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サーバー、構成更新。(2019/08)

  • Posted by: おりおん
  • PC

うちのサーバーであるKanaについて、前の記事でも記載した通り、構成更新を検討していた。何とか、無事に、CPUであるCore i3-9100を入手できる目処が立ったので、本格的に構成更新を発動することにした。

今回の構成更新では、メモリー・NIC・HDDはそのまま使い回し、CPUとマザーボードを換装することにした。CPUについては前述の通りCore i3-9100にしたのだが、これは、第9世代Core系で(GPUが無効化されているCore i3-9100Fを除けば)最も安価でパフォーマンスも十分だと判断したためである。Kanaの運用状況から4コアまでは必要なさそうだったけれど、2コアになるPentium系まではスペックを落としたくなかった。マザーボードについては、第9世代Core系のCPUを使う関係でZ390チップセットを搭載しているMicroATXファクターのマザーボードから選択することにした。この条件を満たすASUS製のマザーボードは、ROG MAXIMUS XI GENE・PRIME Z390M-PLUS・TUF Z390M-PRO GAMINGの3種類になるのだが、ROG MAXIMUS XI GENEはKanaに搭載するにはオーバースペックだし、PRIME Z390M-PLUSはSerialATAが4ポートに制限されたり各種機能がTUF Z390M-PRO GAMINGより乏しいところがあるということで、消去法でTUF Z390-M PRO GAMINGに決定。

TUF Z390M-PRO GAMINGはCore i3-9100より先に届いたので、Core i3-9100が届くまで待ち、両方とも揃った次の週末に換装作業を行った。換装作業については、いつものように、

  1. ケースから各パーツを取り外し
  2. 各パーツの清掃
  3. 使い回すパーツと新しいパーツを組み込み

の手順で行った。パーツ清掃に関しては、ケースの全てのファン・ケース内・HDD・HDDケージ・CPUクーラーをそれぞれ清掃する作業になるので、換装作業の中では最も時間がかかる。清掃の後、各パーツをケースに組み込んでいったのだが、ここでまずい状況が判明。CPUクーラーとして使っていたSAMURAI ZZをTUF Z390M-PRO GAMINGに正しく装着できないことが分かったのである。SAMURAI ZZのヒートパイプが水平方向になるように装着した場合、TUF Z390M-PRO GAMINGのTUF Gaming アーマーか、メモリーモジュール側に干渉してしまうのだ。仕方なく、SAMURAI ZZの使用を諦め、一旦、純正CPUクーラーを装着してから、別途、CPUクーラーを確保して換装することにした。

各パーツの組み込みが終わり、Kanaの起動を確認できたので、セットアップ画面経由で最新のファームウェアに更新し、ファン制御等、各種設定を更新。CPUとマザーボードが変わっているので、KanaのOSであるFedora30を再インストールするつもりだったのだけれど、そのまま起動できるか試してみたところ、あっさりと問題なく起動したため、再インストールは行わないことにした。CPUとマザーボードが変わっているとはいえ、大きくアーキテクチャ的に変化があったわけでもないので、そのまま起動できたらしい。

この状態でしばらく運用してから、改めて、CPUクーラーを換装することにした。これまで使ってきたSAMURAI ZZはトップフローCPUクーラーであったが、今では特にトップフローにこだわる必要もなさそうなので、今回は、マザーボードとの干渉を抑えられそうな小型のサイドフローCPUクーラーから選択することにした。調査の結果、サイズの白虎 弐を選択。この白虎 弐はプッシュピンでマザーボードに固定するタイプだが、プッシュピン固定は信用していないので、別途、バックプレートBS-1156Aを確保し、ネジ止め固定に変更。ファンが付いたままではネジへのアクセスが厳しかったため、一旦、ファンを取り外し、ネジで固定した後、ファンを取り付け直した。

Kana-Inside-20190901

今回の換装作業中に、Define MIniの上段HDDケージは取り外せるだけではなく
装着方向を90度変更することができることに気がついた。
標準方向(ケース前後に対して垂直)より、90度回した方向(ケース前後に対して
平行)の方が前面ファンからのエアフローが確保しやすく、HDDケージ内のHDDの
温度も低下する。その代わり、HDDケージからHDDを取り外す際にはHDDケージ
自体を一旦取り外す必要あり。

換装作業が完了してから、念のため、ワットチェッカーを使用して消費電力の変化を調査してみた。前回、HDD換装の際に計測した時には平均39Wというところだったが、今回は、平均41Wあたりを計測した。微妙に消費電力が増えたのは、やはりCPUのコア数が増えた影響だろうか。消費電力は大幅に増えたわけではないので、とりあえず、このまま気にしないことにする。

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