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NW-F807、購入(2012/12)

  • Posted by: おりおん
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通勤時などに音楽を聞くため、ウォークマンシリーズのNW-A846を使っていたのだが、購入から3年ほど経過したことと、NW-A846の仕様面での不満もあって、そろそろ、新しい機種に変えたくなった。NW-A846は内蔵メモリー容量が32GBで、手持ちの音楽データを全て持ち歩くには無理が出てきていたので、今度の機種は内蔵メモリー容量が64GBな製品にすることにし、情報収集。現在入手可能なウォークマンでは、容量64GBタイプがNW-Z1000シリーズ・NW-A860シリーズ・NW-F800シリーズに設定されているので、そのシリーズの中から機種を選ぶことになる。NW-Z1000シリーズはサイズが大きすぎるのでパスし、NW-A860シリーズは2011年の製品ということで、最終的に、2012年10月から発売開始されたNW-F800シリーズの64GBタイプであるNW-F807に決定。

NW-F807は通販で購入しようかとも考えたのだけれど、いつもの行動範囲内にある店頭での価格を調べてみたところ、通販での最安値ほどではないにしろ、Sofmapでの価格がそこそこ安かったので、Sofmapで購入。購入価格は31,400円の10%ポイント還元であった。このポイントを使って、純正の専用クリアケースも購入。

NW-A846-F807

NW-F807は、NW-A846と比べるとさすがに大きいが、NW-Zシリーズほど大きいわけではないので特に困ることもない。NW-F807はタッチスクリーン対応で指紋汚れが付きやすいので、対策として、クリアケースに付属していた画面保護フィルムを貼り付けた。ただ、この画面保護フィルムは画面部分のみをカバーするタイプで、画面下の「W.」マーク辺りの領域は保護されない。このため、適当なサイズの汎用の画面保護フィルムを購入して、適度なサイズにカットした上で画面下部の領域に貼り付けた。

NW-F807の使用開始後、一つ、大きな欠点があったことに気づいた。NW-F807は、NW-A846と同様に、内蔵メモリーにWindowsのエクスプローラー上からフォルダごと音楽データをコピーすることができるのだが、NW-A846のように、全フォルダ内の音楽データを再帰的にたどって順番に再生させることができないのだ。NW-F807では、フォルダ内の全曲を再生し終わると、リピート設定していない場合は、そこで再生を停止してしまう。次のフォルダの曲を再生したければ、NW-F807の画面ロックを解除し、ライブラリから次のフォルダの先頭の曲を指定して再生開始しなければならないので、少し面倒である。NW-A846では、フォルダ内の全曲を再生し終わると次のフォルダを検索して、そのフォルダ内の先頭の曲を再生開始してくれる。同一階層のフォルダを全て再生終了したら、一階層上に戻って、その中のフォルダをたどって再生してくれる。つまり、先頭フォルダの先頭の曲を再生させると、最後のフォルダの最後の曲まで、再生を止めない限り、順番に再生してくれるのだ。この、NW-A846とNW-F807の仕様の違いはさすがに予想していなかった…。SONYに質問してみたところ、仕様のようで改善の予定は無いらしい。仕方ないので、一旦、フォルダ転送した曲を削除し、別途、用意したM3U形式のプレイリストをx-アプリにインポートして、そのプレイリストをx-アプリ上でNW-F807に転送することで対応することにした。x-アプリにインポートして作成したプレイリスト自体はPC上では曲数制限がないか、あるいは、かなり多い曲数まで大丈夫そうなのだけれど、NW-F807上ではプレイリスト内の曲数は最大でも999曲までしか認識できない。このため、インポート前のM3U形式プレイリストに登録する曲が999曲以下になるように複数に分割した上でそれぞれをx-アプリにインポートして、出来たプレイリストをそれぞれ転送することで対処。

なお、NW-F807はAndroid4.0搭載なので、W.ミュージックアプリ以外の別の音楽再生アプリをインストールすることもできる。フォルダ内の全曲再生はW.ミュージック以外のアプリを使えば可能かもしれない。ただ、本体横のW.ボタンで画面ロック時でも再生制御が可能な点と、イコライザ等のウォークマン独自機能への対応を考えると、W.ミュージックを使う方が無難そう。

NW-F807の音質については、NW-A846より良くなったかどうかはよく分からない。ディジタルアンプの世代が変わっているので良くはなっていると思うのだが、ディジタルノイズキャンセリングを効かせて使用しているので、厳密には比較できない。ただ、NW-F807では、一つの曲の再生が終了して次の曲を再生開始する際に、少しだけノイズが入るような気がする。無音部分でノイズが発生するため気がつきやすいが、耳障りというほどでもないので、気にしないことにする。

ちなみに、前の方で書いた「NW-A846の仕様面の不満」とは、NW-A846を一日以上完全に放置すると音楽の再生位置がリセットされてしまうという点である。NW-A846は、OPTIONボタン長押しで再生待機状態になるのだが、この状態で一日が経つと電源OFFになる仕様がある。電源OFFになると、再生位置もリセットされてしまい、トップメニューに戻されてしまう。平日なら一日放置することはほとんどなかったのだけれど、週末などで休日が挟まると一日以上操作せず放置することは普通であり、その都度、記憶をたどって、次の曲の再生を開始させていた。NW-F807では、バッテリーが残っている間は放置していても電源が完全に切れることはなく、再生位置も記憶されている。この点は有り難い。バッテリーの持ちはNW-A846よりNW-F807の方が確実に悪いのだが、今の使用状況からするとNW-F807でも一週間は持ってくれそうなので、何とか許容範囲ではある。

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参考までに、実際に一週間程度使用した際のバッテリー使用量はこんな感じだった。仕事帰りの電車内で20分前後使用し、あとはスリープで放置。設定は、ノイズキャンセル・イコライザ・DSEE・クリアフェーズ・クリアステレオONで、WiFi・GPSはOFF。再生していたデータはビットレート128k~192kbpsあたりのMP3である。アプリとしてはノートンモバイルセキュリティとBatteryMixをインストールした程度である。だいたい、一週間は持つみたい。

NW-F807は前述したようにAndroid4.0搭載で、1GHzデュアルコアなTegra2を搭載しているので、現在の最新のスマートフォンほどではないにしろ、各種アプリがそれなりの速度で動く。試しに、Antutuベンチマークを動作させてみたところ、6900程度のスコアになった。前に使っていたスマートフォンであるT-01Cが2300程度のスコアなので、3倍程度というところか。ただし、スマートフォン的に使うにはメモリ容量が頼りない。ウイルス対策など、いくつかの最低限のアプリのみインストールして運用していく予定。

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