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Xperia 1 SO-03L、購入。(2019/06)

  • Posted by: おりおん
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これまでメインで使っていたスマホはXperia XZで、購入から2年半ほど経過していた。そろそろ次のスマホに機種変更しようと考えていて、Xperiaシリーズの新機種について情報収集していたのだが、最近のXperiaシリーズ(XZ2・XZ3)のデザインがあまり気に入らなかったので、機種変更は保留していた。最近になって、Xperiaシリーズのハイエンド最新機種のデザインがいい感じに思えたので、購入に向けて検討を開始。

Xperia XZ2/XZ3について気に入らなかった点は、重量面・丸っこい背面・指紋センサーの位置であった。Xperia XZ2/XZ3のいずれも、Xperia XZより分厚くて重い。背面デザインはフラットに近い方が好みなので、背面が丸っこいXperia XZ2/XZ3のデザインにはあまり惹かれなかった。また、Xperia XZは側面の電源ボタンが指紋センサーを兼ねているので、画面ロックを解除する際には電源ボタンを押すだけで指紋認証されてアンロックされるのだけれど、Xperia XZ2/XZ3だと背面に指紋センサーがあるので直感的にアンロック操作できそうにないと思っていたのだ。

しばらく前から、Xperiaシリーズのハイエンド機としてXperia XZ4とされる機種の画像のリークがあり、Xperia XZ/XZ1のデザインに近いことが分かってきた。また、指紋センサーの位置が側面に戻るらしいことが分かった。背面デザインもフラットに近い感じに見えたので、Xperia XZ4の情報について引き続き注視していくことにした。しばらくして、Xperia XZ4とされていた機種はXperia 1という名称で正式に発表された。これまでより縦長のデザインになって狭額縁になり、画面のアスペクト比が21:9になっていた。Xperia XZ/XZ1と同様に指紋センサーが側面に配置されていたが、Xperia 1では指紋センサーと別に電源ボタンが配置されていた。また、スペック面でも順当に最新世代のハードウェアを採用していたこともあり、正式に購入に向けて動くことにした。

これまで、スマホを含む携帯電話はドコモショップや量販店の店頭で購入していたのだけれど、今回はドコモオンラインショップでXperia 1を予約。色は黒を選択。nanoSIMの切り替えも必要とされたので、同時に申し込み。Xperia 1の予約の後で、ケースやポーチ・256GBなmicroSDXCカード・画面保護フィルムも発注。

Xperia 1を予約したのは予約開始日から数日たった後だったのだけれど、無事に、発売日前の6/12に発送された。宅配ボックス不可で発送されたので、実際に入手できたのは次の土曜である6/15になった。Xperia XZで使っていた128GBなmicroSDXCカードの内容を新しい256GBなmicroSDXCカードにコピーし、各種バックアップも行った上で、Xperia 1のセットアップを開始。データ類はバックアップからのリストアで移行でき、XZで使っていたアプリ類も簡単に移行できた。おサイフケータイについては、あらかじめXZ側で移行手続きをしておいて、Xperia 1の方で復旧手続きを行う必要があった。一部のアプリについては個別に設定を行う必要があったりしたが、思いのほか、移行作業は簡単に行えた。Xperia 1と共に新しいnanoSIMも届いたので、開通手続きも実行。

ケースについては、Spigenのラギッド・アーマーを選択。Xperia XZで使っていたケースに近いものだが、ラギッド・アーマーの方が本家っぽい感じである。

画面保護フィルムについては、レイ・アウトのノングレアガラスフィルムを選択したのだけれど、これは選択ミスであった。反射防止機能は十分であったものの、画面の表示域を全てカバーできず、画面端が保護できていない状況であった。ミヤビックスのOverlay Plusを購入してみたが、これも、画面端をカバーできない状況。情報収集の結果、Deff製のガラスフィルムだと画面端までカバーできるようであったので購入してみた。思い切って光沢タイプのガラスフィルムを購入してみたのだが、これまた、失敗。画面カバー範囲はほぼ合格点(画面端は合格・画面上下の額縁部分のカバー範囲狭め)だったけれど、画面反射が思いのほか気になってしまったのだ。仕方なく、同じくDeff製のノングレアガラスフィルムを購入。微妙に画面のざらつきが気になるけれど、反射防止性能は十分だし、画面カバー範囲もほぼ合格。これをそのまま使っていくことにした。

ポーチについて、これまではベルトループ付きの横型ポーチを色々と使ってきたのだけれど、Xperia 1はこれまでの機種よりだいぶ縦が長いため、格納できる横型ポーチが存在しない状況であった。もし格納できる横型ポーチが存在していたとしても縦の長さのために邪魔になりそうに思えたので、今回は、縦型ポーチの中から選択することにした。縦型ポーチについてもなかなかXperia 1を格納できる製品が見つからなかったのだけれど、何とか発見することができた。これまでのポーチより大型になり邪魔になりそうだったけれど、実際に使ってみると、何とかなった。

Xperia 1を運用開始してから、各種ベンチマークも実行してみた。

    Xperia XZ Xperia 1
Antutu TOTAL 116619 342622
  CPU 32359 107530
  GPU 52040 155870
  UX 27738 69170
  MEM 4482 10052
Geekbench Single-Core 1177 3496
  Multi-Core 2749 11077
PCMark Work 2.0 4608 8340
3DMark Sling Shot Extreme OpenGL ES 3.1 2028 3787
  Sling Shot Extreme Vulcan 2071 3704

Antutuでは、Xperia XZ比で約3倍、Geekbenchのシングルコアでも約3倍、マルチコアで約4倍。PCMarkや3DMarkではだいた1.5倍あたり。Xperia 1は、Xperia XZと比べるとベンチマーク的にかなりの性能向上がある。Xperia 1を使い始めた当初は、UIの操作感についてはあまりXperia XZとの差を感じなかったけれど、しばらくしてからXperia XZを触ってみると、幾分、Xperia XZの方がレスポンスが遅い感じがした。Xperia XZの画面はFullHD(1920x1080)で、Xperia 1の画面は4K弱(3840x1644)であることを考えれば、やはり、描画性能の違いが効いているようだ。

Xperia 1の購入に際して心配していた点として、画面が有機ELになったことがあった。自分の中での有機ELのイメージとしては、高コントラストで綺麗な発色が得られる反面、絶対的な輝度が液晶より低く、屋外では見難くなる、というものだったのだ。実際にXperia 1を屋外で使用してみた感じでは、液晶ほどの輝度は得られていないものの、十分に画面を視認できる程度の輝度が確保されていて、一安心。有機ELは液晶と違って画面の焼き付きが発生しうるのだが、これについては、時間が経たないと分からない。画面の発色については、Xperia XZより、やや青め、というところか。ノングレアタイプの画面保護フィルムを使っているため、両者とも、幾分は画質が犠牲になっている。ちなみに、Xperia 1は画面を斜め方向から見ると微妙に色が青っぽくなるけれど、これは仕方ないので気にしないことにする。

XperiaXZ-Xperia1

左がXperia XZで、右がXperia 1。
少し、Xperia 1の方が青い。

上の写真を見てもらえると分かるように、Xperia 1の画面はかなり縦長で、画面の情報量が増えた。縦長の画面を生かしてマルチウインドウ表示を行い同時にアプリを動かすこともできるのだが、まだ特に試していない。

Xperia 1のカメラは、標準・望遠・広角の3つのカメラが搭載されている。Xperia XZでは2300万画素・F2.0/焦点距離24mm(焦点距離は35mm換算・以下同じ)のシングルカメラ、Xperia 1では標準カメラがF1.6/26mm・望遠カメラがF2.4/52mm・広角カメラがF2.4/16mmで、画素数はいずれも1220万画素である。Xperia 1では画素数は減ってはいるものの、Xperia XZのカメラの画素数は多すぎる気がしていたので、特に気にならない。Xperia 1で、簡単に撮影テストを行ってみた。夕方の屋外なので、色は微妙に夕焼け色。画質的には、十分、合格点。RX100M6あたりと比較するのは可哀想だけれど、安価なコンデジとは十分に張り合えると思う。

Xperia1-Normal

標準カメラ。

Xperia1-Tele

望遠カメラ。

Xperia1-Wide

広角カメラ。
広角カメラは画質優先(歪みあり)か
歪み補正補正化を選べる。
これは歪み補正優先で撮影。

Xperia 1はXperia XZとはバイブレーション周りの仕様が変わった(ダイナミックバイブレーション対応)ようで、バイブレーションが静かになって弱くなった感じがある。Xperia XZだと、バイブレーションのみでも十分に目覚ましとして使える状況だったけれど、Xperia 1では、バイブレーションのみでは心許ない。マナーモードでの着信通知でも気付きにくいかもしれない。

Xperia 1はバッテリーの持ちが悪いとの評価もあったけれど、バッテリーの容量を考慮(Xperia XZは2900mAh・Xperia 1は3200mAh)すると、Xperia XZとあまり変わらないように思える。僕の使い方では、Xperia 1を一日使っていてもバッテリーの残容量はまだ80%台だったりする。Xperia XZだと残容量が70%台や60%台になっていたりした。

前述したように有機ELになった画面が気になっていたのだけれど、もう一つ気になっていたのが、画面ロック解除の際の指紋センサーの使い勝手であった。Xperia 1ではXperia XZと同じく指紋センサーが側面に配置されているけれど、Xperia XZと異なり、電源ボタンを兼ねていない。このため、画面ロック解除などの際には、一度電源ボタンを押してから指紋センサーに触れる、という手順が必要になっているのではないかと思っていた。実際には、電源ボタンを押さなくても、指紋センサーに触れるだけで画面ロックが解除できる。電源ボタンを押すとロック画面が表示され、その状態で指紋センサーに触れても画面ロックが解除される。Xperia XZでは電源ボタンが指紋センサーを兼ねているので、電源ボタンを押す際に指紋認証が行われて画面ロックが解除される、という挙動になる。Xperia XZとXperia 1の挙動は、実質的にあまり変わらない感じがする。

今のところ、Xperia 1に対する満足度はかなり高い。有機ELの画面については微妙に不安があるが、さすがに2年経過するころで画面表示に支障が出るようなことはないと思う。

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