デジタル一眼を使い始めてから3年以上経つけれど、これまで、特に外部フラッシュの必要性は感じていなかった。少し前に、バウンス撮影という手法のことを知り、外部フラッシュの有効性を意識し始めてきた。で、外部フラッシュを導入してみることにした。
バウンス撮影は、外部フラッシュ等を使用し、室内の天井や壁などにフラッシュの光を当てて反射させ、間接的に撮影対象へフラッシュの光を当てて撮影する手法の事である。バウンス撮影を行うには外部フラッシュを使う方法がメジャーなようなので、αシリーズで使える外部フラッシュについて情報を集めてみた。この時点ではさほど光量にはこだわりが無かったため、とりあえずの製品としてコンパクトなHVL-F20AMを選択。購入後、α77とTAMRON 272E(90mm macro F2.8)を使って撮影テストを実行。
![]() | フラッシュ無し撮影。室内照明のみなので暗い。 |
![]() | α77内蔵フラッシュ使用。はっきりとした影が出る。 |
![]() | HVL-F20AMで直接フラッシュ光を当てて撮影。こちらも影がはっきりと出てしまう。 |
![]() | HVL-F20AMでバウンス撮影。フラッシュ撮影特有なはっきりとした影が出ず、全体的に柔らかく光が当たっている印象。 |
結果として、バウンス撮影の威力は感じる事ができたのだけれど、光量不足を感じてしまった。上の撮影テストは全て絞り開放(F2.8)で行ったのだが、バウンス撮影ではやや明るさが足りない感じがしていた。ISO感度を上げればいいのかもしれないが画質が落ちるのでなるべく行いたくない。少し迷ったのだけれど、今後もフラッシュは使いそうなので、思い切って、より光量がある外部フラッシュに買い換えることにした。
αシリーズで使える外部フラッシュとしてはいくつかあったのだけれど、最終的に、α77と同時期に発売開始されたHVL-F43AMを選択。HVL-F20AMはガイドナンバー20だが、HVL-F43AMはガイドナンバー43ということでそこそこの光量を期待できる。こちらも、購入後に撮影テストを行ってみた。
HVL-F43AMは、上記作例からも分かるように角度調整の自由度が大きく、また、光量があるだけではなく、カメラ側の設定に合わせた光量調整もそこそこの細かさで行えるので、いい感じで撮影できる。購入したことは正解のようだ。手を出して良かった。
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