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ダウンローダ、構成更新(2010/06)

  • Posted by: おりおん
  • PC

うちでダウンローダとして運用しているAiについて、少し前から構成を更新したくなってきた。前回の更新からまだ1年は経っていなかったけれど、CPUやチップセットの世代が変わり、より魅力的な構成を組めるようになったことが更新したくなった理由である。で、更新を実行。

今回、更新する構成については、CPUがCore i5-650以上、マザーボードがH55チップセット搭載の製品、メモリはDDR3な製品で合計4GB以上という辺りで検討。最終的に採用したのは以下の構成。

  • Core i5-660
  • Asustek P7H55D-M EVO
  • UMAX Cetus 2GB x 2 (DDR3-1333)

CPUについては、HyperThreadingとTurboBoostが使えるCore i5シリーズの中から選ぶことにし、i5-660/661/650の間で迷った結果、i5-660に決定。i5-660/661と650の間の価格差は2000円程度とさほど差がなかったので650は脱落、661はグラフィックス性能が高い分だけ消費電力が高めになるので、24時間運用するため消費電力を抑えたかったので脱落。

マザーボードについては、Asustek製のH55チップセット搭載Micro-ATX規格の製品という縛りを設定して商品を選択。安定性を期待して固体電解コンデンサ全面採用の製品を選びたかったのでP7H55D-M EVOかP7H55D-M PROのどちらかに絞ることにした。将来的にUSB3.0が付いていた方がよさそうに思えたので、結局、P7H55D-M EVOを選択。サーバなAyakoと同じマザーボードになった。

メモリーについては、AyakoはメインマシンYuiで採用して実績があるUMAX Cetusを選択。OSは32ビット版で運用予定であったし、RAMディスクを使う予定もなかったので、8GBではなく4GB搭載することにした。

念のため旧構成の状態のWindows Vistaのシステムパーティションをバックアップした後、Aiのマザー・CPU・メモリーを上記構成へと入れ替え、Windows 7のセットアップを実行。各種ドライバや必要なアプリケーション類のセットアップも行い、正式運用可能な状況に持ってこれた。ただし、いくつか想定外の状況が発生してしまったため、さらにパーツ換装を行うことになった。

一つ目は、メモリーエラーが発生したこと。念のため正式運用前にmemtest86+によるメモリーチェックを行ってみたのだが、1周目でいきなりエラー検出されてしまった。大量に出たわけではなく1カ所だけではあったけれど、やや気持ち悪かったのと、たまたまメモリー購入時に相性保証を付けていたこともあり、購入元で交換を依頼。初期不良扱いとなり、同じ製品へと交換してもらえた。しかし、この交換後の製品でも同様にエラーが検出・・・。試しに、メインマシンYuiに搭載していた同じ製品を装着してテストしてみたところエラーは検出されなかった。また、エラーが出た製品をYuiに装着してテストしてみたところ、こちらでもエラーが検出されず。嫌な言葉ではあるが、これが相性というものなのだろうか。で、再度、状況を説明し交換を依頼したところ、差額が発生するがより安定性を期待できるとのことでPATRIOT製のPSD34G1333KHへの交換を勧められ、こちらを採用することにした。メモリー換装後、数時間memtest86+を実行してもエラーが全く検出されなくなった。

二つ目は、CPUクーラーの性能が不足してしまったことである。旧構成で使用していたCPUクーラーはThermaltake製のMeOrbという製品でLGA1156には非対応なので、余っていたScythe製のSAMURAI ZZを装着したのだが、CPUのTurboBoostが有効になってクロックが上昇するとCPU温度も60度以上に上がり、ファンの回転数がかなり上がってファンノイズが気になる状況になってしまった。そこで、CPUクーラーをより高性能な製品に換装して対処することにした。今回は、メインマシンYuiでの搭載実績があるScythe製のKABUTOを選択。AiのケースであるNSK3400はかなり内部が狭いので搭載できるか心配だったけれど、KABUTOの寸法とCPUソケットの位置から搭載可能と判断。さすがに大柄なCPUクーラーだけあって搭載にはやや苦労したが、サイドダクトを外したりして、何とか装着完了。ちなみに、プッシュピン装着が嫌いなのとマザーボードのゆがみ防止のため、バックプレートとしてAINEX製のBS-1156を追加してネジ固定に変更してある。このCPUクーラー換装で、CPU温度は最高でも50度程度になり、ファンノイズもほとんど気にならなくなった。

消費電力も計測してみた。残念ながら微妙に消費電力は増加。今回から、消費電力量を元に平均消費電力も計算してみた。ちなみに、サーバAyakoの平均消費電力は72Wだった。

 

アイドル時

CPUフルロード時

平均

旧構成

44W

82W

新構成

45W

93W

48W



パフォーマンスについては、旧構成と比較するとCPU周りはそこそこ上昇したがグラフィックス周りは全体的に低下。さすがにIntel GMA系ではNVIDIA GeForce9300に敵わないらしい。エクスペリエンスインデクスについては、旧構成がWindowsVistaで新構成がWindows7なので単純比較はできないが、パフォーマンスの傾向は何となく分かるかもしれない。

cm-ai-201006  (詳細な内容はこちらを参照)

Ai Experience Index 201006

今回の構成更新で、劇的ではないが全体的なパフォーマンスアップを体感できた。微妙に消費電力が上がってしまったが、パフォーマンスアップと秤にかければ仕方ないレベルかなと思う。

なお、今回の構成更新で余ったCPU・マザーボード・メモリーについては、作業用PCであるYukoに搭載することも考えたけれど、ケースの絡みでチップセットの発熱対策が取りにくそうなので断念。今のところ、実家PCの中身(Athlon X2 BE-2350 / Asus M2A-VM HDMI / DDR2 4GB)と入れ替える予定。

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