僕がデジタル一眼を使うようになってからしばらく経つけれど、まだ、花火の撮影は未経験であった。で、何となく花火の撮影を行いたくなったのが、第41回みなとこうべ海上花火大会の開催の一週間少し前あたりであった。今回は、思い切って花火の撮影に出かけることにした。

花火大会の開催前に、あまり人で混まずに撮影できそうな場所としてポートアイランドのしおさい公園に出かけることにし、どこから撮影すれば良い感じになりそうか、ある程度の目当てを付けておいた。当日は、α550とSAL1680Z・SAL70300G・SAL1118F・ND8フィルタ・リモートコマンダー・三脚を用意して出撃。公園近くの道路は花火大会の開催中は交通規制がかかるので、市役所前から出発してしおさい公園近くに着くシャトルバスを利用した。しおさい公園に到着したのは開催時間の2時間以上前だったのだが、既に、撮影のベストポジションと思われる場所は三脚がずらりと並んでいて場所が取れなかった。そのため、邪魔なものが写り込みにくい、公園南寄りの場所を確保。ここで撮影することをアピールするため、すぐに三脚を設置。

花火大会開始まではしばらく時間があったので、カメラのセッティング確認などを行いつつ、夕焼けが綺麗だったので撮影したりもしていた。

花火大会開始に近づくにつれ、人も増えてきた。カメラの設置等の準備も完了。後は花火が打ち上がるのを待つだけとなった。

（この写真は明るめに調整してあります）

メイン会場からはそこそこ離れている場所なので、アナウンス等は何も聞こえず、目視で花火が打ち上がった事を確認してからカメラの向きとズームを調整しリモートコマンダーのボタンをしばらくの間押す、という撮影の繰り返しになった。小さめの花火が連発しているときは、比較的余裕があって何とかなったものの、その中に紛れて大きな花火が打ち上がったりしても対応できなかった。このため、大きな花火の撮影はほぼ全滅。比較的、マシな感じで撮影できた写真をいくつか載せてみる。

今回の撮影では、レンズは結局SAL1680Zのみ使用した。SAL1680Zだと微妙に望遠端が足りなかったけれど、SAL70300Gだと画角が確保できなかった。SAL1118は夜景撮影のために持って行ったのだが、花火撮影後には夜景撮影するだけの気力が残っていなかったので使用せず。

今回は、花火撮影の難易度を思い知った感じであった。ただ、初めての花火撮影ということを考えると、十分な成果は得られたのではないかとは思う。

花火の打ち上げが終わったあと、再びシャトルバスを利用するためにシャトルバス待ちの列に並んで待っていたのだが、待っている間に、交通事情の悪化のためにバス運行が中断する可能性があるとのアナウンスが…。三宮までは歩いた方が早く着くとのアナウンスがあったりもした。今回はカメラ関連の機材のためにそれなりに荷物が重く、とても歩いて三宮まで行く気が起きなかったので、そのままバス待ちの列に並んでいた。しかし、もう少しでバスに乗れるという感じのタイミングでバス運行中止のアナウンスが…。発車したバスが交通渋滞に巻き込まれて帰って来れないらしかった。交通渋滞の原因は、公園近くに用意されていた駐車場から一斉に車が動いたためじゃなかろうかと思う。こんな近くに一般車両が駐車できる駐車場を用意すれば交通渋滞を引き起こすことは容易に想像できるので、普通に考えれば駐車場は用意するべきではないと考えるのだが…。運営側のスタッフはいったいどのように考えていたのだろうか。結局、しばらく歩いてポートライナーの駅に行き、入場制限のための列にまた並ばされて、ぎゅうぎゅう詰めのポートライナーに乗って帰宅。疲れた。