Home > PC > サーバ、HDD換装(2014/12)

サーバ、HDD換装(2014/12)

  • Posted by: おりおん
  • PC

うちのサーバであるKanaに搭載しているHDDについて、以前に使用時間が長いHDDの一部を換装したのだが、システムドライブとそれのバックアップドライブはまだ2年以上稼働している状態であった。パーティション容量を拡大したくなっていたことと、まもなくKanaのOSであるFedoraの新版(Fedora21)がリリースされる事が分かっていたので、Fedora21がリリースされた際にHDD換装も行ってしまうことにした。

システムドライブとバックアップドライブを同時に換装する必要はなさそうだったので、一旦、システムドライブのみ換装し、後ほど、バックアップドライブを換装することにした。システムドライブとして新たに導入するHDDについては、少し迷ったあげく、WD Red WD40EFRX-68WT0N0(以下WD40EFRX)に決定。迷った理由は仕様面ではなく、以前の換装で浮いたWD Red WD30EFRXの2台に不良セクタが発生してRMA送りになったことが気になったからである。WD40EFRXと同等の仕様を期待できる他社製HDDとしてはHGST製の0S03361があったけれど、そちらは5枚プラッタ採用でパフォーマンスと静粛性に劣ると考えたため、WD40EFRXに決定。

WD40EFRXはいつものように通販でリテール品を確保し、WinDLGでの拡張テストを実行してエラーが検出されないことを確認。Fedora21がリリースされた次の週末にHDD換装作業を行い、Fedora21のインストールを実行。インストールが落ち着いてから、追加でデータパーティションを切って、元のWD30EFRXのデータパーティションの内容を復帰させた。

バックアップ側のHDDの換装はもう少し後から行おうかと考えていたのだけれど、少し予算に余裕ができたため早めに換装を行うことにした。こちらについては、WD Green WD40EZRX-00SPEB0(以下、WD40EZRX)を採用することにし、通販で確保。こちらもWinDLGで拡張テストを実行してエラーが検出されないことを確認した上で、換装作業を開始。

WD40EZRXはバックアップ用なので、特にデータ移行は必要なく、システムドライブ側と同じパーティション構成にしておけば今まで通りのバックアップが動作し運用できると考えていたのだけれど、予想外の罠に引っかかってしまった。ブートできなくなったのである。ブート失敗時のメッセージ内容から想像するに、特定のパーティションが見つからないため起動失敗している様子であったのだが、fstabには正しい構成で記載しているので、原因がよく分からなかった。調査の結果、起動時に使用する初期RAMディスクイメージ内で参照されるパーティション情報が古いままで、旧バックアップHDD内に設定していたパーティション(SWAPパーティション?)を参照しようとするのだが見つけられず、その結果、ブートに失敗している気配であった。この問題については、新旧バックアップHDDを接続した状態で初期RAMディスクイメージを再作成することで解決できた。今まで、このような対処が必要になったことは無かったので、問題解決まで少々時間がかかってしまった。

今回の換装で増えた容量は約1TBであるが、増えた容量は全てデータパーティションの拡大のために使用した。これで、しばらくの間は容量面で不安になることはなさそうである。浮いたHDDであるWD30EFRXとWD30EZRXについては、とりあえず予備HDDとして確保。いずれは倉庫用HDDにする予定。

Comments:0

コメントする

Home > PC > サーバ、HDD換装(2014/12)

Search

Feeds

Return to page top