先日に行ったサブPCであるAiの構成更新で、次はサーバMamikoの構成更新を行うことを考えていた。まだLinuxでのHaswell系のサポートに不安があったのと、Haswell系のCore i3シリーズが9月になるまで出てこないことで、もう少し後になってから構成更新を行うつもりではあったのだけれど、やっぱり我慢ができなくなって構成更新を行ってしまった。
マザーボードについては、サブPCであるAiと同じくAsusのGRYPHON Z87を選択。理由はAiの時とほぼ同じで、安定性重視・Intel製LANチップ・低消費電力、といったところである。CPUについては迷ったあげく、Core i5-4570Tを選択。Mamikoの負荷状況からするとクアッドコアは不要と考えたことと、TDP35Wということで低消費電力を期待できそうなことが理由である。ついでに、CPUクーラーもこれまで使っていたScythe KABUTOからSAMURAI ZZ Rev.Bへと変更。これは、CPUのTDPが35WということでKABUTOだとオーバースペックだと判断した結果である。
各パーツの換装作業は、前回のCPU交換等の作業でケース内の掃除を済ませていたこともあって、さほど時間がかからずに終了。負荷テストとしてStressの実行を行ってみたが、1時間ほど普通に耐えたので、安定性にも問題なしと判断。
なお、GRYPHON Z87にはスーパーIOチップとしてNUVOTON NCT6791Dが搭載されているのだが、このNCT6791Dはまだlm_sensorsによるサポートが行われていない。正式サポート予定はLinuxカーネル3.12系以降で、現状では別途ドライバを組み込んだりしないとセンサー出力を確認できない気配。このため、現在はLinux上でファン回転数や各種電圧のモニタリングができない状況である。ただ、CPU温度やHDD温度はNCT6791D以外のルートで確認できるので、とりあえず、何とかなる。
今回の構成更新で消費電力が下がることを期待していたのだけれど、現時点ではアイドル時の最低が43W、平均で48Wという感じで、以前の構成とほぼ同じ状況。もう少し経ってからHaswell系CPU等のサポートが進んだら低減できるのかなと期待して待ってみることにする。
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