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液晶モニタ、入れ替え

  • Posted by: おりおん
  • PC

たまたま、まとまった臨時収入が入ってくることになり、いい機会なので(?)何か購入しようと考えてみた。検討の結果、24インチワイド、WUXGA対応の液晶モニタを購入することにし、検討を開始。

ちょうど、24インチ液晶モニタの購入を検討し始めたころにNANAOから新製品であるFlexScan HD2452W(以下HD2452W)が発表された。非常に魅力的なスペックを持つ製品で、製品発表直後からいくつかの店頭に配置されたデモ機での映像を見てもかなり良い感じに思えた。採用している液晶パネルがSamsung S-PVAということで、「ギラツブ液晶」とも「目つぶしパネル」といった、目に悪い液晶パネルという悪評があるタイプだったのだけれど、店頭で見た限りはさほど気にならないような感じだった。会社で使用している液晶(Dell 2007FP)もギラツブ液晶という評価だったのだが、使っていくうちに慣れてきて何とかなったので、HD2452Wの黒モデルを思い切って発注。

HD2452Wが到着したのは平日だったけれど、箱を開封し、設置作業を行った。それまで使っていた液晶モニタLCD-AD202Gより幅が広くなったため、同じように設置しようとすると机の上に配置しているワイヤーラックと干渉してしまうことが判明。この問題については、ワイヤーラックのサイドバーを取り外し、HD2452Wを少し横にはみ出させることで解決。各種ケーブル類の接続も完了し、実際に使用を開始した。

・・・実際に使用を開始して感じたことは、「あ、やっぱり駄目だ」という感覚。たまたま体調があまり良くない状況だったことも影響したのかもしれないけれど、HD2452Wの表示をしばらく見続けていくと、眉間のあたりがもわもわとすると言うか、うまく説明できないけれど、画面のギラツブ度合いが目に悪影響を与えてしまっているようで、長時間の使用は辛いことが分かってきた。店頭では周囲が明るいので影響は低かったようなのだが、自室では店頭より確実に暗いため、HD2452Wの画面のギラツブ度合いが強調されて目に入ってきているというような感じらしい。試しに、純正の液晶保護パネルを購入し装着してみたのだが、少しはギラツブ度合いが軽減されたものの、画面全体の色調が白っぽくなり、その上に保護パネルへの映り込みが発生し、画面が見にくくなったのですぐに取り外してしまった。数日間の使用で、画面に慣れてきた感覚が少しずつはあったのだけれど、やはり、このまま使用し続けるのは目のことを考えると無理だと考え、HD2452Wの使用を諦め、思い切って他の液晶モニタを購入することにした。

しかし、この時点でHD2452Wと性能・機能面で張り合える液晶モニタというのは、他には三菱のMDT242WG程度しかなかった。MDT242WGが採用している液晶パネルはAUO A-MVAで、こちらはS-PVAよりギラツブ度合いが低い。その代わり、発色はS-PVAより少し劣る感じである。実はHD2452Wを購入する際にMDT242WGとどちらにするかかなり迷っていて、最終的にグラデーションの再現性がよかったHD2452Wを選択したという経緯もあったのだ。ただ、後から情報収集した結果、画面モードの設定次第ではグラデーションの再現性を向上させられることが分かったので、今回はMDT242WGの購入については迷わなかった。MDT242WGは限定色としてサテンブラックが用意されていたのだが、購入を決断した時期には既に入手が難しくなりつつあったので、光沢フレームを採用した通常モデルを選択。

MDT242WGが到着したので、HD2452Wを移動し、MDT2452Wを設置する作業を行った。各種ケーブル類を接続し画面表示を行ってみたところ、テキストの表示がボケたような感じになっていることに気づき愕然としたのだが、これは、シャープネスの設定値を落とすことで改善できるようで、20%程度にするとテキスト表示がはっきりするようになる。メーカー標準の設定はどのような根拠があってあのような設定になっているのだろうか。非常に、謎である。ちなみに、ブライトネスの初期設定も駄目。そのままだと明るすぎて目に優しくない。ブライトネスを最弱にしてもまだ明るいと思う。

MDT242WG

現在のMDT242WGの設置状況はこんな感じ。かなりぎりぎりではあるけれど、スイベルできる余地は何とか確保。

ちなみに、HD2452Wの処分方法としてはSofmapの中古買い取りを利用しようと考えたのだけれど、査定価格がとんでもなく低く(3万以下!)とても納得できる価格ではなかったので、専用保護パネル込みでオークションへ出品することにした。この結果、十分納得できる価格で落札してもらえて一安心。少し赤字ではあるけれど、しっかりとした情報収集を行えなかった自分へのペナルティと考え、納得することとした。

他に、今回使用したHD2452WとMDT242WGについて、いくつか気づいた点など列挙してみたりする。

  • HD2452Wはドット欠け無しだった・・・。
  • HD2452Wのポータブルモード・USB音源機能はそこそこ便利。
  • HD2452Wのスタンド機構として採用されているArcSwing2には癖がある。画面を垂直に保ったまま高さを下げることができる余地があまりなく、画面を下げていくと画面が上を向いていく。うちのレイアウトのように、設置場所が少し高めの位置で液晶パネル位置を下げたいという状況には向かない。
  • MDT242WGはドット欠け1ヶ所あり。ただし、位置は画面下部で普段はWindowsのタスクバーが表示されている領域内なのでほとんど気にならない。
  • MDT242WGのPinP機能はディジタル系同士(DVI-DとHDMIなど)の組み合わせが不可。DVI-DとD端子映像といった、アナログとディジタルの組み合わせはOK。ちなみに、HD2452Wはディジタル系同士のPinPもできたはず。
  • MDT242WGのスタンドは、高さ調整機構が垂直移動ではなく円弧移動なので、パネルを垂直に保ったまま下げることは可能だけれど、位置をを下げるに従ってパネルが前に出てしまう。
  • MDT242WGの電源ランプは青LED。明るさを落とすことはできる(非点灯もOK)けれど、スタンバイ時がLED点滅という仕様は歓迎できない。他の製品と同じように、スタンバイ時は別の色で表示する形で良かったのにと思う。

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