前に行ったサーバMamikoのHDD入れ替えにより余ったWD20EARS-00MVWB0については、バックアップ用HDDとして使おうと考えて、これまでバックアップ用として使用していた1TBはHDDの2台分の内容をコピーする作業を開始した。しかし、一部のファイルがコピー失敗していて、その原因がCRCエラーとの表示が出ていたのでS.M.A.R.T.情報を確認してみたところ、不良セクタの発生が記録されている事を確認。WD Data Lifeguard DiagnosticsでのEXTENDED TESTでも失敗したので、このHDDの運用を諦め、RMA手続きによるHDD交換を行うことにした。

WD製のHDDについては、以前に何度かRMAを行ったことがあり、そのときにはシンガポールへEMSで発送を行った。少し前から発送先がマレーシアに変わって必要書類も変わったようなのだが、あまり深く考えず、以前と同じようにEMSでマレーシアに発送。しかし、今回は以前のようにスムーズには行かなかった…。具体的には、以下のような感じになった。

一番時間を食われたのが、マレーシアの通関検査である。通関検査待ちの理由としては「Consignment held by custom for inspection. High - value goods」との表示になっていたが、EMSのラベルには商品金額としてWDのRMA手続き指示で示された通りUS$150と記載していて、この金額は特に問題になる金額ではないらしい。EMSでの発送時に、窓口でインボイス添付の要・不要について確認して不要との返事だったので添付しなかったため、これが手続き上の問題になったのかと思ったのだけれど、そういうわけでもなかったようだ。理由はよく分からなかったけれど、同時期に受け付けられた日本からの荷物のそれなりの数が通関検査待ちでしばらく待たされていた気配。結局、2週間近く足止めを食らってから、WDの生産委託先であるFLEXTRONICSに到着。FLEXTRONICSからの発送は比較的スムーズに流れて、4日ほどで自宅に到着。EMSでの発送から最終的に受け取るまでの期間は、だいたい3週間半ほどだった。前よりは時間がかかったけれど、何とか許容範囲ではある。他に、もっと待たされた事例もあったようなので…。

ちなみに、返送されてきたHDDは発送したHDDと同じ型番のWD20EARS-00MVWB0であったが、再生品。再生品の状態は、少し傷があったりして新品HDDより良くはなかったけれど、そんなに悪くはない感じだった。念のためWD Data Lifeguard DiagnosticsでのEXTENDED TESTも行い、問題が検出されないことは確認。当初の目的であったバックアップについては、既に他のHDDをバックアップ用に回したので、とりあえず、この返送されてきたHDDは予備HDDとして確保しておく予定。