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Ninja1000、試乗(2019/03)

  • Posted by: おりおん
  • バイク

うちのFireStormは初度登録年月が1998年4月で、既に20年以上経過している。FireStorm自体の製造終了からも10年以上経過しているので、補修パーツの在庫に不安が出ている。まだまだFireStormが気に入っているとはいえ、そろそろ、次のバイクに乗り換えたいという気持ちもある。少し前まではVFR800Fが乗り換え候補だったのだが、FireStormより重量が増える上に排気量が少ないためパワーが落ちることが気になっていて、他の選択肢を試してみたくなった。

次に乗りたいバイクとしては、今のところ、フルカウル(もしくはハーフカウル)で1000ccクラス、できれば4気筒、ただしスーパースポーツで無いもの、という条件で考えている。カウル付きバイクにしている理由は、時々とはいえ高速道路を走行することがあるので防風性能を確保したいからである。1000ccクラスなのは、FireStormより排気量を落とすことでパワーを落としたくないからである。もっと上の排気量でパワーが大きいバイクもあるけれど、FireStormよりかなり大型になり重量も増えるため、対象に入れていない。4気筒にしたい理由は、V型2気筒なFireStormより振動が少ないことを期待するためで、スーパースポーツを除外する理由は、試乗会でスーパースポーツなCBR1000RRを試乗したときに普段使いには合わないことを痛感したためである。スーパースポーツは高価すぎるという理由もあるけれど。

上記条件を満たすバイクは、残念ながら現時点のホンダ製バイクのラインアップには存在しない。条件に近い存在としてはVFR800Fがあるのだが、最初に記載したとおり、FireStormより重量があり、かつ、エンジン出力も少し落ちる。ホンダ以外の国内メーカー製のバイクで選択肢に入りうるバイクは、現時点ではカワサキのNinja1000と、スズキのGSX-S1000Fあたりになる。性能でいえばGSX-S1000Fの方が上(少しエンジン出力が上で、少し軽量)だけれど、デザイン面ではNinja1000の方が好みである。で、まずはNinja1000を試乗してみたいと考え、情報収集を開始。最終的に、カワサキプラザ高槻にて2018年式Ninja1000の試乗が可能なことが分かったので、試乗を申し込むことにした。

カワサキプラザ高槻にはカーナビを頼りにして出かけたのだが、高速道路から降りてすぐに少し迷った上、カワサキプラザ高槻に気がつくのが遅れたりして、予定していた時間よりやや遅れて到着。到着後、誓約書等の必要書類を作成し、Ninja1000についての簡単な説明を受けてから試乗を開始。試乗コースはカワサキプラザ高槻近くの一般道を周回するコースとなっていたのだが、試乗中、何度か目印となる交差点や建物を見逃してしまい、かなり迷ってしまった。試乗の際には、初めて乗る慣れないバイクで土地鑑がないコースを走行するので、走行中に余裕がなく、どうしても迷いがちになってしまう。迷ったために予定されていた試乗時間をかなり超えてしまったが、何とか、カワサキプラザ高槻に戻ってくることができた。

Ninja1000を試乗しての感想は、以下のような感じになった。


  • FireStormと比較するとハンドル位置が高めで前傾姿勢も弱め。ハンドル幅はだいぶ広く感じた。(全幅:FireStormが710mm・Ninja1000は790mm)
  • シートはFireStormより少し高い印象。足つきにはやや不安があり、シートも角張っている感じもあったが、着座位置が合っていなかったためかもしれない。
  • サイドスタンドが出しにくかった。シート高が高めなことが影響しているかもしれない。
  • エンジンのトルク感は、低回転時は弱めで、少し回すとモリモリ出てくる感じ。VFR800Fと似たような傾向だが、さすがにNinja1000の方がトルク感は上。
  • ハンドルに伝わる振動は、エンジンを回すと、FireStormほどではないにしろ、そこそこあった。アイドル時の振動はかなり弱め。
  • ステップにはエンジンの振動があまり伝わらない感じ。FireStormは結構ステップにも振動が来る。
  • クラッチは軽い感じがした。アシスト&スリッパークラッチの効果か。
  • 取り回しはややFireStormより重めだが、走行中は気にならない。

Ninja1000

試乗したNinja1000。黒モデル。
各種スライダー類の装着やハンドル回り、アクセサリー電源など
純正状態とは異なるとのこと。


全体的にいうと、Ninja1000については、足つき性の問題があるものの、それ以外はかなりいい感じがした。足つき性については、純正のローダウンシートや、社外品のローダウンシートもあるようなので、幾分は改善できるかもしれない。

ただ、今のところは様子見の予定。Ninja1000にはそろそろモデルチェンジの噂が出ているので、もしNinja1000に手を出すとしても、新モデルの様子を見てからになりそう。

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