今年もジブリ映画の新作として「借りぐらしのアリエッティ」が上映開始されていた。「借りぐらしのアリエッティ」は、いわゆる「ジブリ映画」っぽいタッチの絵だったこともあり、見てみることにした。

今回は特にネット等で情報を調べることはなかった。前日にいつものようにインターネット経由で座席予約を行い、ほぼベストと言っても良い中段のど真ん中の席を確保できた。翌日、近くのシネコンに出撃。自宅を出発するのが少し遅れたのと、シネコンまでの道路がやや混んでいたこともあって少々焦ったが、何とか上映開始15分前頃にシネコンに到着。チケットを交換し、パンフレットを購入、上映中の水分補給のためウーロン茶をゲットしてからシアターに入場。

例によって長いシネアドの後、「借りぐらしのアリエッティ」上映開始。雰囲気はいい感じ、絵も良く、丁寧さが感じられる。キャストも不自然さはない方だろう。

・・・ただ、「あれっ、もう終わり？」という感じで上映完了。上映時間を短く感じたということは、それだけのめり込めたとも言えるのかもしれないけれど、前調べなしに「長編アニメ」という認識で見てみたら実は中編だった、というのが正解かもしれない。上映時間は94分とのこと。内容は悪くないのだけれど、尺が短いので盛り上がる回数も少ないため、内容を比較的薄く感じるということで、満足度が低めになったということらしい。原作があるから無理なのかもしれないけれど、もう少し内容を詰め込んで話の展開を広げて欲しかった。全体的な雰囲気はかなり良かったし演出も気に入った方なので、実に惜しい。

ということで、満足度としては「中の上」あたり。損した感じはしていないけれど、やや残念。次回作はしっかりとした長編として作って欲しいなぁ。