うちのメインPCであるYuiについてCPUヒートスプレッダの反り対策としてワッシャーMODを実行していたのだけれど、より効果的な方法としてCPUの固定方法自体を変更するという対策が公開されていた。CPUを固定するパーツであるILMを別のパーツに交換することで反りを無くす、という方法である。どこまで効果があるか興味が出てきたので採用してみることにした。
ILMの代わりに装着するパーツはいくつかリリースされていたけれど、最終的にPCER24 CPU固定パーツ Anti BentCoolBooster(以下CPU固定パーツ)という製品を選択。5000円弱という価格はパーツの機能面からするとやや高価に思えたけれど、より安価な製品と違って国内生産品であり精度も高そうなので採用することにした。CPU固定パーツは発注してからすぐに到着し、次の週末に装着作業を行うことにした。
装着作業はCPU水冷ヘッドを取り外してILMを取り外しCPU固定パーツを装着するだけなので比較的簡単ではあったけれど、CPU固定パーツには向きがある(取り付けねじの穴の間隔が違う)ことと、元から着いているILMバックプレートへの固定にやや手間取ったため、予想していたよりはやや時間がかかった。
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CPU固定パーツ装着後。 すっきり。 |
水冷ヘッドも元通りに取り付けて、OCCTのLinpackを実行し高負荷時のCPU温度が以前とどれだけ変化するか確認してみた。
左側がCPU固定パーツ装着前、右側が装着後のCPUコア温度。 予想以上に効果があった。CPUのコアの最大温度が96度から90度にまで低下。 |
CPU固定パーツ装着の効果としては場合によっては10度程度のCPU温度低下があるとのことだったけれど、実際にはそこまで効果があるとは予想していなくて、2~3度あたり下がるかなという程度を予想していた。実際にはだいたい6度ほどの温度低下があり、予想以上に効果が出ていて驚いた。サーマルスロットリング発生温度よりだいぶ余裕が出てきて、値段分の効果は十分以上という感じである。
CPU固定パーツのデメリットとしては、CPU交換の際の手間が増えることがありそうだけれど、CPU交換はしばらく行う予定は無いし、気にしないことにする。
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