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作業用PC、構成更新(2009-09)

  • Posted by: おりおん
  • PC

うちで作業用PCとして使っているYukoは先月にダウンローダAiの構成更新に伴い旧パーツを移植して運用を開始したのだが、Aiの構成更新の理由が意図しないリセット症状だったこともあり、何となく、不安が残っていた。実際に運用開始してから、重めの作業(合計50GB弱のフォルダの比較)を行わせてみたのだが、最後まで完了できずハングアップしていまったことがあり、やはり、このままでは運用できないので、思いきって中身を更新することにした。

今回の更新対象はCPUとマザーボードに確定。WindowsXPでの運用がメインなのでグラフィックのパフォーマンスは重要ではないのだが、高負荷でしばらく運用することがあるので安定性を重視し、ある程度枯れた構成を目指すことにした。例によって迷ったものの、最終的にはコストパフォーマンスを重視して構成を確定。CPUについては、以前にAiの構成更新で採用して良い感じであったPentium E6300、マザーボードについては、Intel G41+ICH7という構成なAsustek P5QPL-VM EPUに決定。

各パーツを購入後、早速、Yukoへのハードウェアセットアップ作業を開始。さほど困る点も無く完了することを予想していたのだが、またも、CPUクーラー装着で問題発生。ケース(Antec NSK1380)の都合でロープロファイルなSHURIKEN Rev.Bを使っていたのだが、Aiの時と同じように、SHURIKEN Rev.BのベースプレートとCPUソケット横のコイルが干渉してしまい正しく装着できないことが分かったのだ。仕方ないので、一旦、リテールクーラーを装着して間に合わせることにした。この問題を除けば、大きな問題もなくハードウェアセットアップは完了。引き続きWindowsXPインストール等のソフトウェアセットアップも実行。

Yukoの一通りの環境を整えることができたので、各種動作確認を行い、OCCTによるストレステストも行ってみた。動作については問題なかったのだが、一つ、気になったのがOCCT動作時のCPU温度である。CPUクーラーの回転数がさほど上がらないことも影響しているのかもしれないが、70度前後までCPU温度が上がってしまう。ケース自体の冷却性能が違うので単純に比較できないが、Aiでは高くてもCPU温度が50度ちょっとまでしか上がらないので、YukoでもCPUクーラーを強化して冷却性能を上げてみたくなった。ケースの都合であまり大きなCPUクーラーが付けられないため大幅な冷却性能強化は実現できないが、コンパクトでリテールクーラーよりは強力、かつ静かそうな製品ということで、Thermaltake製のMeOrbという製品を選択。いつもの行動範囲内では入手できなかったので、Sofmapで通販にて購入。日中の11時台に午前中指定で発注したところ、翌日の午前中に到着したのには少々驚いた・・・。

MeOrbはマザーボード裏側からナットで固定するタイプのCPUクーラーなので、一旦、Yukoからマザーボード一式を取り外してリテールクーラーも取り外し、MeOrbを装着。元通りにマザーボード一式を再装着し、電源を入れてみたのだが、ここで問題発生。電源自体は入るものの、普通なら起動時に鳴るビープ音が聞こえてこない。映像出力ももちろん無し。要するに起動不能状態になってしまったのだ。どこかショートしてしまったのかと思い、マザーボードを取り出して最小構成状態で電源を入れてみたのだが、それでも起動不能。メモリを含めてCPU以外の全パーツを取り外して起動させようとしたが、この状態でもビープ音が鳴らず起動不能であった。さすがに焦ってしまい、マザーボード購入元の店舗にサポートを依頼してみた。店頭でも同様に起動不能であったようだが、CMOSクリア実行であっさりと起動できてしまったようだ。帰宅後、自宅でも起動確認を行ってみたのだが、あっさりと起動できてしまった。起動不能時にCMOSクリアを実行するのは基本的なテクニックなのに、久々に起動不能状態に陥ってしまったこともあり、頭の中から吹っ飛んでしまったようだ。

再度、ハードウェアセットアップを完了したので、再び、OCCTでのストレステストを行ってみた。劇的ではないものの、CPU冷却性能が向上したことを確認。リテールクーラー装着状態ではファン回転数が1500回転程度まで上昇しCPU温度も70度前後を行ったり来たりしていたのだが、MeOrb装着状態ではファン回転数が最大でも1100回転程度、CPU温度も70度にまで上がることはなかった。まだ温度は高めな気がするが、これ以上は冷却性能を強化するのは難しそうなので、一旦、強化は保留することにした。

ちなみに、YukoのケースであるNSK1380はエアフローがあまり良くない。ケースの構造を見る限り、排気性能以前に吸気面積が狭い感じがしていたので、少し、吸気面積を拡大させてみた。

NSK1380-Mod-1

実は、フロントカバー左右にあるスリット部に装着されているダクト状のパーツを取り外しただけで、改造と言えるほどの作業ではない。

NSK1380-Mod-2

こんなパーツが付いているので、フロントカバーのスリット部分を経由する吸気は前面中央部分にしか通らない。前面左右の部分の吸気は、前面下部の小さめの穴からしか行えていない気配だったので、思い切ってこのダクト状パーツを取り外してみたわけである。

NSK1380-Mod-3

ついでに、HDDの設置箇所も5インチベイ直下から左側に変更し、スリットからの吸気が当たるようにしてみた。HDD温度については、2度ほど下がったようで、効果はあるみたいである。肝心のエアフローについては、微妙なところか。悪化はしていないようだが・・・。

見た目は悪くなったけれど、誰かに見せるわけでもないし、Yukoの設置場所の関係で前面は視野に入ってこないので、このままで良しとする。フレーム部分を黒塗りすれば幾分マシになるかもしれないので、後から実行するかも。

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