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ノートPC、更新

  • Posted by: おりおん
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うちでメインのノートPCとして使用していたMariaは、ゲーム等の重いアプリケーションを使わない限りはまだ十分に現役なのだが、購入してから5年以上経過し、スペック的に見劣りするようになってきた。そこで、そろそろ新しいノートPCへ世代交代させたくなってきた。

世代交代させる際に引っかかっていたのは液晶パネルの解像度である。MariaのSXGA+(1400×1050ドット)液晶パネルを上回るスペックを持った液晶を搭載したノートPCは大型の製品しかなかったため、世代交代に踏み切ろうと思わせる製品には中々巡り会えなかったのだ。そんな際に、ソニーからVAIO type Z(以下、type Z)が発売開始され、これのオーナーメイドモデルにはWSXGA++(1600×900ドット)液晶パネルが搭載できることが分かった。比較的高価な製品ではあったが、液晶パネル以外にもいくつか魅力的な点があり、思い切って購入してみた。

オーナーメイドモデルは基本的にSonyStyleでの発注となる。BTOメニューで基本的なスペックからいくつか変更し、発注。約2週間後に到着。ちなみに、変更したのは以下の部分。

  • OSをWindows Vista Ultimate SP1へ変更
  • 液晶パネルをWSXGA++に変更
  • 天板をプレミアムカーボンに変更
  • HDDを7200rpm 320GBに変更
  • CPUをCore 2 Duo P9500 (2.53GHz)に変更
  • メモリーを4GBに変更

type ZにはRAID0構成のSSDやBru-rayドライブ等、他にも追加・変更できる装備があるのだが、まともに変更してしまうととんでもなく高価になる(60万を超える!)ので、変更箇所はある程度絞り込んでみた。この構成で28万ちょっとだったのだが、うちに到着した当日に価格変更があり1万円安くなってしまい、少しげんなり。ただ、この価格変更分はSonyStyleのクーポンで還元されたので、このクーポンを使用して追加でプライバシーフィルタを購入。

到着後、一通りのセットアップとリカバリーディスクの作成を実行。マカフィーのPCセキュリティセンターがインストールされていたのでアンインストールし、手持ちのNorton Internet Securityをインストール。

この後、リカバリー領域とブート用領域(?)、システム用領域というように分割されていたパーティション構成のうち、システム用領域をさらに分割しデータ用領域を追加することにした。Acronis Disk Director Suiteで分割作業を行おうとしたのだが、構成が新しすぎてHDDを認識できないことが分かり、改めてKnoppixを起動し、GPartedで領域分割を行った。しかし、分割完了後にWindowsのブートができなくなってしまう状況が発生。さすがに焦ったけれど、手持ちのWindows Vistaのインストールディスクでスタートアップの修復作業を行い、何とか解決できた。

しばらくtype Zを使ってみた感想は、以下のような感じ。

  • デザイン良し。プレミアムカーボンの天板と、一枚板なキーボードパネルがかなりポイント高い。ただ、液晶部分が華奢に見えて少し心配。
  • SXGA+液晶よりWSXGA++液晶は少し情報量が減ったけれど、何とかなる範囲。発色もかなり良し。フルカラーでないのが残念だが、実使用上ではほとんど気にならない。ディザリングの影響か、斜め線がたまに見えることがあるが、これも店頭で見たときほどは気にならなかった。クリアソリッド液晶なのでノングレア液晶よりは映り込みがあるのは仕方ないか。
  • 軽い。Mariaの構成は約2.5Kgだったが、type Zの構成は約1.5kgで、さすがに差を感じる。持ち運びがかなり楽になった。
  • CPUやグラフィック周りは、サイズを考えるとかなりハイスペック。スタミナモードにおいても、Windows Vista上で Aeroを動かしてもほとんど苦にならない。
  • バッテリーの持ちがいい。さすがにUMPCやネットブックには敵わないとは思うけれど、スタミナモードで4時間ほどは大丈夫そう。
  • アイソレーションキーボードの使い心地が少し心配だったのだが、何も問題ないどころか、むしろ打ちやすく感じる方かも。さすがにメカニカルキーボードのようなタッチは望めないが、しっかりとした作りで、どのキーを押してもキーボードが撓むこともないのは非常に良し。
  • 冷却ファンはさすがにずっと回っているようだ。回転数可変なので普段は低回転だが、高負荷になるとさすがに音が目立ってくる。ただし、そんなにひどい騒音ではない。
  • パームレスト部にHDDを搭載しているのだが、パームレストが熱くなったりしない。どうやって放熱してるんだろうか。
  • 著作権保護対応のメモリースティック・SDHC対応SDカードリーダ・ライタ搭載はポイント高い。ただ、速度には期待してはいけないようだ。高速タイプのSDHCカードでもそんなに速度は出ない。良くてリード時に5~6MB/sというところ。

以下、D600とtypeZの比較画像など載せてみる。フットプリントは、液晶サイズの絡みもあってtype Zの方が小さいけれど、最厚部の厚みは大差なし。ただ、最薄部はさすがにtype Zの方が薄い。

D600+typeZ 天板 

D600+typeZ 側面

さすがに高い買い物だったけれど、かなり満足度は高い。Mariaほど長持ちさせられるかどうかは分からないけれど、相当の間は使っていけそうな気がする。

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