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サブPC、安定化作戦その3。

  • Posted by: おりおん
  • PC

過去2回にわたり安定化作戦を実行したものの結果を残せなかったうちのサブPCであるAiについて、もう一度、あがいてみたくなった。何となく、オーバークロック等での安定性を謳った高級マザーボードなら大丈夫なのではないかと期待したわけである。で、思い切って実行してみた。

今回、選択したマザーボードは、Asustek製のMaximus IV GENE-Zである。ゲーマー向けなマザーボードで、Z68チップセット搭載、電源周りもデジタルVRM採用という感じでこれまで試したマザーボードより間違いなく高品質であろうという構成である。価格帯もほぼ倍だったりするが…。

Maximus IV GENE-Zを購入後、HDDのバックアップを取った上で換装作業を実行。いつもだったらこのままドライバ類の入れ替えだけで済ますところなのだが、今回は、敢えてWindows7を新規インストールして環境を再構築することを選択。これまで、システムが安定していない状態で何度もフリーズ等が発生しているので、そのままの環境で運用することに不安があったのだ。

換装作業と環境再構築は、時間はかかったものの、ほぼトラブルもなく完了。Maximus IV GENE-ZにはDVI端子がなく画面出力はHDMI端子のみなので、手持ちのHDMI-DVI接続ケーブルとUSBケーブル、ステレオミニプラグを使ってDVI対応なCPU切り替え器CS-1784に接続。この接続方法はうまくいくか少し心配だったのだけれど、特に問題なく接続・表示ができ、一安心。

正式な運用開始前に負荷テストを実行してみた。以前の構成だとOCCT・Prime95での負荷テストが数分程度でエラーになり、まともに継続できなかったのだが、今回の換装で、いずれも1時間以上の継続動作を確認。安定性は上がったようだ。しかし、CPU負荷が低下しクロックが下がった状態でもCPUのVCoreの値が高いままで下がらない事が気になった。調査の結果、EFI BIOS上でのEPUとVRMの初期設定があまり省電力向けでないことが分かり、設定を変更。具体的には、

GENE-Z-EPU-Settng

上図のようにExtreme Tweakerタブ以下のEPU SettngをMax Power Saving Modeに設定して、

GENE-Z-CPU-Voltage

上図のようにCPU VoltageもOffset Modeに設定し、

GENE-Z-VCore-Phase-Control

上図のように、Extreme Tweakerタブ以下のDigi+ VRM/POWER Controlサブメニュー内のVcore Phase Controlの設定をOptimizedに変更。これで、アイドル時のVCoreの値が0.9Vあたりまで下がるようになった。この状態で、アイドル時に最低で34W、運用時の平均が約41Wというところまで消費電力を抑えられている。マザーボード換装前より少し消費電力が上がってしまったが、安定性向上のほうが優先度が高いので、今回は気にしないことにする。

今回のマザーボード換装からは、この記事を書いている時点でまださほど日数が経っていない。換装前だと一日前後でハングアップ等の何らかの問題が発生していたのだが、換装後の運用開始の初回から都合によりリブートするまで、4日以上の安定動作を確認できた。このままどの程度の安定稼働ができるか、様子を見てみる予定。

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