2003年6月の戯言。


2003/06/28

会社用DVD-Rドライブ購入・・・。

仕事で使っているPCにはCD-ROMドライブが装備されているのだが、やはりDVD-ROMを使いたい場面がしばしば発生していた。しかし、DVD-ROMドライブに換装してもらえそうにはなかったため、個人的にDVD-ROMドライブを購入してみることにし、神戸Sofmapにてよさげなブツがないか物色。
新品のATAPI内蔵DVD-ROMドライブなら4,000円程度からあったのだが、会社用だけではなく他の用途に使い回すことを考えると外付け型の方が有利ということで外付け型を購入することにした。少しでも安く上げたいため、中古でいいものがないかと探してみたところ、MelcoのUSB2.0接続DVD-R/RWドライブDVR-21U2の中古を発見。値段は15000円ほどだったが、内蔵されている東芝SD-R5002のスペック(DVD-R 2x / DVD-RW 1x / DVD-ROM 12x / CD-R 16x / CD-RW 4x / CD-ROM 40x)を考えると十分安いと感じたため、購入。ファームウェアを更新の上、会社のPCに装備。
台湾製DVD-R(等倍対応)でも2倍で記録できたことや、RAW系の記録性能がPIONEER DVR-A05-Jよりよいことを考えると、かなり良い買い物であったと思う。SD-R5002は一世代前のドライブではあるが、まだまだ1万円台後半で販売されているのだ。

ファイルサーバHDD追加・・・。

ファイルサーバAyakoのデータ収集用パーティションがそろそろ満杯に近くなってきたため、もう1台HDDを追加することにした。AyakoのOSはVineLinux 2.6r1であるが、まだBigDriveに対応できないため、必然的に137GB以下のHDDを選択することになる。
HDD追加にあたっては新規にHDDを購入することも考えたのだが、今回は経費節減(?)のため、メインマシンYuiのデータHDDのうち1台の内容を全てDVD-Rにバックアップし、浮いたHDDをAyakoへ追加することとした。台湾製のメディアを使うことにしたため時間は多めにかかるが、新規にHDDを購入するよりはこちらのほうがかなり安上がりなのだ。
DVD-Rの焼き時間はさすがにかかったものの、HDD追加関連の作業は無事に完了。しかし、AyakoのHDDは120GBが6台というかなり大所帯になってしまった。LinuxのBigDrive対応が早く実現することを期待するしかないか。

DELL Latitude D600到着・・・。

しばらく前から、夏ボーナスで、購入してから2年半経っている EDiCube Note NC610(以下NC610)の代わりとなるノートPCを購入する計画を立てていた。NC610は非常にコストパフォーマンスに優れたPCであったが、既に2年半も経ってしまうと、使えないことはないにしろ、あちこち限界が見え始めていた。特にグラフィックス周りのパフォーマンスの低さはかなり気になっていたのだ。
機種選定に当たって、僕のノートPC使用状況から、
という要求があった。機種選択当初は VAIO GRV系を購入することも考えたのだが、この系統は巨大なことと、いわゆる「デスクノート」で発熱の大きいデスクトップ用CPUを使っているため、冷却系の騒音が高い恐れがあり、選択肢から外した。(後で実際にVAIO GRV88の騒音を確認した限りではかなり静かであったが・・・)
発熱が低そうな CPUとして、Pentium-Mを採用したノートPCに絞った上、GigabitEtherを装備しているものにしたいということで、選択肢は IBMの ThinkPad系か DELLの Latitude系にさらに絞られた。しかし、ThinkPad系は質が良い代わりに高いということで、DELLのLatitude系に決定することにした。
Latitude系には複数のラインがあるが、サイズと値段のことを考えると D800系はパス、しかし D500系はグラフィックスがチップセット内蔵機能ということで、D600シリーズを購入することに決定。オンラインBTOで、
という感じでスペックを決定し、注文。税込み29万ほどであった。なお、DELLは注文から納品までに値段の変動があった際には差額を返金してくれるシステムがあるようだ。今回は注文したタイミングが良かったらしく、現在は注文時より値段が上がっているので、このシステムを利用しないこととした。
注文したのが6/4だったのだが、なかなか製造完了してくれなかったため、注文から2週間経った時点でDELLに状況を確認したところ、液晶の供給不足のため時間がかかるとのことであった。しかし、あまりに時間がかかっていると感じたため、早くしてくれとリクエスト。リクエスト翌日にあっさりと製造完了・発送準備中になったのはさすがに驚いたが、文句を言ったのが効いたのだろうか。で、結局、注文から3週間後の26日に到着。
急がせた分、品質が比較的悪い液晶を回されることを恐れていたのだが、これは杞憂であったようだ。今のところ、ドット抜け・常時点灯はなし。後で気付くかもしれないけれど。
騒音についても、普段はほとんど気にならないレベル。低負荷時には冷却ファンは停止しているものと思っていたが、常に冷却ファンは回転しているようだ。さすがに2年以上も経つと、冷却ファンの制御もかなり進化しているということか。なお、冷却ファン全速回転時でもNC610より静かな印象がある。冷却ファン自体の質も良いようだ。筐体はさすがにそれなりに熱くなるが、こればかりは仕方がない。ま、膝上で操作することはまずないので大丈夫である。
PCとしての性能は、CPU周りがNC610の2倍強、メモリ周りは、厳密な数値は忘れたがさらに差が開いているはず。グラフィックス周りは SiS630と RADEON9000なのでパフォーマンス差はかなりのものがある。D600は FFXIベンチで3000を超えるので、ゲーム用PCとしても十分な性能があるといえる。GigabitEtherのチップはスペックシート上では未公開であったが、実際には Broadcomの BCM570x系が採用されていた。メインマシンのチップが BCM5702で十分なパフォーマンスを発揮していることを考えると、ある意味、嬉しい誤算ではある。
全体的にD600の満足度は高いのだが、あの小さな HDDアクセスLEDだけは頂けない。HDDアクセスLEDの横にはかなり接近した位置にパワーLEDもあるので、視認性がかなり悪いのだ。パワースイッチ自体光るので、パワーLEDは無くても良いのではと思う。パネルを閉じた状態でパワーOn/Offを判別するために付いているとは思うのだが、レイアウトをもっと工夫して欲しいところである。キーボードも微妙なところかなぁ。悪くはないのだが決して良くもないと思う。
現在、一通りの環境構築とデータ移行を完了し、D600はNC610と交代し、新Mariaとなった。NC610は、HDDをDK23DA-40Fへと換装の後、リカバリを実行。実家にて誰かに使ってもらう予定である。

2003/06/08

休み無し・・・。

久々に土日出勤。本来はこのような状況になるはずではなかったのだが、他社との絡みもあり、出勤せざるを得ない状況になってしまったのだ。
さすがに少々しんどかったけれど、何とか決着は付きそうなので良しとするしかない。

Ayakoさん電源換装・・・。

いままでファイルサーバAyakoの電源としてSILENT KING 400Wを装備していたのだが、この電源は静かであるけれどパワーにはあまり余裕がなかったため、電源を換装することとした。AyakoはHDDを計5台装備している上にCPUがPentium4なので、電源には余裕を持たせたかったのだ。先日システムHDDの内容が一部クラッシュしたことがあり、環境再構築を行う羽目になったことも換装理由の一つ。電源のパワー不足が原因でメインマシンが不調になったことがあったので、より安全な状態に持っていきたかったのだ。
新たに搭載する電源として400Wクラス以上のものを対象にして情報収集をしてみたところ、良さそうなものとしてAntecのTrue480(480W)があったのだが、残念ながら通常の行動範囲内にあるPCショップでは発見できず、妥協点としてEnermaxの EG465P-VE II FCAを購入。これは先代の EG465P系からちょっとだけ進化していて、総出力が430Wから460Wへと向上し、ATX電源ケーブルがシールド付きになっている。実は、メインマシンで使用している EG465AX-VE FCA を購入した直後に出たシリーズだったりする。値段的にはEG465AX-VE(W) FCA の方がActivePFC付きな分高価だった。
購入後、早速Ayakoの電源換装作業を行ったのだが、SILENT KINGより排気性能が落ちてしまったようで、稼働中のヒートシンク温度がやや上昇。12cmファンの排気性能はやはり伊達ではないということか。このままでも大丈夫だとは考えたが、ヒートシンク(NCU-1000)の取り付け方向を90度回転させ、電源へ流入する風の流れではなくケース背面の排気ファンへの風の流れを利用するようにしてみた。これで、多少ヒートシンクの温度が下がったような。ホンの気持ち程度だけれど。
で、SILENT KINGの方はサブマシンRieへ再度移植。こちらはHDDとCPUの合計消費電力がAyakoより確実に低いので、大丈夫なはず。
ついでに、AyakoのNICをIntel PRO/1000MTから MelcoのLGY-PCI32-GTへと換装してみた。LGY-PCI32-GTの方が、スループットは高いようだ。以前はLGY-PCI32-GTをLinux環境で使用するためにMelcoのページからドライバを落としてきて組み込んでいたのだが、最近のカーネルだと Broadcom Tigon3のドライバでLGY-PCI32-GTが動く(AC9100として認識される)ので、カーネル再構築こそ必要だったものの、特に苦労はしなかった。しかし、発熱量はIntel PRO/1000MTの比ではない上に標準ではヒートシンクレス(!)なので、適当なヒートシンクを導熱両面テープにて貼り付け。このヒートシンクもかなり熱くなるが、ヒートシンク無し状態よりはかなりマシなはず。

FireStorm不調・・・。

上記したように休みが取れなかったため、FireStormを動かす間隔が開いてしまったのだが、いざ動かしてみるとエンジンの調子が変。どうも、片肺になっているような気配である。回転が安定せず、まともにアイドリングさえできない状態であったため、購入元のレッドバロンまでだましだまし乗っていって調査を依頼。結果、プラグがかぶっていたことがエンジン不調の原因だったようである。
プラグがかぶる原因は特に思いつかなかったが、エンジンを回す間隔が開いたことと、たまたま前回の給油でハイオクガソリンを入れたことが影響していたのかもしれない。ちと不思議ではあったが、修理費が1000円かからなかったのは助かったかも。

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