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サーバHDD故障、換装実行、おまけ付き。(2017/02)

  • Posted by: おりおん
  • PC

うちのサーバであるKanaに搭載しているHDDの一つであるWD40EFRX-68WT0N0について、今年になってからシステムログにS.M.A.R.T.エラー(代替処理保留中セクタ)が記録されるようになった。しばらく様子を見ていたが、特に代替処理保留中セクタの数が増える様子はなかったけれど、さすがに気持ち悪いのでHDDを換装することにした。

元のHDDの容量が4.0TBで、今のところ特に容量拡大の必要性を感じなかったので、今回も換装するHDDは4TBクラスを検討することにし、結果、最近になって発売開始されたWD40EFRX-68N32N0を選択。このWD40EFRX-68N32N0はこれまで使ってきたWD40EFRX-68WT0N0等の世代と異なり、1.33TBプラッタの採用によりプラッタ3枚で4TBを実現している。個人的には主に振動や消費電力の絡みでプラッタ3枚までのHDDを使いたいと思っていたので、ようやく実現できることになった。

例によってWD40EFRX-68N32N0は通販にて確保。到着後、DLGDIAGにてテストを行いエラーが出ないことを確認してから、パーティションを作成してWD40EFRX-68WT0N0の内容をコピー。コピー完了後、念のため新旧HDDのパーティション内のデータフォルダを比較し問題なくコピーが行われたことを確認してから、正式運用を開始。

WD40EFRX-68WT0N0については、一旦DLGDIAGにてゼロフィルを行うと代替処理中セクタが表示されなくなったが、改めてEXTENDED TESTを行ってみたところ、代替処理保留中セクタの数がどんどん増殖していって、最終的に、EXTENDED TESTが終了してしまう状況に陥った。上記したデータコピー中には特にエラーで中断することはなかったが、これは、かなり幸運だったのかもしれない。

DLGDIAG-Aborted

WD40EFRX-68WT0N0は購入からまだ1年未満のため販売店での保証が有効である可能性があった。まず、購入元であるAmazonのサポート窓口へ連絡してみたところ、WesternDigitalへの連絡を勧められた。WesternDigitalへの連絡になると、RMA扱いになって新品交換ではなく再生品への交換になりそうな気がしたので、次に、販売代理店であるCFDに連絡してみた。CFDからは新品への交換が可能であるとの返答があったので、今回は、CFDにWD40EFRX-68WT0N0を発送し、交換品の到着を待つことにした。

最終的にCFDから交換品が届くまでは、かなり待たされた。最初に連絡したのが2/1で、最終的に交換品が届いたのが21日なので、ほぼ3週間かかった計算である。単純に交換してもらうだけだと思っていたし、全て国内でのやり取りでもあるので、もっと早く完了するのではないかと予想していた。状況が分からなかったため何度かCFDへ状況連絡の依頼をおこなったりもしたけれど、それの返答も3日経たないと届かない状況。単純な問い合わせではなくトラブル関連なので、もっと迅速に対応して頂きたいものである。

交換品として届いたのはWD40EFRX-68N32N0である。元のWD40EFRX-68WT0N0が既に終息品となっていたため、これが同等品として指示された。届いたWD40EFRX-68N32N0については、念のためDLGDIAGにてEXTENDED TESTを行いエラーが検出されないことを確認。新品として届いているので別用途で流用することにしたのだが、Kanaで元のWD40EFRX-68WT0N0で運用していたパーティションは上記したように既に別のHDDを確保して運用開始していたので、どこで使うか迷ってしまった。Kanaの別のHDDについて調べてみたところ、運用開始から2年以上経過しているHDDがいくつかあり、そのうちの1台をこのWD40EFRX-68N32N0と置き換えて使用することにした。で、別のデータ用HDDとして運用していたWD40EFRX-68WT0N0の内容をコピーし、換装。

Kanaで運用開始してから2年以上経過しているHDDとして、システム・データドライブとして使用していたWD40EFRX-68WT0N0もあったのだが、これについても、ついでなので思い切って換装することにした。新たに採用するHDDは、またまたWD40EFRX-68N32N0である。WD40EFRX-68WT0N0にはシステムパーティションが含まれているために単純にファイルコピーではデータを移行できないことが予想されたので、新旧HDDを作業用PCであるKanaeに接続し、Linux環境上でddを使用してベタコピーすることで対応。ベタコピー後、各パーティションの内容を比較しコピーが正常に行われていることを確認したのち、正式運用を開始。

ちなみに、今回のHDD換装で追い出したWD40EFRX-68WT0N0については、エラーチェックで問題が検出されないことを確認した後、一旦、予備HDDとして確保。いずれはバックアップ用に転用する可能性がある。

最終的に、今回はKanaのHDDを3台換装したけれど、バックアップ用のドライブにはまだ使用期間が長いHDDが残っている。こちらについても、いずれは換装する予定。

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