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エアコン、入れ替え(2013/09)

  • Posted by: おりおん
  • 家電

今月になって、自室のエアコンから急に水漏れが発生するようになった。冷房運転を開始してしばらくすると唐突に水漏れが始まる状況で、結構な量の水漏れが発生するようになったので、仕方なく、対処を行うことになった。

うちは賃貸マンションで自室のエアコンはマンションの備品なので、まずはマンションオーナーに連絡して業者に対策を依頼することになった。状況が状況だけになるべく早く解決して欲しかったので、平日に休暇を取って業者に対策を行ってもらうことになったのだが、さんざん待たされた上に10分もかからない時間でお手上げ判定を食らってしまった。状況としてはドレンパイプ詰まりとのことだが、エアコンの設置場所の都合で隠蔽配管になっていることが災いし、その業者では手を出せないということらしい。エアコンクリーニングを行う業者に作業を依頼することを勧められた。

上記の状況をマンションオーナーに連絡したところ、症状再発の可能性を考えてエアコン自体の交換ということになった。配管工事が絡むため時間がかかるとのことだったが、休暇を取りたくなかったので、次の週末に工事を行ってもらうことにした。それまでは何とか水漏れ対策を行った上でエアコンをだましだましで運用して我慢…。

工事は週末の午前から開始されるとのことだった。工事開始までにエアコンのレイアウトや配管の取り回しなどで自室内でマンションオーナーと業者の方とのやり取りがあり、方針が確定してから工事が開始された。古いエアコンの室内機と室外機が取り外され、配管も除去されてから、壁に配管用の穴がコアドリルで開けられた。その後で、室内機取り付け→配管→室外機取り付け→真空引き→完成、という感じの流れで作業が行われていった。真空引きについては、以前のエアコンの室外機の修理の際に使われたごつい真空ポンプではなく、空気入れの親戚のような簡易真空ポンプが使われていたので心配になったのだけれど、最近はそんなものらしいエアコンは試運転でも問題なく、無事、作業完了。午前中、9時過ぎから開始された作業は、午後3時前に終了。さすがに時間がかかったのは仕方ないか。業者の作業は丁寧で好感が持てたのだが、詰めが甘いところもあったのが少し残念。室内作業の際に出たコンクリート粉がそれなりに飛び散っていたので、後から掃除。

新しいエアコンの調子はさすがに良く、室内機・室外機とも動作音がかなり低減されていていい感じである。実は古いエアコンより新しいエアコンの方が能力が低い(旧:冷房能力2.5KW・新:冷房能力2.2KW)のだが、今のところ、特に違いを感じない。旧エアコンから新エアコンの間では製造時期に15年以上の差があって技術の進歩もかなりあったようで、能力の差を考慮しても、かなり省電力になっていた。下の表の単位はKW。冷房時ピーク・冷房時中くらい・冷房時最低はワットチェッカーでの実測値である。

  冷房
(仕様表)
暖房
(仕様表)
冷房時
ピーク
冷房時
中くらい
冷房時
最低
旧エアコン 1110
(455~1120)
1250
(395~1270)
670 540 470
新エアコン 590
(135~720)
470
(125~1220)
510 480 270

この状態でしばらくエアコンを使ってきたのだが、時々、エアコン室内機の方から「ポコポコ」という音が出ることが分かった。前のように水漏れしている気配ではなかったのだけれど、気になるので音の発生条件を調べてみたら、換気扇を回して室内が負圧気味になる時に音が出ることが分かった。情報を集めてみたところ、室内が負圧気味になったときに室外の空気がドレンパイプ経由で吸い込まれることがあり、そのときに音が出るらしいことが分かった。この症状の対処としてはドレンパイプの途中に逆止弁を取り付けて室外からの吸気の流入を防ぐ事が有効らしいのだが、逆止弁はドレンパイプの垂直部分に取り付ける事が前提のようであった。うちの場合、ドレンパイプの垂直部分は室外で配管カバーを付けて隠されているので、そこに逆止弁を取り付けるのは少し手間になりそうであった。改めて調査してみたところ、灯油ポンプの弁を逆止弁として流用している例が見つかったので、同じようにして対処することにした。

CheckValve-1 100均ショップで灯油ポンプを入手し、それの吸入側の弁の回りを加工して逆止弁もどきを作成。
CheckValve-2 これがちょうどドレンパイプの先にすっぽりと填まる。まさにジャストサイズであった。

この対策で、室内機からの音は出なくなった。ドレンパイプとしての役割も阻害していないようで、ちゃんと室外に排水できている。旧エアコンではこのような室内機からの音は発生しなかったのだが、もしかすると隠蔽配管の途中で空気の逃げ道ができていたのかもしれない。

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