うちのサブPCであるAiに搭載しているHDDはWD30EFRX-68AX9N0で、使用開始から2年ほど経ってきたので、そろそろ換装したくなった。新たに導入するHDDとしては、他に実質的に選択肢が無くWD30EFRX-68EUZN0に決まり、購入することになった。
WD30EFRX-68EUZN0(以下、新HDD)が到着後、いつものようにWinDLGによるテストを行った後、元のWD30EFRX-68AX9N0(以下、旧HDD)の内容をコピーすることにした。最初に、Acronis True Image2016のクローン機能でコピーを行ってみたのだが、起動に必要なパーティション構成を旧HDDから新HDDへそのままの形でコピーすることができず、新HDDでの起動に支障があることが予想された。今回は、新旧HDDで容量が同じなので、Linux環境でddを使ってベタコピーすることにした。
コピー後、新HDDからの起動が可能なことを確認できたのでこのまま運用していこうと思ったのだけれど、そこで気になったのが、新HDDの動作音である。回転音は静かなのだけれど、シーク音がかなり響くのである。新HDDのシーク音自体が大きめで、かつ、旧HDDではサポートされていたAAM機能が新HDDではサポートされていないことでシーク音が目立つ上に、Aiのケースにシーク時の振動が伝わり、共鳴してしまっていた。で、シーク時の振動をケースに伝えにくくするために一工夫することにした。
振動対策については、最終的に、手元にあったゴムブッシュ付きのHDDベイを使って対処することにした。このHDDベイは、作業用PCであるKanaeで採用しているケースLIAN LI PC-C50Bの付属品である。Kanaeでは、CPUクーラー等のレイアウトの都合でHDDベイの一つを取り外して保管していたのだが、それを、そのままAiのHDDベイとして流用することにしたわけである。
さすがにこのHDDベイはそのままAiに取り付けることは無理だったので、試行錯誤した結果、AIの元のHDDベイのベース部分と組み合わせて取り付けることにした。
![]() | 元HDDベイのベース部分に、新HDDベイを汎用金具経由で取り付け。 |
![]() | HDDの端子側から見ると、こんな感じ。 HDDベイはベースにちゃんと固定されていないが、特に問題はない。 |
![]() | 実際にAiのケースに組み込んだ状態。 ケースファンからの風も普通に当たる。 |
上記対応を行った結果、ケース外に伝わる新HDDのシーク音はかなり低減させることができた。ケースへの共鳴もほぼ無し。しばらくは、この構成で運用していくことにする。
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