うちのダウンローダであるAiについて、いきなり異音を発するようになった。ケースファンがそろそろ寿命なのかと考えて交換してみたのだが、相変わらず異音は発生。調査の結果、異音は電源(Enermax ECO80+ EES350AWT)のファンから発生していることが分かったので、急遽、電源を換装することになった。

換装する電源としては、Aiの消費電力はかなり低めなことから低出力(400W以下)で、また、24時間運用のため静音性重視、かつ、変換効率がいい製品という条件で情報収集。最終的に、80PLUS Bronze認定を取得しているAntec製ののEARTHWATTS GREENシリーズに決定。380Wタイプを選択したかったのだが、店頭在庫が無かったため430Wタイプ(EA-430D)にした。購入後、早速Aiの電源をEA-430Dに換装。

・・・換装後、誤算が発生。EA-430Dはかなり静音性も期待できると考えて購入したのだが、8cmファン1個で十分な排気性能を満たそうとするためか、ある程度のファンノイズが聞こえてくる。何とか我慢できるかなとも思ったのだけれど、やはり気になったので、結局、サーバAyakoにEA-430Dを装着し、今までサーバAyakoに装着していたEES350AWTをAiに装着することにした。EA-430Dの各種ケーブル長は少しEES350AWTより長めなので大きめのケース(Antec P183)を採用しているAyakoには都合が良かったのと、寝床からの物理的な距離がAyakoの方が遠いためファンノイズもあまり気にならないのではと考えたためである。実際、この選択は間違っていなかったようだ。

ファンが異音を発していたEES350AWTについては、まだ保証期間内であったので購入元の店舗に対応を依頼。一式を送付して欲しいとの連絡があり、送付したところ、交換対応として新品らしきEES350AWTが返送されてきた。改めてAiにこの新しい方のEES350AWTを装着して運用を開始したのだが、数日しか経っていない状態で、またもファンから異音を発するようになった。このため、再度、購入元の店舗に対応を依頼したところ、同じように一式送付の依頼があったので、再度、送付。また同じようにEES350AWTが返送されてきたので、再度、Aiに装着。このEES350AWTについては、今のところ異音を発することもなく順調に稼働中。

なお、最初にAiに装着していたEES350AWTと初回に返送されてきたEES350AWT(以下第一グループ)については近いロットのようで、Ayakoに装着していたEES350AWTと、二度目に返送されてきたEES350AWT(以下第二グループ)も近いロットのようである。各グループ内のシリアル番号はかなり近いが、第一グループ内のシリアル番号と第二グループのシリアル番号はそれなりに離れていて、また、保証シール(カバーを開けたら保証が無効になるよ、の記載があるシール)にも差があった。一時期のEES350WATのロットにはファンの品質に問題があったのだろうか・・・。

参考までに、Ai上での消費電力はEES350AWTとEA-430Dではほとんど差がなかった。CPUフルロード時の消費電力は、ワットチェッカー読みでEES350AWTが82WでEA-430Dの方が80Wと、ややEA-430Dの方が低めだったが、2W程度なのでさほど差は無し。EES350AWTは80PLUS Standardで、EA-430Dは80PLUS Bronze認定なのだが、負荷があまりかかっていない場合にはさほど差がなかったようだ。