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メインマシンHDD換装、トラブル付き (2007/05)

  • Posted by: おりおん
  • PC

例によって衝動的に、メインマシンYuiのHDDを換装。これまでシステム用として使用していたST3320620ASを使用開始してから10ヶ月ほど経ち、そろそろ換装してみたくなったのである。当初はシステムHDDのみ換装の予定だったのだが、システムHDD換装の後、データ用HDDとしてパラレル→シリアルATA変換を行って使用していたST3400832Aについても多少問題があることが判明し、こちらも思い切って換装することにした。

今回の換装のために購入したHDDはWesternDigital製のWD5000AAKSである。しばらく前にサーバAyakoのバックアップ用として1台購入したのだが、これがなかなか良いHDDであったため、今回もWD5000AAKSを購入することにした。

システムHDDの換装はこれまで何度もやってきたこともあり、時間はかかるけれどあっさりと成功するものと予想していたのだが、今回は、なかなか手強かった。容量が320GB→500GBに拡大したことが影響したようで、単にパーティション単位でのコピーではうまくシステムを起動させることができなかったのだ。WindowsXPな時代には容量が違うHDDでもPartitionMagic8によるパーティション単位コピー・リサイズを行うことで問題なく起動してくれていたのだが、今回はそううまくは行かなかった。まず、PartitionMagic8はさすがにWindowsVistaのパーティションは非対応らしく、パーティションの認識が正しく行われなかった。ちょっと前にダウンロード購入していたAcronis TrueImage 10 Home (以下TI10)ではWindows Vistaのパーティションを正しく認識でき、ディスクのクローン処理を行うことでST3320620ASからWD5000AAKSへのコピーを行うことができたのだが、コピー後にWD5000AAKSからWindows Vistaを起動させようとするとWindowsブートマネージャがエラーを検出し、起動することができなかった。

Windowsブートマネージャエラー画面

TI10によるクローンを設定を変えて何度か行ってみても行っても結果は同じであったため、急遽、Acronis Disk Director Suite(以下DDS)をダウンロード購入し、こちらでパーティション単位のコピーを実行してみた。しかし、結果は変わらず、全く同じエラー画面が出てきてWindows Vistaを起動できなかった。TI10もDDSもWindows Vistaには正式対応しているはずなのに何故正しく起動できないパーティションになってしまうのかと、困ってしまったわけである。

さすがにやや焦って情報収集を行ってみたところ、Windows Vistaのスタートアップ修復機能の存在を知り、試してみた。Windows Vistaのインストールメディアで起動し、言語設定を行った後にインストールではなく「コンピュータの修復」を選択すると、システム回復オプションダイアログが表示され、回復対象のシステムを選択できる。ここで起動不能になっていたWindows Vistaのシステムを選択するとメニューが開くので、「スタートアップ修復」を選択すればOKである。今回はこれで問題が検出され、自動的に修復が行われた。時間はほんの数秒というところである。この状態でWD5000AAKSからWindows Vistaの起動を行うと、あっさりと起動できてしまった。スタートアップ修復機能は優秀らしい。ただ、Windows Vistaのサービスパックが出た後では同じ手が使えないような気がするので、やや心配ではある。

なお、旧システムHDDであったST3320620ASについては、Yuiにてデータ用として使用していたWD3200JSと換装。Yuiから追い出されたWD3200JSについては、サブマシンMamikoでデータ用HDDとして使用していたWD3200JDと換装。このWD3200JDはいわゆる鈴虫入りなので、以前からMamikoからの追い出しを図りたかったのだ。WD3200JDはとりあえず処分予定はなく、倉庫用の予備HDDとして確保しておく予定である。

当初予定していなかったST3400832Aの追い出しを行った理由は、ST3400832Aの本来のパフォーマンスを出せない状況になっていることに気づいたためである。本来ならばST3400832Aはリード時60MB/s台後半の速度が出るはずなのだが、パラレル→シリアルATA変換を行った状態では13MB/s前後、下手をすると5MB/s を切るような速度しか出ない状態になっていたのだ。手持ちの別のパラレル→シリアルATA変換アダプタを使用して確認しても同じ結果であった。パラレルATA接続だと本来の速度が出せることを確認できたのだが、メインマシンYuiには使用可能なパラレルATAコネクタが1つだけで、既にDVDドライブ接続のため使用済みであったので、ST3400832Aのために使用することはできない。元々、ST3400832AをYuiで使用開始した理由は浮かしておくにはもったいない容量であったこととデータ領域拡大のためであったのだが、今回のような問題が出てしまったことで、思い切ってYuiの完全シリアルATA HDD化を実行することにし、WD5000AAKSへの換装を実行することとなった。

ST3400832AのパーティションをWD5000AAKSへコピーする作業はあっさりと成功。システムが絡んでいないので、特に問題は発生しなかったらしい。コピー結果を確認した上で、ST3400832Aは外付けHDDボックス(テラマックス)に内蔵して使用することにした。テラマックスから追い出されたHDS722525VLAT80は、今のところ予備HDDとして確保しておく予定である。

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