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サーバーのHDD、故障、交換。(2020/09)

  • Posted by: おりおん
  • PC

うちのサーバーであるKanaについて、時々はLinuxのシステムログを確認しているのだが、先日、怪しいメッセージが出力されていることに気がついた。改めてシステムログを確認したところ、S.M.A.R.T.のエラーと思われるメッセージも主力されていたので、状況を確認することにした。

怪しいメッセージというのは、こんな感じのやつである。

kernel: ata3: link is slow to respond, please be patient (ready=0)

これだけを見たところでは、ata3(=/dev/sdc)に何か問題が発生したらしいことは分かったものの、どのような状況なのかはよく分からなかったのだけれど、他に、smartdからも、

smartd: Device: /dev/sdc [SAT], 24 Offline uncorrectable sectors
smartd: Device: /dev/sdc [SAT], 24 Currently unreadable (pending) sectors

このように出力されていたので、/dev/sdcとして接続しているSeagate ST8000DM004-2CX188に不良セクタが発生したらしいことが分かった。smartctlでS.M.A.R.T.情報を確認してみたところ、代替処理保留中セクタと回復不可能セクタが記録されていることが分かったので、ST8000DM004-2CX188をこのまま使用していくことを諦めて、新しいHDDへと換装することにした。

新しいHDDとしては、ST8000DM004-2CX188と同等のスペックを持つHDDの選択肢が残念ながら存在しないので、また、ST8000DM004-2CX188を選択。通販にて発注し、まもなく届いたので、念のためSeaToolsによるテストを実行して問題がないことを確認してから、問題が発生しているST8000DM004-2CX188と交換を行った。

問題が発生したST8000DM004-2CX188は、使用開始からは製品保証期間である2年間を経過していなかったので、RMAによる交換を依頼することにした。念のため、ST8000DM004-2CX188の内容抹消作業を行った後、RMAの手続きの案内に従って千葉まで発送。交換品が到着するまでの流れは以下のような感じであった。

9/12 発送
9/14 着(千葉)
9/17 発(中国・無錫)
9/18 通過(中国・上海)
9/18 通過(大阪)
9/23 着(不在)
9/25 受領

発送から代替品到着まで2週間弱というところなので、まあまあ早いほうだと思う。代替品の運送はUPSが担当していたけれど、UPSは平日日中のみ運送業務を行い、土日祝日は休みになる。その上、配達時に3回不在になると、荷送人に返送するという仕様になっている。普通の会社員では、まず、受け取りができない。UPSに連絡すると、ヤマト運輸に運送を移管してくれることが分かったので、ヤマト運輸への移管を依頼。移管後、配達日時を金曜夜間に指定して、無事に代替品を受領することができた。

代替品は例によって新品ではなく再生品であった。念のためSeaToolによるテストを行ったが問題なし。すでにKanaには新品を搭載しているので、代替品をどのように扱うかについては少々迷った。最終的に、会社のPCに接続しているバックアップ用のHDDの容量拡大のために使用することにした。ただ、このバックアップ用HDDはRAID1での運用なので、もう一台、ST8000DM004-2CX188が必要になった。仕方なく、もう一台、ST8000DM004-2CX188を購入して対応。

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