うちのデジタル一眼は2011年10月に購入したα77で、購入後から2年以上経つ。今年前半あたりから少しずつα77後継機であるα77Ⅱの情報が出てきた。α77Ⅱは大幅なモデルチェンジというよりブラッシュアップという感じであり、やがてスペック情報も具体的になってきて、発売日も明らかになった。α77Ⅱではα77にあったいくつかの不満点が改善されている気配だったので、思い切って購入することにした。
α77Ⅱについては、キットレンズであるSAL1650の評価が良い感じであったこともあり、レンズキットをソニーストアで予約。α77の時のような大騒ぎにはならず、あっさりと予約完了できて、やや拍子抜け。別店舗でモニター保護シートPCK-LM14とシューアダプタADP-MAAも予約したのだが、ADP-MAAは通販では在庫が壊滅していて入荷見込みが立たない状況だった。勤務先近くの店舗を回ったところ、運良く店頭在庫を確保できた。
α77Ⅱは発売日に無事に届いた。早速、モニター保護シート貼り付け・バッテリー充電を行い、ポートアイランドとメリケンパークでテスト撮影を行ってみた。各画像はRAWファイルをCaptureOne7で現像したもので、画像のリンク先は原寸(6000×4000)である。
画像 | 焦点距離(mm) | 絞り(F) | 感度(ISO) |
16 | 2.8 | 100 | |
16 | 4.0 | 100 | |
16 | 8.0 | 100 | |
50 | 2.8 | 100 | |
50 | 4.0 | 100 | |
50 | 8.0 | 100 | |
16 | 2.8 | 100 | |
16 | 4.0 | 100 | |
16 | 8.0 | 100 | |
16 | 2.8 | 100 | |
16 | 4.0 | 100 | |
16 | 8.0 | 100 | |
16 | 2.8 | 100 | |
16 | 2.8 | 200 | |
16 | 2.8 | 400 | |
16 | 2.8 | 800 | |
16 | 2.8 | 1600 | |
16 | 2.8 | 3200 | |
16 | 2.8 | 6400 |
α77の時に標準ズームとして使用していたSAL1680Zは絞り開放だとやや甘く写る傾向があったので、普段はF8で撮影することが多かったのだけれど、SAL1650だと絞り開放でもそんなに甘くなる感じはしない。望遠端でもF2.8が使えるので、暗めのシーンで重宝しそうである。SSM搭載なので静かでAFが速いのも良し。ただ、F2.8通しを実現するためレンズが大きめで、SAL1650はSAL1680Zより150gほど重い。これはさすがに仕方ないか。
α77とα77Ⅱでは、少しだけα77Ⅱの方が高感度時の画質が良くなった感じがする。ただ、ISO1600まで感度を上げると画質の荒れが気になってくる。僕的には、ISO1600が上限かな、という感じである。ちなみに、α77だと僕的な上限はISO800あたりだった。
α77Ⅱではバッファが増えて最大連続撮影枚数が増えた。α77の弱点の一つとして、連写速度が速いものの、バッファサイズが少ないために最大連続撮影枚数が少なく高速連写を使うタイミングがやや難しいというのがあったのだけれど、これがα77Ⅱだとかなり改善されている。まだ本格的に連写を使ったことが無いけれど、α77で気になっていた点ではあったので、改善されたのは喜ばしいことである。
α77Ⅱでは、α77にあったGPS機能が削られ、代わりにWiFi機能が搭載された。α77のGPS機能はたまにしか使っていなかったので、大きな影響は無し。追加されたWiFi機能については、まだ未評価。
α99からシュー形状がオートロックアクセサリーシューからマルチインターフェースシューに変更されたが、α77はまだオートロックアクセサリーシューの世代なので外部フラッシュもオートロックアクセサリーシュー対応のHVL-F43AMを購入して使っていた。α77ⅡでこのHVL-F43AMを使うためにはシューアダプタADP-MAAを使う必要がある。前に記載した通り、このADP-MAAは通販在庫が壊滅していたのだが、何とか店頭在庫を確保できてよかった。動作についても問題ないけれど、いずれは、マルチインターフェースシュー対応の外部フラッシュを購入する予定である。
ちなみに、この記事を書いている時点ではまだCaptureOne7はα77ⅡのRAWに非対応である。上の画像は、RAWファイルの内容の一部書き換え(RAWファイル先頭から0x10cバイトにある”ILCA-77M2”を”SLT-A77”に書き換え)を行ってCaptureOne7に認識させて現像したものである。
α77Ⅱは発売タイミングがイマイチ(梅雨直前…)だったので、まだ本格的な撮影に持ち出していない。ただ、各種改良点はかなり評価できるので、出かけやすいシーズンが来ればもっと撮影してみる予定。
Comments:0