これまでうちで使用していたルータはNECのAtermWR8700N(以下8700N)で、十分に高速な動作でトラブルもほぼ皆無であり、普段の使用についても全く問題なかったのだが、この前の光ファイバー接続切り替えに際して発生したトラブルの際にルータから十分な情報を得られなかったことと、購入から3年以上経っていて、そろそろ新しい世代の製品に興味が出てきたこともあり、換装を決意。
WR8700Nにもログ記録機能があるのだが、さほど詳細に記録を残せるわけでもなく、また、ログを他のPCに転送できないので古いログはすぐに消滅してしまう。このような仕様だとトラブルシューティングの際にあまり役に立たないことを思い知らされた。以前に使っていたBuffaloのAirStationシリーズだと、それなりに詳細なログを記録できる上、Syslogサーバへ転送することができる。で、今回のルータはAirStationシリーズの中から選ぶことにし、最終的に、WZR-900DHPを選択。IEEE802.11a/g/b/nに対応し、最大で450Mbpsでのリンクに対応した製品である。実は、このWZR-900DHPの購入を検討していた時期にはIEEE802.11ac対応(最大1300Mbpsでリンク)の製品の発売が予告されていたのだが、自宅の無線LAN環境ではそこまでの速度は必要なく、また、より高価であることが予想されたので、WZR-900DHPの購入を決断。
WZR-900DHPは発売日あたりに普通に店頭で購入することができたので、購入後、自宅の環境に合わせてセットアップを実行。自動で最低限のセットアップを行ってくれたので、あとはサーバの外部公開などの各種設定を実行。比較的あっさりとセットアップ作業は完了した。
これまでのWR8700Nも十分高速だったので、今度のWZR-900DHPについても速度的な不満などはなし。ただ、少し気になっていたのが、消費電力である。WR8700Nは最大で16W、WZR-900DHPは最大で23Wという仕様なので、幾分、消費電力が増えるのではないかと思っていたのである。実際には、無線LANとして2.4GHz帯のみ有効にした状態で、WR8700Nは3W程度、WZR-900DHPは5W程度であった。さすがに消費電力は増えたが、電気代が気になるほど劇的に増えたというほどでもないので、気にしないことにする。
ちなみに、サイズ的にはWZR-900DHPはかなり大きい部類になるのではないかと思う。WR8700Nは比較的コンパクトで、WZR-900DHPはWR8700Nより二回りほど大きい感じ。ただ、特に置き場所に困るほどでもないので、問題なし。
今のところ、WZR-900DHPを使用開始してから特に大きなトラブルはなく安定して稼働している。ただ、フレッツの速度測定サイトへの接続が未だにできない。設定の仕方に問題がある気配なのだが、NGN内での速度測定ができない以外は他に問題はないので、とりあえず、放置状態。
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