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小松基地航空祭。(2019/09)

以前から航空祭には興味があって、関西圏から比較的近い場所にあり、出撃しやすそうな石川県の小松基地で開催される航空祭にはいずれは行ってみたいと思っていた。ここ数年は行ってみたいと思って調べてみたら宿が取れず断念、というのを繰り返していたのだが、今年については何とか小松基地からさほど離れていないところで宿が確保できそうだったので、思い切って出かけてみることにした。

今年開催される小松基地の航空祭について調査を開始したのは8月後半あたりで、開催時期は9月23日あたりかと思っていたのだが、実際には9月16日開催で、既に小松では宿を確保困難な状況であった。小松に近いところで宿が確保できないか調査したところ、金沢にはまだ十分にビジネスホテル等の宿の空きがあって、かつ、金沢から小松までは特急を利用すると15分程度で着くことが分かったので、今回は、金沢でビジネスホテルに宿泊し、当日に小松に移動し航空祭に出かけることにした。また、会社に了解を得た上で17日も休暇を取得し、15日出発→16日航空祭→17日帰宅、というパターンを採用することにした。ついでに、せっかく金沢にまで出かけるので、少し余裕をもって金沢に着けるようにし、少し金沢観光をしてから宿にチェックインすることにした。

今回の航空祭で使用する撮影機材については、以前に彦根でのブルーインパルス展示飛行の撮影に出かけた際の経験を元にして決めた。

メインカメラ α77Ⅱ
標準レンズ SAL1650
望遠レンズ SIGMA APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSM
ドットサイト OLYMPUS EE-1
サブカメラ RX100M6

望遠レンズとしては、SAL70300GとSIGMA APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSMのどちらにするか迷ったのだけれど、前回の撮影では500mm域で撮影した写真がそこそこあったため、今回もSIGMA APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSMを採用することにした。標準レンズは、金沢での撮影と、地上展示を撮影するために持っていった。展示飛行中はレンズ交換する余裕が無いと予想していたので、サブカメラとしてRX100M6も持っていき、広角域はRX100M6で賄うことにした。なお、α77Ⅱで高速連写を多用する可能性が高かったので、SDカードも、これまで使用していた64GB SDXCカードの代わりに256GB SDXCカードを確保。128GB SDXCでも足りるかもしれないと思っていたのだけれど、実際には、256GB SDXCカードを選択したことは正解だった。撮影後に確認してみたところ、連写の多用により総撮影枚数は7000枚を超えてしまっていて、256GB SDXCカードの空き容量がやや厳しい状況になっていたのだ。

撮影機材以外で用意したのは、帽子・折りたたみ椅子・日焼け止め・麦茶、といったところ。日差しがあるので帽子は必須と思われたし、エプロン区域でずっと立ちっぱなしだと疲れるので、たまに足を休めるために折りたたみ椅子が必要に思えたのだ。日焼け止めについては、前回の撮影で日焼けが厳しかったので、今回は日焼けを軽減したいと考え、採用。麦茶はカフェインレスで水分補給を行うために必要と考え、用意。

金沢に到着したのは13時前で、それから金沢駅構内のコインロッカーに荷物を預けてから出かけることにした。明朝はかなり早く出かけることになる事もあり、あまり時間は取れなかったので最小限の観光とすることにし、兼六園と金沢城公園に行くことにした。兼六園方面にはバスに乗車して出かけたのだが、その途中、ひがし茶屋街近くでごっそりと乗客が減ったので、あとから、ひがし茶屋街にも出かけることにした。

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金沢駅の鼓門。立派な造り。

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兼六園の名所の一つである徽軫灯籠。
兼六園は綺麗な庭園だけれどシーズンオフなので
比較的地味だった。人出は多かった。

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金沢城公園。綺麗な公園。
城門や櫓の類は再建されたもののようで綺麗すぎた。

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ひがし茶屋街。古い街並みがいい感じだった。
ただし、人多すぎ。
何かイベントがあったらしく、浴衣女子が多かった。

金沢観光を終えてからホテルにチェックインし、部屋に荷物を置いてからお土産購入のため金沢駅内のお土産コーナーに出撃。休日であったこともあり、非常に人が多かった。ホテルでの夕食を確保していなかったので、駅構内の店舗で夕食を取ってホテルに帰還。翌朝早くに出発することもあり、早めに就寝。

16日の朝は小松駅から小松基地までのシャトルバスが朝7時頃から運行されると予想していたので、シャトルバス列に並ぶことを考えて、小松駅に6時過ぎに到着できるように行動。実際にはシャトルバスは6時15分あたりから運行開始されていたので十分に始発に間に合う時間ではあったのだけれど、既に長いシャトルバス列が形成されていて、実際にシャトルバスに乗るまでには30分ほどかかった。小松駅から小松基地までは10分少し程度の時間で、7時前には小松基地には到着。しかし、ここから基地入場前の手荷物検査列が長く伸びていて、実際に小松基地の中に入ることができたのは7時30分あたりだった。航空祭の開始は8時との発表だったので、少しぶらついてから、撮影場所として予定していたエプロン区域に到着。8時前にはエプロン区域に到着できていたはずなのだが、既にオープニングフライトが開始されていて、撮影準備が間に合わず、F-15の2機編隊によるオープニングフライトの撮影をし損ねた。その後の4機編隊によるオープニングフライトには何とか間に合ったので、撮影を開始。航空祭開始からしばらくの間の天気については、ほぼ快晴で日差しは強かったものの風が涼しかったので、何とか、エプロン区域に留まっていることができた。

以下は、機動飛行等の写真。トリミング済み。

F-15-opening

F-15のオープニングフライト4機編隊。

F-15-maneuvering-01

F-15の機動飛行その1。

F-15-maneuvering-02

F-15の機動飛行その2。

F-15-maneuvering-03

F-15の機動飛行その3。
高機動によるヴェイパーがはっきりと出ている。

F-15-maneuvering-04

F-15の機動飛行その4。
翼端からヴェイパーが。

F-16-maneuvering-01

F-16の機動飛行その1。
ブレンデッドウイング前端からのヴェイパーが
綺麗に出ている。

F-16-maneuvering-02

F-16の機動飛行その2。
こちらもヴェイパーが綺麗に出ている。

F-16-maneuvering-03

F-16の機動飛行その3。

F-16-maneuvering-04

F-16の機動飛行その4。

UH-60J-rescue

UH-60Jによる救難展示。

F-15-formation-8

F-15の8機編隊飛行。
アグレッサー部隊の機体も込み。

F-15-Aggressor-01

F-15のアグレッサー部隊の機動飛行その1。
機体の塗装が派手。

F-15-Aggressor-02

F-15のアグレッサー部隊の機動飛行その2。

F-15-Aggressor-03

F-15のアグレッサー部隊の機動飛行その3。
激しい機動でヴェイパーはっきり。

F-15-Aggressor-04

F-15のアグレッサー部隊の機動飛行その4。
この黒系塗装、良い。

F-15-Aggressor-05

F-15のアグレッサー部隊の機動飛行その5。

F-4-maneuvering-01

F-4の展示飛行その1。
古めの機体だが、国内ではまだ現役。

F-4-maneuvering-02

F-4の展示飛行その2。

F-2-maneuvering-01

F-2の展示飛行その1。

F-2-maneuvering-02

F-2の展示飛行その2。

Before-BI

ブルーインパルスの展示飛行が行われる前には、そこそこ人が増えてきた。

ブルーインパルスの展示飛行の写真は多いので以下にまとめる。こちらもトリミング済み。この頃からやや雲が出てきたので、一部でスモークを綺麗に写せなかった。演目を把握できていなかったので上手く写真に収められなかった演目もいくつかあった。最後の演目がトルネードなのも把握できていなかったので写真としては中途半端になってしまった。

BI-01 BI-02 BI-03 BI-04
BI-05 BI-06 BI-07 BI-08
BI-09 BI-10 BI-11 BI-12
BI-13 BI-14    

他に、地上展示されていた機体もいくつか撮影。

C-130

C-130輸送機。

F-16-1

F-16。

F-16-2

F-16のコックピット横のマークは
もしかして撃墜マーク?
妙に数が多い。

BI-No6

ブルーインパルス6号機。

F-15-303SQ

F-15。

F-15-AGR

F-15。
これはアグレッサーの機体のようだ。

UH-60J

UH-60J。

F-4EJ

F-4EJ。

RF-4

RF-4。
F-4の偵察型。

F-2

F-2。

AH-1

AH-1。
機体が凄く細い。

ブルーインパルスの展示飛行が終わると観客が一斉に帰りはじめるので、シャトルバス列がものすごいことになると予想し、しばらく休憩して時間を潰してからシャトルバス列に並ぶことにした。時間を潰している間、展示されていた機体が一部を除いて帰投飛行を行っていたのだが、疲れていたので撮影を諦めた。帰投飛行でそこそこ機動飛行していた機体もあったようで、撮影しておけばよかったと後悔…。

展示飛行終了が14時頃で、1時間ほど休憩して15時頃からシャトルバス列に並んだのだけれど、この時点でもかなり長い列ができていて、実際にシャトルバスに乗れたのは16時頃になってからであった。小松駅に到着してから、普通電車で金沢駅まで行き、ホテルに帰着。当日に他に用事は無かったので、夕食と入浴を済ませてから就寝。翌朝17日については、午前中に金沢駅を出発し、昼過ぎに帰宅。

今回の航空祭については、初めて経験する航空祭ということもあり、撮影の設定については試行錯誤しつつ行った。飛行中の各機の撮影については、撮影当初はシャッター速度優先1/2000秒・ISOオート(最大ISO400)で撮影していたのだけれど、途中からAFが上手く合わなくなったので、しばらくは絞り優先(絞り開放)・ISOオートで撮影。ただ、シャッター速度があまり上がらなかったので、マニュアルモードに変更し、シャッター速度1/1250秒・絞り解放・ISOオート(最大ISO800)にて撮影。ブルーインパルス展示飛行の撮影の際には、同じマニュアルモードのまま、絞りをF8に変更して撮影。総撮影枚数は7000枚を超えていたのだが、そのうち、そこそこの質があって現像した写真はだいたい150枚弱というところ。ただし、現像した写真についても、ジャスピンな写真は皆無。これは設定の問題なのか、AF性能の問題なのか、あるいは自分の未熟のためなのかは断定できない。ただ、α77Ⅱは登場してから既に5年以上経過していて、最近のカメラと比較するとAF回りの性能は劣ると思われるので、性能の限界な気がする。今回の結果で、新しい世代のカメラに手を付けたくなった。

小松基地航空祭については、撮影結果はやや微妙なところがあったにしても、純粋に楽しかった。特に、F-15やF-16の機動飛行はものすごい迫力であり圧倒された。圧倒されすぎて、メインイベントのブルーインパルスの展示飛行がややあっさりと感じられてしまったほどである。毎年航空祭に参加するのは厳しいかもしれないけれど、また、撮影機材を見直して参加してみたい。

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