うちのメインPCであるYuiのビデオカードは、3年半ほど前にGeForceGTX580搭載なLeadtek WinFast GTX580に換装してから今までそのまま運用していた。GTX580は換装当時のハイエンドチップであるとはいえ、最近の製品と比較するとさすがに世代遅れで性能面でも負けている。で、そろそろ新世代のビデオカードへと換装したくなってきた頃にNVIDIAの新世代のハイエンドチップであるGeForce GTX980/970搭載製品の情報が出てきたので、思い切って手を出してみることにした。
当初は、GTX980搭載ビデオカードに手を出そうかと考えていたのだけれど、販売予想価格が8万円前後になりそうで手を出しにくくなったため、販売予想価格が5万円弱になりそうなGTX970搭載の製品に手を出すことにした。どの製品に手を出そうか迷ったけれど、オーバークロック版でファン径も大きめなMSI製のGTX970 GAMING 4Gを選択。何とか在庫を確保でき、発注。
換装前後での性能比較のため、換装前の状態で各種ベンチを実行してスコアを確認してから、ビデオカード換装後にも同じベンチを実行することにした。この時点では、何故か3DMarkの実行が行えない(3DMark workloadのウインドウが枠のみ表示されてベンチが動かない)状態であったので、3DMarkの実行は諦めて3DMark Vantage(以下Vantage)と、「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」(以下FFXIVベンチ)を実行。換装後にも同じように両ベンチマークを実行してみた。
GTX580 | GTX970 | |
Vantage | P26622 Graphics Score 26519 CPU Score 26935 | P38303 Graphics Score 43733 CPU Score 27908 |
FFXIVベンチ | SCORE:9308 平均フレームレート:81.389 | SCORE:14880 平均フレームレート:136.435 |
3DMark (SKY DIVER) | 16000前後? Graphics Score 17000? Physics Score 11000? Combined Score 18000? | 25331 Graphics Score 36513 Physics Score 10427 Combined Score 21978 |
GTX580の3DMarkの結果については、前述したように自分の環境で実行できなかったので3DMarkの結果一覧における同等スペックでの結果を記載してある。GTX970側については3DMarkの動作不良の原因を解消(後述)した後の結果を記載してある。性能向上は、だいたいで言うと、1.6倍あたり。ビデオカード以外の環境は一切変わっていないので、十分かなとは思う。
3DMarkの動作不良については、原因がなかなか掴めなかった。メインPCなYuiで動作しないだけではなく、サブPCなAiでも正常動作しなかった。ところが、作業用PCなKanaeやノートPCなAyanaでは正常動作する。環境に依存しているようなので、各PC間での差異について調査。インストール済みのソフトの違いによる影響を疑い、Yuiにインストールしているソフトについていくつかアンインストールして試してみたところ、ATOK2014をアンインストールすると3DMarkが正常動作することを突き止めた。3DMarkが正常動作しないAiについてもATOK2013をインストールしてあるので、こちらで正常動作しない原因もATOKのようだ。さらに突き詰めて調べてみたところ、ATOKの設定でカーソル位置に入力モードを表示するようにしていると3DMarkが正常動作しないことが判明。これはATOK側の問題なのか3DMark側の問題なのかは分からないけれど、とりあえず、3DMark系を動かすときには入力モード表示を切ることで対応することにする。
GTX970 GAMING 4Gについてはセミファンレス仕様になっていて、GPU温度が60度を超えるまではファンレス動作になる。60度を超えてファンが回り出してもファンノイズは低めで良い感じである。ただし、GPU負荷がかかってくるとコイル鳴きが発生する。ケースを開けていると気になるレベルだけれど、普段はケースを閉じているし、普通のPC使用状態ではさほど気にならないので、我慢。
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