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メインPC、SSD換装・作業用PC、ドライブ換装。(2020/10)

  • Posted by: おりおん
  • PC

うちのメインPCであるYuiについては、システム用ドライブとしてNVMe規格のSSDであるSamsung 960EVOの500GB品を搭載していた。この960EVOを購入したのは3年以上前で、先代のYuiの構成更新の際に各種パーツと共に購入した製品である。現時点でも十分以上に高速で性能面には大きな不満はなかったのだけれど、そろそろ、次世代の製品へと換装したくなった。

しばらく前からM.2規格NVMe接続SSDの世代交代が始まりつつあり、これまで主流だったPCIe 3.0 x4接続に代わってPCIe 4.0 x4接続の製品がいくつか出始めていた。SSD換装を検討し始めた頃は、PCIe 4.0 x4接続で最大リード速度が5GB/sあたりの製品がいくつか入手可能になっていたが、少し前にSamsung 980PROが発表され、スペック上では最大リード速度が7GB/sと、既存の製品よりさらに高速になっていた。980PROは前世代と違ってTLCになったことで価格が下がったこともあり、今回は980PROシリーズを採用することにした。Yuiに搭載していた960EVOが500GB品であり使用率が50%ほどだったので、まだ容量を増やさなくても良いと判断し、今回も、500GB品を選択。発注したのはまだ980PROシリーズの発売前だったけれど、発売開始から、まもなく届いた。

今回は、換装前後でSSDの容量が同じこともあり、SSDの内容をコピーすることにした。Yuiに980PROと960EVOを同時に搭載し、Acronis TrueImageにて960EVO側から980PRO側へクローンを行い、960EVOを取り外せば、SSD換装が完了できると考えたのだ。実際にクローンまで行ってみたところ、問題なく980PRO側へドライブの内容のクローンを行うことができ、問題なくWindowsの起動が可能になった。ただ、クローン先でパーティション構成が一部異なってしまうことが気になった。無事に起動できるとはいえ、やはり気持ち悪いので、同じパーティション構成を再現したくなった。TrueImageでのクローンではなく、ベタコピーを行えば同じパーティション構成を実現できると考えたので、Fedora起動用のUSBメディアを作成してFedoraを起動し、Fedora上でddコマンドを使ってベタコピーを実行。念のため内容の比較も行い問題ないことを確認してから、980PROのみをYuiに搭載して正常起動を確認。

上記作業のために960EVOを装着していた上側のM.2ソケットに980PROを装着し、下側のM.2ソケットに960EVOを一時的に装着する作業を行ったのだが、上側M.2ソケットへのアクセスが思いのほか面倒であった。ビデオカードを取り外すだけでアクセスできると予想していたのだが、CPUクーラーであるNH-D15に邪魔されて、M.2ソケットの固定ネジを緩めることができなかった。仕方なく、NH-D15も一旦取り外した上で960EVOを取り外し、980PROを装着し、NH-D15を再装着。

ちなみに、960EVOには別途ヒートシンクを付けて発熱対策を行っていたのだが、980PROについては、マザーボード付属のヒートシンクをそのまま採用することにした。980PROの発熱は960EVOより少なめのようで、高負荷時でも温度はさほど上がらない。

今回の換装前に、980PROについてCrystalDiskMarkでのベンチマークも実行。換装終了後、内容を消去した後で960EVO側もベンチマークを実行してみた。

960EVO 980PRO
960EVO 980PRO

マザーボード側がPCIe 4.0ではなくPCIe 3.0なために980PROの最大リード速度は頭打ちになってしまっているが、一部を除き、全体的には速度は向上。ただ、960EVOも十分に高速なこともあって、実使用上ではさほど差を感じない。将来的にはPCIe 4.0対応のマザーボードを採用することになりそうだし、その際にはおそらく980PROを使い回すことになると思うので、本来の性能を発揮してもらうのは、しばらく先になりそう。

今回の換装で浮いた960EVOについては、うちのWindows機のうちでまだSSD非搭載であったSaoriに移植することにした。ついでに、データ用のHDDについても会社で使っていて容量不足のために引退させたSeagate ST4000DM004-2CV104へ換装することにした。Saoriについては大幅にドライブ構成が変わってしまうので、各種バックアップを行った上で、Windows10Proを960EVO側に一旦クリーンインストールし、その後で、Fedoraも追加でインストールすることにした。さすがに手間がかかったものの、問題なく作業は完了。SSDの高速性に慣れた身からすると、SSD非搭載なSaoriのレスポンスの遅さはかなり厳しいと感じていたのだけれど、システムドライブ等がSSD化されたので、かなり良好なレスポンスに代わった。今回のSSD換装の目的の一つがSaoriの高速化であったので、十分に目的を達成することができ、いい感じである。

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