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メインPC&作業用PC、HDD換装。(2018/01)

  • Posted by: おりおん
  • PC

少し前、データの持ち運び用に使っていたUSBメモリー(Sandisk Extreme)にデータを書き込んでいた際に妙な挙動があったので調べたところ、エラーが検出されていた。そのUSBメモリーの内容をメインPCであるYui上のHDDにバックアップしようとしたところ、今度は、HDDの方も妙な挙動をしたのでS.M.A.R.T.情報を調べてみたところ、不良セクタ(回復不可能セクタ・代替処理保留中セクタ)が検出されていた。このままだとまずい様子なので、急遽、HDDを換装することにした。

不良セクタが発生したHDDはSeagateのBarracudaシリーズ3TB品であるST3000DM001-1CH166で、購入から5年弱経過していた。これまでは特に変な挙動はなかったが、たまたま、USBメモリーのバックアップの際に不良箇所に突き当たってしまったらしい。使用期間は長かったものの実使用時間は10000時間を少し超えたあたりだったので、まだ大丈夫だとは思っていたのだが、さすがに、そろそろ変になりつつあったのかもしれない。

新たに購入するHDDとしては、いい機会なので少し容量を増やそうと思い、4TB品の中から選択することにした。ただ、ここ数年はHDDの進化がかなり遅くなっていて、ST3000DM001-1CH166の世代より高密度で高速な製品はほとんど出現していない。使用目的はデータ置き場であるが倉庫ではないので、低回転の製品やSMR採用の製品を選択したくなかった。迷ったあげく、選択したのはHGSTのDeskstar NASシリーズの4TB品、0S04005である。HDD自体の型番はHDN726040ALE614で、回転数は7200rpm、1TBプラッタ4枚採用である。ハードウェアの構成で言うとST3000DM001-1CH166とあまり変わらないので、速度面でも大差なし。例によって通販で購入し、届いてから純正ツール(HGST WinDFT)で完全スキャンテストを実行してエラーが検出されないことを確認した後、ST3000DM001-1CH166の内容をコピー。コピー完了後、0S04005をYuiに搭載し、運用を開始。

Yuiに搭載していたHDDには、Seagate製で上記ST3000DM001-1CH166と近い世代であるST3000DM001-9YN166もあった。実はこのST3000DM001-9YN166の方がST3000DM001-1CH166より先に搭載したHDDで、使用時間も少し長かった(12000時間強)。こちらの方もこのまま運用して大丈夫か不安になったので、思い切って換装することにした。もう一台0S04005を購入し、前と同じようにエラーチェックの後、ST3000DM001-9YN166の内容をコピーしてからYuiに搭載し、運用を開始。

ST3000DM001-9YN166については、純正ツール(Seatools for Windows)で完全スキャンテストを行ったところ正常と判定されたので、まだ引退させずに他の用途で運用することにした。バックアップ用として確保しておくことも考えたけれど、作業用PCであるKanaeに搭載していたHDDがさらに古い世代なHGST HDS723020BLA642だったことを思い出して、これと換装して運用することにした。

HDS723020BLA642は2TBなのでGPTではなくMBRでの運用になっていたことと、Windows10導入の際にWindows 8.1環境からアップデートしたままだったので、環境を一旦リセットしたいと考え、各OSのクリーンインストールを行うことにした。ST3000DM001-9YN166をKanaeに搭載してから、Windows10Pro 64bit版をクリーンインストールし一通りの環境を整えた後、Fedora 27もクリーンインストールしてデュアルブート構成を確立。 Fedora側も一通り環境を整えて、正常に運用できることを確認。

ついでなので、作業用PCをKanaeからSaoriに改名。これは、何となく気分的というか、名前の元ネタについて、最近の僕の中でのお気に入り順序の変化のため、というところ。

なお、不良セクタが発生していたST3000DM001-1CH166は、不良セクタ発生確認の後に行ったSeatools for Windowsでの完全スキャンテストでは失敗していたのだけれど、ゼロフィル実行してから改めて行ったSeatools for Windowsでの完全スキャンテストでは成功し、不良セクタの情報もS.M.A.R.T.情報から消滅していた。このまま使える可能性もあったけれど、さすがに不安だったので処分することにし、ジャンク扱いを明記した上でオークション行き。無事に買い手が付いた。

今回、まさかのデバイスエラー連発により、データをロストしてしまう結果となった。幸運なことに被害はほとんどなかったものの、定期的なバックアップとHDDのチェックが必要なことを痛感。これからも気をつけていこうと思う。

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