うちのFireStormのヘッドライトユニットについては、HID取付時の空焼き不足によると思われるリフレクタの曇りや、HIDバーナー破裂時に飛散したガラス片が残っていたりしていた。また、前回のHID換装の際に斜めシェード付きバーナーのグレア対策(耐熱パテでシェード隙間を埋める)に失敗したために飛散してしまったパテの粉末など、汚れが発生してしまっていた。このあたりの問題を現状のヘッドライトユニットのままで解決するのは難しそうだったので、思い切ってヘッドライトユニットごと交換して根本的に解決することにした。
交換するヘッドライトユニットについては、新品で購入すると高く付きそうだったので、オークションで調達することにした。たまたま、状態が良いヘッドライトユニットの出品があったので入札し、無事、落札できた。ヘッドライト到着後、ヘッドライトユニットの交換作業を実行することにした。
ヘッドライトユニット交換を実際に行う前にヘッドライトユニット交換のために必要な作業を調べるためアッパーカウル一式を一旦取り外してみたのだが、うちのFireStormのヘッドライトユニットは本来なら4カ所で固定されているはずのヘッドライトユニットが3カ所での固定になっていた。購入当初からそうなっていたのか、あるいは後から何らかの作業の際に1カ所の固定が抜けたのかは分からないけれど、ついでなので、固定されていない箇所も固定することにし、必要な部品を調査。ネジ一式が付いていなかったので、固定に必要となるM5ネジとワッシャを調達。パーツリストによるとM5x18ネジとワッシャが使用されているようなのだが、M5x18ネジは調達しにくそうだったのでM5x20ネジで代用し、ワッシャを追加することで2mm分の長さの差を吸収することにした。ちなみに、ワッシャはM5x16mmサイズが適合する。
ネジの調達後、ヘッドライトユニットの換装を実行。ヘッドライトユニットはネジ止めなので換装自体は簡単。それ以外の作業(アッパーカウル脱着・各種ハーネス脱着)の方が時間がかかった。作業時間はだいたい1時間というところか。
ヘッドライトユニット換装が完了したので、夜になってから光軸調整のために出撃したところ、ロービーム時、乗車状態で向かって右側少し上向きに強めのグレアっぽい光が出ていることに気がついた。うちのFireStormのHIDはグレア対策を行っているので、完璧ではないにしろ、明らかにあさってな方向には強い光は出ないようにしてある。改めてヘッドライトユニットを確認してみたところ、この換装したヘッドライトユニットは海外仕様の右側通行な地域向けの配光になっているのではないかと思えるようになった。FireStormのヘッドライトユニットのリフレクタ部分には段差があって、この段差がヘッドライトユニット正面から見て右側の方が下寄りになっている。この段差により、右側通行時に右側の方をより遠くまで照らすようになっているのではないかと予想したのである。ただ、交換前のヘッドライトユニットのリフレクタも同様であったが、うちのFireStormは車台番号からヨーロッパ向け仕様だと思われるので、右側通行向けの仕様になっているのは十分あり得る。
このヘッドライトユニットのままで何とかならないかと考えたのだが、やはり厳しそうに思えたので、少々迷ったあげく、改めて国内仕様と思われるヘッドライトユニットを落札。
![]() | ヘッドライトユニット正面。 |
![]() | リフレクタの段差部分にラインを引いてみた。 |
![]() | ヘッドライトユニット背面。 |
このヘッドライトユニットへ交換したところ、右前方への強いグレアは出なくなった。やはり、リフレクタの仕様が影響していたらしい。改めて光軸調整を行った後、運用を開始。しばらくは、このままで様子を見てみる予定。
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