Home > PC > メインマシン、HDD換装(2008/11)、三度目のRMA

メインマシン、HDD換装(2008/11)、三度目のRMA

  • Posted by: おりおん
  • PC

少し前にSofmapで旧型PS3を売却して新型PS3を購入した際、ポイントが余ったのでSofmapで何か購入しようと考えた。ここでふと思いついたのが、メインマシンYuiの旧世代で500GBなHDD2台を新世代な1TB HDD 1台にまとめるというネタであった。ちょうど、HGST製の1TB HDDであるHDT721010SLA360が普通に入手できるようになっていたこともあり、これを購入してみた。しかし、今回のHDD換装作業は残念ながらあっさりとは終わってくれなかったのである。

最初に発生したトラブルは、購入直後のHDT721010SLA360での不良セクタ発生である。最近では、HDD購入後は一旦メーカー純正のツールで全セクタスキャンを行い、エラーが検出されないことを確認してからデータコピー等のデータ移行作業を行うようにしている。最初のDrive Fitness Testでのスキャンでは何もエラーが検出されなかったためデータ移行作業を開始したのだが、データ移行作業完了後にSMART情報を確認してみたところ、不良セクタが発生し代替処理が実行されたという状況が報告されていた。代替処理が実行されたセクタは1個だけであったが、購入直後に発生するのは非常に気になる。このため、購入元のSofmapで初期不良扱いとして交換を依頼できないか相談してみたのだが、代替処理が完了し、代替数も許容範囲内とのことで製品としては異常なし、初期不良としては取り扱ってくれなかった。正直言って、この扱いは納得できなかったためさらに交渉してみたところ、商品在庫無しということで返品ということになった。実際は在庫があったようなので、おそらくクレーム相当の対応をされたのではと思う。

で、代わりのHDDとしてSeagate ST31000333ASを購入。これまでの経緯からHDDの製品不良発生時のSofmapの対応は当てにできないことが分かってきたので、トラブル発生時にはRMAに頼って自力で対処することにした。このため、RMA対象であることを期待できる、Seagate純正シールが貼られている製品を選択。購入後、例によって全セクタスキャンを実行し、エラーが検出されないことを確認した上でデータ移行を実行。

この状態でしばらくST31000333ASを使っていたのだが、再度、SMART情報を確認してみたところ、このHDDについても不良セクタが発生していたようで、代替処理を実行したことが記録されていた。やはり、このまま使っていくのは気持ち悪いので、RMAによる交換を依頼することにした。SeagateのRMAを利用するのは初めてだったのだが、Western DigitalのRMAと違って直接海外に返送する必要はなく国内へ返送すればよいので、幾分、敷居が低い感じである。参考までに、RMA申請からHDD受け取りまでは以下のような感じであった。

  • 2008/12/04 RMA申請
  • 2008/12/06 RMA返送先へ発送(千葉県)
  • 2008/12/08 RMA返送先に到着
  • 2008/12/09 シンガポールに到着?
  • 2008/12/10 シンガポールから発送
  • 2008/12/11 自宅に到着。ただし平日昼間なので受け取れず。
  • 2008/12/13 再配達。受け取り完了。

今回、シンガポールからの配送はUPSで行われたのだが、この会社はFedExと違ってあまり融通が利かないようだ。受け取りにはサインが必須とのことで、宅配ボックスはレシートが出て記録が残るタイプ以外は利用してくれない。このため、受け取りが土曜まで延びてしまった。まぁ、発送から受け取りまでちょうど1週間というところなので、許容範囲ではある。

なお、今回のSeagateからの梱包はこんな感じであった。さすがに厳重な梱包である。

ST31000333AS-RMA-1.jpg

ST31000333AS-RMA-2.jpg

ST31000333AS-RMA-3.jpg

SeagateのRMAで返送されてくるHDDは、主に修理品が用いられているらしい。今回も、緑の縁取り付きで「Certified Repaired HDD」との記載があるラベルが貼られた製品が返送されてきた。メーカーからの直送品であるとはいえ、新品ではないのは少し気にはなる。

例によってメーカー純正ツールSeatoolsで全セクタスキャンを実行してエラーが検出されないことを確認し、データ移行を開始。この記事を書いている時点ではまだデータ移行の途中である。データ移行完了後も、しばらくは様子を見てみようと思う。

ちなみに、ST31000333ASは交換前と交換後で少しパフォーマンスが違っていた。計測環境が変わっているので当てにできない部分もあるが、HD Tuneによる計測結果は、

 

交換前 交換後
Transfer Rate Minimum 55.1 MB/sec 51.0 MB/sec
Transfer Rate Maximum 117.8 MB/sec 124.2 MB/sec
Transfer Rate Average 91.9 MB/sec 97.9 MB/sec
Access Time 20.6 ms 15.9 ms
Burst Rate 163.6 MB/sec 164.6 MB/sec
CPU Usage 2.2% 4.1%


という感じで、少し転送速度が上がり、アクセスタイムも早くなっていた。ST31000333ASはアクセスタイムが異なる製品が混在しているようなので、今回、返送されてきた製品は比較的速いタイプなのかもしれない。

 

Comments:0

コメントする

Home > PC > メインマシン、HDD換装(2008/11)、三度目のRMA

Search

Feeds

Return to page top