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メインPC、ケース換装(2011/12)

  • Posted by: おりおん
  • PC

少し前に、Antec製のケース新製品、P280が発売された。P280はプロトタイプが発表された時から注目していたケースで、そろそろ購入から時間が経っていたメインPCであるYuiのケースYCC-61F1を置き換える際の候補の一つとして検討していた。他にも換装候補のケースがあったのだけれど、仕様面で満足できそうなケースはP280のみであったので、結局、購入。

P280が到着後、Yuiに装着していた各種パーツ類をYCC-61F1から取り外し、P280に移植する作業を実行。裏配線絡みでやや手間取ったものの、何とか作業完了。

P280-Inside

YCC-61F1も比較的容積が大きい方のケースではあるが、P280はより容積が大きく、内部空間にはかなり余裕がある。裏配線ができるためにケース内がすっきりとまとまるのは良し。ただし、裏配線部分は結構ごちゃごちゃになってしまった。EPS12V配線だけは裏配線しようとするとケーブルが届かなかったので断念。これは、後ほどEPS12V延長ケーブル追加で対応予定。

電源の配置については、電源部分のケース下面に吸気口とフィルタがあり、ケース下面から吸気するレイアウトが標準になるのだが、PCの置き場所がカーペットの上なのでケース下面のクリアランスがあまり取れないのと、Yuiに搭載している電源がセミファンレスで普段はほとんどファンが回転しないSS-650KMということもあり、敢えて上下逆、つまり、電源のファン開口部を上にして配置。P280内部は負圧になっているので、ファンが止まっていても外部からのエアフローが発生する。通常とは逆ではあるが、特に問題はなさそうな気配。

P280のシャドウベイは、HDDを横向きに配置するタイプで、HDDの端子部分がケース前面向かって右側になる。このため、HDDを着脱する際にはケースのサイドパネルを両方とも外す必要がある。この点に初めて気づいたときには面倒な仕様だと思ったのだけれど、HDDの着脱はそんなに頻繁に行うものでもないので何とかなりそう。

ちなみに、SS-650KMのSATA電源ケーブルは固めで、かつ、電源コネクタの間隔もやや広い。このため、P280のシャドウベイに間隔を開けずにHDDを装着しようとすると曲がったケーブルが右サイドにはみ出す。この状態で右側サイドパネルを閉じようとするとサイドパネルにケーブルが押されてHDD側にも力がかかるため、HDD側のコネクタ壊れやすくなりそうで心配になった。この問題については、AINEXから発売されていたD3-1504SAL(電源3分岐ケーブル・大4P→SATA 下L型コネクタ)を使用することで解決。このD3-1504SALのSATA電源コネクタの間隔はP280のシャドウベイの間隔とほぼ同じで、ケーブルが細めな事を除けばいい感じである。

P280に標準で搭載されているファンは、高回転・低回転の速度切り替えができるタイプが上面2個・背面1個なのだが、高回転だとそこそこ騒音があるし、低回転では静かなものの風量が頼りない。そのため、背面ファンをKAMA-FLEX PWMに変更し回転数可変で対応、上面ファンをKAMA-FLOW2 900rpm と GentleTyphon 800rpmに変更。標準では前面ファンは装着されていないが、HDDの冷却強化のため、GELID Silent12 1000rpmを2個追加。なお、P280にはペリフェラル4ピン電源コネクタを接続して3ピン接続ファンを3個接続できる小基板がケース内に装着されているが、これを使うとファンの回転数モニタリングが一切できなくなるので使っていない。

P280になってケースの開口部分が増えたためか、静音性については残念ながらやや悪化したものの、その分、ケース内のエアフローが良くなったような感じがする。高負荷状況でのCPUファンやビデオカードのファンの回転数が前より上がりにくくなったようだ。5インチベイの数は減ったが、HDD搭載のために5インチベイを使う必要がなくなったので、BD-Rドライブ以外に装着しているデバイスは無し。

今回のケース換装については、十分、満足できるレベルの結果を得られたと思う。

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