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M950、マイクロスイッチ交換

  • Posted by: おりおん
  • PC

うちでCPU切り替え機経由でメインPC等に接続して使用しているLogicool製のマウスM950について、最近になって左ボタンのチャタリングが頻発するようになり、ストレスがたまるようになってきた。まずはマウスチャタリングキャンセラの導入で何とかごまかしていたのだが、それでもチャタリング自体を完全に無くす事はできなかったので、マイクロスイッチ交換を行うことで抜本的な対策を行うことにした。

調査の結果、M950で使用されているマイクロスイッチはOMRON製のD2FC-F-7Nという製品で、一般販売は行われていないということであった。D2FC-F-7Nとほぼ同様の仕様の製品としてD2F-01Fという製品があることが分かり、これを発注。到着後、マイクロスイッチの交換作業を実行。

M950-Torx M950の分解のためには、各ソールを剥がしてネジを外す必要がある。ネジはトルクスネジ(T6?)が使われていた。
M950-Inside-1 上カバーを外したもの。上カバーの基板との間はコネクタ経由で接続されているので、これも外す。
M950-Inside-2 電池ボックスとメイン基板はネジ止めされているので、ネジを外して取り外す。ホイールユニットの下にも基板固定ネジがあるので、ホイールユニット部分を手前側(電池ボックス側)にあるシャフトを引き抜いて取り外す。マウス先端にあるホイールクリックのスイッチの左右に小さなバネが付いているので無くさないように注意。光学ユニット部のコネクタを外せばメイン基板を取り外せるが、メイン基板取付け時には光学ユニットを取り外していた方が良い。
M950-Switch-Before 元から付いていたマイクロスイッチ(D2FC-F-7N)。
M950-Switch 上が元から付いていたD2FC-F-7N、下が新しく付けるD2F-01F。
M950-Switch-After 元から付いているマイクロスイッチを取り外す。これが結構面倒だった。端子部分をハンダ鏝で暖めて、少しずつマイクロスイッチを引き抜いていく。ハンダ吸い取り器がないと厳しい作業になりそう。その後、元のマイクロスイッチと同様に新しいマイクロスイッチを装着しハンダ付け。
M950-Scrape そのまま元通りに組み立てたら、左ボタンクリック時の音がかなり大きくなってしまった。左ボタンから指を離した時に左ボタン部分がマイクロスイッチで押し戻され、マウス上カバーに当たる時の音が目立っていたので、この対策として、左ボタン部のマイクロスイッチを押す箇所のパーツ(写真赤枠部分)を少し削って、左ボタンから指を離したらマイクロスイッチからボタンが離れるようにして上カバーに当たりにくくした。効果はばっちりである。
M950-Sole M950に元から付いていたソールを再利用することも考えたけれど、トスベールを加工して貼り付けることで対応。トスベール1枚だと薄すぎるので2枚重ねで貼り付け、ネジ部分を塞がないように適当にカット。

今回のマイクロスイッチ交換作業で、予定通り、チャタリングを消滅させることができた。左ボタンクリック時の音が微妙に変わったが、違和感があるほどではないので気にしないことにする。ちなみに、今回使用したマイクロスイッチD2F-01Fは1個126円でマルツパーツ館で通販にて購入。予備としてもう1個購入したが、送料の方が高かった…。

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