うちのFireStormにはG7バルブと呼ばれているLEDヘッドライトバルブを装着しているのだけれど、このG7バルブ関連の情報を集めてみたところ、改造ネタを発見。さほど手間を掛けずに行えて、光量を増やせる可能性がある改造だったので、試してみることにした。

改造ポイントは、G7バルブのLo側の遮光板である。G7バルブのLo側LEDには遮光板が付いていて下方向への光をカットするようになっているのだけれど、この遮光板はただ単に遮光しているだけであり、光を無駄にしている感じである。遮光板を削った上で鏡面加工も行うことで、単に遮光するのではなく上方向に光を導いてやろう、というのが目的である。

加工作業はさほど時間を掛けずに完了するかと思っていたけれど、実際に作業してみたところ、意外に時間がかかってしまった。作業手順は以下のような感じ。

1. 遮光板をG7バルブから取り外し
2. 遮光板内側（LED側）をざっとリュータで切削
3. 切削部分を平面に近づけるためヤスリでも切削
4. サンドペーパーで切削部分を整えていく（荒目→中目→細目→極細目）
5. コンパウンドで切削部分を磨く
6. 遮光板を元通りに取り付け

	切削後のG7バルブ右側。 この写真ではイマイチ分かりにくいかも。
	加工後のG7バルブ左側。 Lo側LEDチップの見える範囲が少し広くなっている。
	加工後のG7バルブを上側から見たらこんな感じ。 鏡面加工したので、LEDチップが遮光板に映り込んでいる。 ただし切削面を綺麗な平面に加工できなかったのでいびつに映っている。

改造前	改造後
		改造前後でのLoビームの照射状況。 大差はないけれど、改造後の方が少しだけ近い箇所の 明るさが増している感じがする。
		改造前後のHiビームの照射状況。 Hi側は改造箇所に含まれないのでほとんど差は無し。
		改造前後のLoビーム壁ドン照射状況。 撮影条件が厳密には一致していないので単純には比較できないが 少しだけ改造後の方が明るいような気がする。
		改造前後のHiビーム壁ドン照射状況。 こちらも撮影条件が厳密には一致していないので単純には比較できない。

今回のLEDバルブ改造については、改造箇所が少ない割に手間がそこそこかかったけれど、得られた結果は微妙。やらないよりは少しだけマシ、という程度か。さすがに劇的な結果が得られるとは思っていなかったので、仕方なし。