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サーバ、HDD+α換装(2008/10)

  • Posted by: おりおん
  • PC

うちのサーバAyakoについて、例によって衝動的にHDD周りを換装。今回の換装対象はシステムHDDと、HDDマウンタである。

HDDの換装は、少し前から考えていたAyakoのHDD台数削減作戦の一環として行った。HGST製のHDT721010SLA360が出たら購入し、500GBなHDDの2台分をまとめてやることでHDD台数削減しようと考えていたのだが、発表からかなり経過したにも関わらず中々市場に出てこなくて、入手できるまでには時間がかかりそうな気配であった。結局、少し前に市場に出てきたWesternDigital製のWD10EADSを購入し、これにシステムHDDであったHDP725050GLA360とデータHDDであったWD5000AAKSの内容をコピーすることにした。

HDDの内容のコピーはいつものようにAcronis Disk Director Suite 10(以下DDS10)で行うつもりだったのだが、どうも、Fedora 9になってからExt3フォーマットに関するデフォルトのパラメータが一部変わってしまったらしく、DDS10で正しく認識できなくなったためコピーを行えなかった。このため、Knoppix上でGPartedにてコピー作業を行うことになった。GPartedは市販のパーティション操作ソフトに準じた操作が行えるので便利なのだが、残念ながらDDS10での作業と比較すると圧倒的に時間がかかってしまうのが難点である。

HDP725050GLA360とWD5000AAKSの内容をWD10EADSにコピーし、念のためファイル比較を行って問題がないことを確認。HDP725050GLA360については、バックアップ用として使っていたWD5000AAKSと入れ替えて運用することにした。浮いた2台のWD5000AAKSについては、動作チェックの後、予備HDDとしてとりあえずキープ。

ちなみにWD10EADSは5400rpmなHDDではあるのだが、7200rpmなHDP725050GLA360よりシーケンシャル速度自体は高速。プラッタ密度の差があるのと、HDP725050GLA360が何やら速度のリミッタがかかっているような感じで、ある程度の速度で頭打ちになることが影響しているようだ。ランダムアクセスはHDP725050GLA360の方が高速だと思われるが未確認。WD10EADSを導入することに決めたのは、ある程度のパフォーマンスを持ちつつ消費電力を落とせることが理由なので、特に気にしないことにする。

このHDD換装からしばらくして、システムHDD等を装着しているHDDマウンタも換装。それまで使用していたHDDマウンタはLian Li製のケース専用のEX-34という5インチベイ3段にHDD4台を装着できるという製品の旧タイプで、フロントマスクを外せばAyakoのケースにも装着できたので使用していたのだが、HDD4台装着だとHDD間のクリアランスがかなり狭くなってしまい冷却面で不安があったので、思い切って同社製のEX-33という5インチベイ3段HDD3台格納なマウンタへと入れ替えた。

EX-33 (その1) 

EX-34の後期型からフロントマスクがケース汎用タイプとなり、EX-33も同じようにケース汎用なのでフロントマスクを外す必要はなくなった。なお、EX-33に装着されていたファンは低速タイプだったけれど少し騒音が気になったため、手持ちの800rpmなS-FLEXファンへと換装済み。

EX-33のHDD3台フル装備状態はこんな感じになる。

EX-33 HDD間のクリアランス

参考までに、EX-34のHDD4台フル装備状態はこんな感じ。EX-33の方がHDD間のクリアランスが広がっていることが確認できると思う。

EX-34 HDD間のクリアランス

ちなみに、EX-33はHDDのマウント方法が変更されていて、あらかじめゴムブッシュをHDDにネジ止めしてからEX-33に装着するようになっている。EX-34の場合は、EX-34側にゴムブッシュが装着されていて、このゴムブッシュを介してHDDをネジ止めして装着するようになっていた。振動防止性能については似たようなものだと思うが、HDD脱着の手間はEX-33の方が少しだけ簡単かもしれない。大差はないけれど。

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