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サーバ、構成更新。(2017/12)

  • Posted by: おりおん
  • PC

うちのサーバであるKanaについては、前回の基本構成の更新から既に4年半近く経過していた。同世代の構成であったメインPCサブPCの構成更新が終わったので、そろそろ、構成を更新することにした。

Kanaの構成更新を行うことを決めた時期は、Intel製CPUの新シリーズであるCoffee Lake世代の製品が発売開始されてから少し経ったタイミングであり、Coffee Lake世代の製品を購入することも検討した。しかし、KanaはLinux(Fedora)での運用であり、Linuxでは発売間もない製品へのサポートを期待するのは厳しいと考えた。また、Kanaの使用目的では4コアまでは不要で、i3系でも4コアになっていてKaby Lakeの世代より少しTDPが上がっているCoffee Lake世代の下位製品はオーバースペックな感じがしていた。最終的に、メインPCとサブPCと同じ世代であるKaby Lake世代のCPUを採用することにした。今回選択したCPUは、Core i3-7100である。旧構成のCPUがCore i5-4570Tなのでグレードを下げる形になったけれど、どちらのCPUも2コア4スレッドで、基本的な構成はほぼ同じなので気にしないことにした。マザーボードについても、Intel製のNICが搭載されていればよくて多機能な製品は不要と考え、H270チップセットを採用していて比較的シンプルなH270M-PLUSを選択。メモリーについては、うちで実績があるCorsairの製品で、オーバークロックタイプではあるがやや安価だったVENGEANCE LPX CMK16GX4M2A2666C16(PC4-21300 8GBx2)を選択。今回はまとめて購入できなかったので、それぞれ、在庫があった店舗にて発注し、まもなく届いた。

Kanaから旧構成のパーツを取り外し、ついでに内部やファン・ヒートシンクの掃除を行ってから、新構成のパーツを搭載していった。今回は基本構成を一新しているので、Fedoraも再インストール。新構成でのFedoraの動作自体には問題がなかったものの、既にサポートされていると期待していたハードウェアモニタがまだ未サポートだった点は誤算であった。ファンの回転数やマザーボード・ケース内の温度は計測できなくなったものの、CPUやHDDの温度は計測できているので、とりあえずは何とかなる。

今回の構成更新で気になっていた点は、動作時の消費電力である。旧構成で使用していたCore i5-4570TはTDP35Wな省電力タイプで、新構成で採用したCore i3-7100はTDP51Wで通常電力タイプである。CPUの動作クロックも、i5-4570Tでの標準2.9GHz/TurboBoost時3.6GHzから、i3-7100では標準3.9GHz(TurboBoostなし)に変わっているため、トータルでの消費電力が増えてしまうと予想していたのである。実際に消費電力を計測してみたところ、旧構成が平均47Wで、新構成では平均39Wであった。旧構成より消費電力が減ったことについては少々驚いたが、CPU等のプロセスルールが進化したことと、メモリーもDDR3からDDR4になり消費電力が減ったことが影響しているのだろう。

この新構成で今まで運用をしているが、今のところ、全く不具合なく運用できている。しばらくはこの構成で行けそうな気がする。

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