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ポータブルSSD、故障、入れ替え。(2023/06)

  • Posted by: おりおん
  • PC

うちでデータ持ち運び用として使用しているポータブルSSD(USB接続外付けケース・中身はSUNEAST SE900)を使ってデータを運ぶため久々にデータを書き込んでみたところ、妙に書き込み速度が遅いことが気になった。書き込み自体は成功したので一旦様子見とすることにした。

当初はSE900に対する書き込み速度が遅い程度だったのでtrimを実行することで書き込み速度が改善すると思ったのだけれど、次第に状況は悪化していった。trim実行の際に時間がかかッた上に書き込み速度も改善されなかった。さらに状況が悪化していき、SE900への書き込み中にWindowsから見失われてしまう状況が発生するようになった。この時点でイベントビューアにはディスク関連のエラーが大量に記録されるようになっていた。書き込みだけではなく読み込みにも時間がかかるようになり、SE900が見失われてしまう状況も多発したので、USBケース経由での接続ではなく直接SATA接続でも確認しようとしたのだが、PCが起動に失敗する状況(POSTが完了しない)となり、いよいよ、SE900の故障と判断せざるを得なくなった。

状況は悪化する一方で、このままSE900を使い続ける事は不可能と判断し、代わりのポータブルSSDを購入することにした。容量はSE900と同じ2TBとすることにし、速度はあまり重視しない条件で価格帯を絞って調査。最終的に、I-O DATA製のSSPL-UT2K/Eに決定し、発注。まもなく届いたので軽く動作チェックしてみたところ問題なさそうであった。

SSPL-UT2K/Eについてベンチマークを取ってみたところ、カタログ上で提示されている転送速度(350MB/s以上)より高速なことが判明。この違いについては、単に製造ロットによるマージンなのかともしれないけれど、単なるUSB接続での速度とUASP接続での速度の違いなのではないかと予想している。計測環境ではUASP接続となっているので、その分、高速になったのであろう。SE900もUASP接続で同様の速度が出ていたので、ほぼ、上限速度なのではないかと思う。

I-O DATA SSPL-UT 2TB

SSPL-UT2K/Eのベンチマーク結果。
カタログ上では350MB/s以上となっていたが、実際の速度は450MB/sほど出るようだ。

SE900の内容をSSPL-UT2K/Eにクローンすることにしたのだけれど、SE900の動作が安定せずクローン途中で何度も失敗してしまう状況であったので、SE900からのクローンを断念せざるを得なかった。たまたま、SE900の前に使っていたWD Elements Portableの内容をまだ抹消していなかったので、一旦、WD Elements PortableからSSPL-UT2K/Eにクローンを行い、SE900側で更新していた内容を上書きコピーすることで対応。このコピー作業は何とか完了でき、実質的にSE900の内容全体をSSPL-UT2K/Eへクローンすることに成功。

故障したSE900については、取り扱い元である旭東エレクトロニクスのサポート窓口に状況を連絡したところ製品送付を依頼されたので一式を送付。数日後に交換品が返送されてきた。交換品は見たところ未開封新品のようであった。ただ、既に代わりのポータブルSSDとしてSSPL-UT2Kを使用していることと、今回の故障でSE900自体への信用度が下がったこともあり、このSE900については使用せず処分予定。

今回、外付けケース+SE900からSSPL-UT2K/Eに変えたことで大幅に小型化し軽量になったのは良し。ただ、SSPL-UT2K/Eはアクセス時にそこそこ発熱するようで、外装がやや暖かくなる。S.M.A.R.T.情報によると温度が50度を超えることもあった。激しいアクセスを行うことはまずないので、大丈夫だとは思う。

ちなみに、SSPL-UT2K/Eの購入価格は約15000円というところ。SSPL-UT2K/Eは今年6月に生産終了しているが、最後の価格改訂後の価格は36000円を超えていた。処分価格としてかなり安く入手できたらしい。元の値段がそこそこ高価なので、内部の造りもそれなりにしっかりしていると期待している。

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