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IEEE1394bの転送速度

  • Posted by: おりおん
  • PC

うちの "https://www.orio-n.net/pc_yui.htm">メインマシンYuiにはオンボードでIEEE1394a/bのインタフェースが装備されているのだが、
前から、転送速度の遅さが気になっていた。

以前の構成ではIEEE1394a接続な外付けHDDで最大40MB/s弱の速度が出ていたのに、Yuiの構成では、
外付けHDDをIEEE1394a接続で26MB/s弱、IEEE1394b接続でさえ36MB/s弱の速度しか出ていなかったのだ。
接続先のHDD自体は60MB/s弱の転送速度が出るHDS722525VLAT80 / WD2500JBなので、
外付けHDDケース側のParallelATA→IEEE1394a/b変換チップか、
あるいはオンボードのIEEE1394a/bチップ側が転送速度のボトルネックになっている可能性があった。

試しに、同じ外付けHDDを "https://www.orio-n.net/pc_mamiko.htm">サブマシンMamikoにIEEE1394aで接続してみると、
こちらは普通に速度が出た。つまり、
YuiのオンボードIEEE1394a/bチップ側がボトルネックになっている可能性が高くなったわけである。
この時点ではOS標準のTI系チップ用ドライバで動作させていたのだが、YuiのマザーボードP5AD2-E
Premium付属のCD-ROMを漁ってみたところIEEE1394b用としてドライバが収録されていたので、これを導入してみた。
すると、IEEE1394a接続で36MB/s程度、IEEE1394b接続で56MB/s程度の速度が出るようになった。しかし、
このドライバはIEEE1394デバイスの全てのLUNを認識するような仕様にはなっていないようで、外付けHDD
(ドライブドアテラマックス)の1台目のHDDのみしか認識してくれない。

これでは使い物にならないのでどうしようか迷っていたところ、以前から購入予定であった玄人志向のIEEE1394b対応I/F、
IEEE1394B-PCI/APのことを思い出した。既に終息扱いの製品であったたこともあり、
早速確保して付属CD-ROMのドライバを導入し、同様に転送速度を確認してみた。すると、
マザーボード付属のドライバと同様に十分な転送速度が出て、かつ、全てのLUNを認識できることを確認。

このまま運用していっても問題はなさそうだったのだけれど、
IEEE1394B-PCI/APに搭載されているIEEE1394a/b対応チップはTI製だったので、試しに、
一旦IEEE1394B-PCI/APを抜いてオンボード側も同じドライバで動作させてみた。すると、
IEEE1394B-PCI/APと同等の転送速度が確保できてしまった。やはり、OS標準のドライバに何らかの制限がかかり、
転送速度のボトルネックになっていたらしい。ライセンス等でグレーな気もしないでもないが、しばらく、この状態で運用してみようと思う。

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