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ダウンローダ、HDD換装(2010/01)

  • Posted by: おりおん
  • PC

うちでダウンローダとして運用しているAiについては、年末にHDDをST31000520ASに換装したところだったのだが、ふと再起動の必要がでたため再起動したときに、あまり聞きたくない派手なカッシャンカッシャンという音がHDDから発せられていることに気がついた。どうやらHDDにトラブルが発生してしまったらしい。ST31000520ASで不良が発生した箇所は幸運にもWindowsの起動に影響しない箇所で、また、かなり限定された箇所であったらしくファイルが破損するような被害もほとんどなかったのだが、さすがにこのまま運用するのには不安があったので、急遽、HDDを換装することにした。

換装前のHDDはSeagate製のST31000520ASであり、少し前のSeagate製HDD不良騒動からしばらく経ったのでもう大丈夫だと考えて採用したのだが、まだ駄目だったのか。おそらく僕が不運なだけだろうとは思ったのだけれど、やはり気持ち悪いので、今回は換装するHDDとしてはSeagate製のHDDは選択肢から外すことにした。ただ、僕的にはSeagate製HDDが選択肢にないと、メーカー保証の関係でWesternDigital製のHDDから選択することになってしまう。で、少し前に発売開始されたWD10EARSを選択。例によってWinDLGによる完全テストを実行し、問題ないことを確認できたので運用を開始することにした。

WD10EARSは、AFTという新形式のフォーマットが採用されたHDDである。キャッシュサイズが倍増(64MB)になった以外にも、プラッタの利用効率を上げるために物理セクタサイズがこれまでの512バイトから4096バイトになったらしい。この影響で、WindowsVistaより前の世代のOSでは書き込み性能が低下するとか、パーティション操作ソフト等でパーティションごとコピーした場合にも書き込み性能が低下してしまうらしい。WD10EARSを選択した時点ではVista上で使用するから大丈夫だと思っていたのだが、このパーティションごとコピーした場合にも書き込み性能が低下するとの情報を把握していなかったのは少し失敗だったかもしれない。実際に、Acronis Disk Director Suite 10でシステムパーティションをコピーしてからAiを起動して、HDDの速度を確認してみたところ、露骨に書き込み性能が低下していることが分かってしまった。WesternDigitalから提供されているWD Alignというユーティリティを使うことで書き込み性能を改善することができるようだったので試してみたが、妙に時間がかかりそうな気配だったので中断。今回は、思い切ってVistaを再インストールすることにし、データパーティションの内容はVista再インストール後にコピーすることにした。

Vista再インストール作業はさすがに手間がかかったけれど、何度もやっていることなので何とか完了。各アプリケーション類の再インストールも完了。データパーティションについてはパーティション再作成とフォーマットを行い、ST31000520ASのデータパーティションの内容をコピー。ファイル比較も行って問題ないことを確認できた。

ちなみに、交換前のST31000520ASについては、SMART情報でもエラーが記録されていたし、Seatoolsによる完全スキャンでもエラーになったので、RMAによる交換を依頼することにした。SeagateのWebでのRMA確認ページではちゃんとRMAが有効なことを確認できたのだが、何故か、RMA申請のボタンが表示されず、直接RMA申請することができなかった。このため、連絡先として表示されていたケミックという会社に連絡し、RMAを行うための手順を教えてもらった。現在、手続き中で、もうすぐHDDが戻ってくる予定。

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