うちのFireStormにはCRUIZE HIDを装着していたのだが、以前に、HIDにしては暗いとの指摘を受けたことがあった。確かに、HIDにしてはそんなに明るくないなとは思っていたので、いずれはHID換装を行おうと考えていた。今年4月の定期点検の際に、そろそろ交換が必要だと思っていたフロントのブレーキパッドがまだ使えそうなことが分かって予算が浮いたので、思い切ってHIDを換装することにした。
換装するHIDとしては、LEDバルブで何度かお世話になっているしまりす堂のHIDコンバージョンキットを採用。ただ、しまりす堂ではバイク用のキットの取り扱いがないので、標準のキットと同等な各パーツの一灯分の組み合わせとして、H4 Hi/Lo 55W・4300Kバーナー、高速起動バラスト、リレーを発注。価格は、送料込みで7000円。各パーツは中国製なのでこの価格で済んでいるとは思う。ただ、しまりす堂扱いと言うことである程度は信頼できる。今回は、在庫があったようで、発注からさほど時間がかかることもなく到着。定期点検の際に、別途発注していたハンドルバーウェイトと共に持ち込んで装着を依頼。
しまりす堂のHIDキットで採用されているバーナーはスライドタイプで、これまで搭載していたCRUIZE HIDのバーナーより台座後方の出っ張り部分が大きい(約45mm)。FireStormのヘッドライトユニット後方にはメーターやカウルを支えるサブフレームがあるため、ヘッドライトとのクリアランスにあまり余裕がない。このため、HIDバーナーの出っ張りが干渉しないか心配だったのだけれど、何とか大丈夫のようだ。また、CRUIZE HIDの時と異なり、バラストは少し薄型(厚さ20mm)になった上にスターターが外付けでないので、バラスト等の装着スペースはCRUIZE HIDほどは必要ない。ついでに言うと、リレーのサイズも小さくなったので、シート下に余裕ができた。
![]() | バラスト取付け状態。ガンメタ色の箱がバラスト。 メーター下、左側に装着。 前は、ここにスタータが付いていた。 バラストが小さくなってスタータが無くなったので、 ここだけで済んでいる。 |
![]() | バーナー後方のクリアランス。 かなり心配していたのだが、意外に余裕あり。 |
![]() | シート下。 前はでっかいリレーボックスが付いていたが、 今回のリレーボックスは小さいのでバッテリー上に収まる。 |
夜になってから、HIDの配光状況を確認してみた。
全体的に言って、今回のHIDキットについての満足度はかなり高いのだが、気になる点が無いわけでもない。Loビーム時には少しグレアが出ているような気がするし、バーナー自体の色温度もやや低めに見える。グレアについては、突っ込みが入るようなら対処しなければならないかも。
後は、耐久性か。サンテカHIDでバーナー破裂を経験してしまったので、次のHIDとして、デュアルバーナー構成なので片方のバーナーが破損してももう片方のバーナーで何とかなりそうという理由もあってCRUIZE HIDを選択したということがあったので、シングルバーナー構成にはまだ少し不安があったりする。緊急用として、ノーマルバルブをシート下に置いておいた方が良いかもしれない。
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