できない可能性を指摘されたけれど、敢えて待つことにした。試乗車が1台だけであったことと待ち時間内にメインテナンス休憩が入ってしまったことで最終的に1時間近く待たされたけれど、何とか試乗することができた。VFR800Fに乗車するのは今回が初めてではないけれど、今回の発見としては、ある程度回すといい感じにパワーが出てくるということ。FireStormは極低回転域はかなり弱いけれど3000回転あたりからはパワーが乗ってくる感覚だが、VFR800Fは4000回転以上からパワーが乗ってくる感じ。気筒数と排気量の関係で、やはり感覚も異なるということらしい。

VFR800Fの試乗でそこそこ待たされたことで次のバイクの試乗が時間切れでできなくなる可能性があったが、まだ試乗できる時間があったので、引き続き試乗を行うことにした。午後に入って試乗券を使い切った人も増えてきたようで、各バイクの試乗待ち列はほとんど無い状態になってきていた。

で、3台目の試乗を選択したのは、CBR650Fである。試乗車は1台だけだったものの、上記したように試乗待ち列がほとんど無い状態だったので、すぐに試乗できた。CBR650FはCBRシリーズで直列4気筒エンジン採用ということでスーパースポーツ寄りのイメージがあったのだけれど、R系ではなくF系ということもあってか、さほど前傾がきつい感じでも無く、意外に乗りやすかった。エンジンの回転は滑らかでパワーも十分。ただ、残念だったのは、エンジンの振動がハンドルに伝わりやすいこと。直列4気筒エンジンなので振動が低めなイメージがあったが、そうでもないらしい。

最後に試乗を選択したのは、CBR1000RR SPである。この時点では試乗待ち列は既になくなっていて、すぐに試乗できた。CBR1000RR SPはホンダのスーパースポーツ系バイクの最高峰といえる車種で、実際に手を出すことはまず無いだろうとは考えていたけれど興味はあったので試乗してみたわけである。さすがスーパースポーツ、ハンドルが低くてシート高が高いため、かなりきつい前期姿勢を強いられる。直前に試乗した車種が前傾姿勢弱めなCBR650Fということもあってか、この、きつい前傾姿勢は結構怖かった。エンジンはさすがにパワフルであり、低回転からスムーズに太いパワーが出てくる印象。CBR1000RR SPは良いバイクではあるけれど、普段使いにはさすがに向かない印象。

試乗券を4枚使い切った時点ではまだ試乗受付締切である16時の少し前であったが、試乗券を使い切ってこれ以上は試乗できないので素直に帰宅することにした。去年のHonda DREAM Festaの時も、さらに前のHonda Ride On Festa 2006参加時でも、帰路で阪神高速湾岸線走行中に強い横風を食らって怖い思いをしたのだが、今回はさほど横風が強くなく、比較的楽に帰宅できた。

今回のHonda DREAM Festa試乗会の感想としては、試乗券が4枚に減って試乗機会が減ってしまったことが残念だったけれど、トータルでは試乗待ち時間が減ったし、試乗したかった車種全てを試乗できたこともあり、参加して良かった。次回も、試乗車種次第かもしれないが、参加を検討したいところ。