Home > PC > サーバーPC、構成更新。(2022/07)

サーバーPC、構成更新。(2022/07)

  • Posted by: おりおん
  • PC

うちのサーバーPCであるKanaについては前回の構成更新から3年近く経過していて、予算の目途も立ったこともあり、そろそろ構成を更新したくなった。メインPCであるYuiサブPCであるAiと同じくAlderLake世代のCPUとマザーボードへと換装することにし、調査を開始。

Kanaにこれまで搭載していたCPUはCore i3-9100でパフォーマンス的には十分以上であったので、今回もCPUとしてはCore i3-12100を採用しようと考えたのだけれど、少し気になったのがオーバースペックではないかという点であった。Core i3-12100は4コア8スレッドなCPUであり、また、シングルスレッド性能自体もかなり向上しているため、パフォーマンス的にはCore i3-9100よりかなり上になる。そこまでのスペックは必要なさそうに思えたのである。しかし、Core i3-12100より下位のCPUとしてはPentium系のPentium Gold G7400となりパフォーマンス的には元のCore i3-9100より低いレンジになる。このような状況であるため採用するCPUについて迷っていたのだけれど、ちょうど、Core i3-12100の低消費電力版であるCore i3-12100Tが発売開始された。Core i3-12100Tは基本周波数がCore i3-12100より抑えられているものの、それ以外のスペックはCore i3-12100と同等である。Core i3-12100Tはバルク版のみの販売であったが販売価格自体はCore i3-12100とほぼ同じだったこともあり、このCore i3-12100Tを採用することにした。

メモリーについてはAiでの採用実績があるTeam製のTPRD416G3200HC22DC01-Aを採用。DDR5ではなくDDR4なメモリーを採用したのはAiと同様に消費電力を考慮したためである。マザーボードについては少々迷ったものの、Aiと同じくASUS TUF GAMING B660M-PLUS D4を採用。このマザーボードはSATAポート4ポート装備でKanaに搭載している6台のHDDを接続するにはポート数が足りないので、別途、玄人志向のSATA3-I2-PCIE2を確保しSATAポートを2個追加することで対応することにした。

各パーツは例によって通販にて購入し間もなく届いたので、週末に時間を取って換装作業を行うことにした。いつものように、各パーツをケースから取り外し→ケース・パーツの清掃→新パーツと流用パーツをケースに取り付け、という手順で実行。時間はかかったものの特に問題が発生することもなく作業は完了。

構成更新でCPUやマザーボードが大幅に変わる際にはこれまでなら各種設定のバックアップを行ってからOS(Fedora)の再インストールを行っていたのだけれど、今回はバックアップは行ったもののOSの再インストールは行わずそのまま起動させてみることにした。あらかじめ同等のCPUと同じマザーボードを採用しているAiでFedoraの起動テストを行い問題なく起動できることを確認できていたので、問題なく起動できると予想したためである。実際に試してみたところでは、予想通り問題なく起動できることを確認。

構成更新が一通り落ち着いてからKanaの消費電力を計測してみたところ、平均で約58Wちょっとという感じになった。構成更新前の消費電力については計測し忘れていたけれど、確か以前の計測で60W近辺だったような気がする。CPUが低消費電力タイプになったので消費電力が幾分下がるのではないかと予想していたけれど、さほど差が出ない結果となった。KanaのCPUはほとんどの間がアイドル状態なので、Kana全体の消費電力に対するCPUの消費電力の割合が低いことが影響しているのではないかと思う。

今回のKanaの構成更新で旧Aiと同じマザーボードであるASUS TUF Z390M-PRO GAMINGが余ったので、前回の構成更新で旧Aiのマザーボードを移植した結果として不安定な要素が残ってしまった作業用PCであるSaoriのマザーボードと置き換えてOCCTによるストレステストを行ってみることにした。これまではだいたい1分前後でフリーズしてしまっていたけれど、マザーボードを置き換えてからのストレステストでは特に問題なく1時間のテストが通ることを確認。マザーボード以外のパーツはそのままなので、やはりマザーボードに何らかの問題があった様子である。

今回Kanaで採用したASUS TUF GAMING B660M-PLUS D4にはオンボードで2.5GbEがあるので、旧Kanaの構成で2.5GbE実現のため搭載していたPlanex GPE-2500TをSaoriに移植。これでPC系は全て2.5GbE対応となった。

今回のKanaの構成更新については、サーバー機であることもありパーツが変わったこと以外にはさほど変化はない状況ではある。特に問題が発生しないようであれば、この構成でしばらく運用していこうと思う。

Comments:0

コメントする

Home > PC > サーバーPC、構成更新。(2022/07)

Search

Feeds

Return to page top