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LED蛍光灯、導入。(2018/12)

  • Posted by: おりおん
  • 家電

うちの照明については元々は電球と蛍光灯の組み合わせで、電球使用箇所については電球型蛍光灯を経てLED電球に全て置き換えていた。蛍光灯についてもLED化したいと思っていたのだが、灯具の取り付け方法が最近のLEDシーリングライトと互換性が無く、灯具を置き換えることが難しい状況であった。蛍光灯をLED蛍光灯に置き換えればLED化は行えるけれど、これまではLED蛍光灯の性能面で不安があったので手を出していなかった。今回、たまたま予算があったので、思い切ってLED蛍光灯に手を出してみることにした。

LED蛍光灯の性能面での不安というのは、要するに蛍光灯と同等の明るさが得られるか不安だった、ということである。うちの灯具で使われている蛍光灯は20W形で、Panasonicのパルックプレミア直管形蛍光灯の20W形(実消費電力は18W)を装着していた。この蛍光灯のカタログ上での全光束は1400lmであるが、現時点で普通に入手できるLED蛍光灯のスペックは20W形だと全光束が1000~1200lmというところであった。全光束の数値だけで単純に明るさの違いを判断できるものではないとはいえ、全光束の数値が小さい器具へ置き換えることになると、場合によっては実際に暗く感じてしまう可能性がある。このため、これまでLED蛍光灯に手を出すことにためらいを感じていたのだ。

今回、20W形のLED蛍光灯を導入するにあたって、入手可能な製品について調査。だいたいの製品がカタログ上の全光束が1000lmで、一部、1200lmやそれ以上の全光束値を謳う製品もあった。ただし、全光束値が高い製品についてはいかにも中華製という感じで不安があったので手を出す勇気が出なかった。最終的に選択したのはアイリスオーヤマ製のLED直管形蛍光灯LDG20T・D・9/10Eという製品。カタログ上の全光束値は1000lmであるが、国内メーカー製であるということと、比較的高演色(平均演色評価数:Ra83)ということ、また、比較的安価(1本あたりの購入価格は1100円程度)であることが決め手になった。ちなみに、パルックプレミアの20W形の平均演色評価数はRa84である。

LDG20T・D・9/10Eは4本発注し、まもなく到着。早速、灯具に装着する作業を行うことにした。蛍光灯とLED蛍光灯の明るさの違いを評価するため、まず、蛍光灯の状態で照度計を使って照度(lx)を計測し、その後でLED蛍光灯へ入れ替えてから、再度、照度を計測することにした。

LED-FL-1

LDG20T・D・9/10Eを箱から取り出した後で、少し戸惑った。
蛍光灯だと両端に電極が出っ張っているはずなのだが、白いパーツがあるものの
電極は見えない。両端ともこの状態だったので、最初は不良品かと思った。

LED-FL-2

実際には、電極部分に保護カバーが付いていただけだった。
保護カバーを外すと電極が出現。

LED-FL-Starter-1

LDG20T・D・9/10Eはスタータ形灯具対応の製品で、灯具を改修する必要が無い
製品だが、グロー球を置き換える専用のスタータが付属している。

LED-FL-Starter-2

専用スタータの天面には「LED専用スタータ」の印字あり。
この専用スタータと従来の蛍光灯の組み合わせはNGのようで、
「専用スタータへ置き換え済み」との注意用ラベルが付属していた。

LED-FL-Attached

LDG20T・D・9/10Eへ置き換え完了後の灯具。
LDG20T・D・9/10Eは両端の白色プラ部分が従来の蛍光灯より長めなことと
点灯部分に上下の向きがある事を除けば見た目が蛍光灯とあまり変わらない。
ちなみに常夜灯は以前からLED小丸電球に置き換え済み。

LDG20T・D・9/10Eへの置き換え後、最初の点灯の際には少し緊張してしまった。やはり、1400lmと1000lmの違いが出てしまうのではないかと不安になったのである。実際に点灯してみると、そんな不安はあっさりと霧散。暗くなることはなく、明るく点灯してくれたのだ。床上1m程度の位置で計測した照度計での照度値についても、蛍光灯の状態で約260lx、LDG20T・D・9/10Eの状態で約360lxとなった。蛍光灯と同等の明るさになることを予想していたが、まさか蛍光灯より明るくなるとは予想していなかった。蛍光灯の光は360度に放出されるが、灯具との絡みで全ての光束が生きるとは限らない。一方で、LED蛍光灯の配光は蛍光灯より狭いが、その配光の範囲では蛍光灯より光束の量が多くなることもあるようだ。演色性についても蛍光灯と大差なく十分な感じである。消費電力については、蛍光灯が20W形で実消費電力が18W、LDG20T・D・9/10Eが9Wなので、半分になった計算になる。消費電力が減ったことで、灯具の発熱も押さえられそうだ。うちの部屋はレイアウトが一部特殊で、天井の灯具のすぐ近くにエアコンの室内機がある。夏場にエアコン冷房を使う際に必要以上に冷房が効くことがあり、エアコンが吸い込む空気が灯具で少し加熱されている可能性を疑っていたのだが、今回のLED化で灯具の発熱が抑えられそうなので、エアコン冷房への影響も抑えられるのではと予想している。

今回のLED蛍光灯への換装にかかったコストは5000円未満。予想以上の明るさを得られたので、換装して良かったと思う。

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