Home > バイク > 新ヘルメット、購入

新ヘルメット、購入

  • Posted by: おりおん
  • バイク

今まで使っていたヘルメットはSHOEIのX-Elevenで、もうしばらくすると使用開始から4年が経つ。メーカー曰く、ヘルメットの使用期間は3年とのことで、既にタイムオーバーである。X-Elevenの前に使っていたX-8VからX-Elevenに変えた時もかなりタイムオーバーだったが、ヘルメットは命を守る重要な装備なので、今回は早めに新しいヘルメットを購入することにした。

実は、今回のヘルメット購入を考えたのは、SHOEIのヘルメットの新製品であるX-TWELVEの存在を偶然知ってしまったことがきっかけである。X-TWELVEは、X-Elevenの直系となるハイエンドなヘルメットであり、X-Elevenを使っていて気になった箇所がいくつか改良されている気配であった。で、実質的にX-TWELVE一押し状態で購入は早々に決定。

どこでX-TWELVEを購入するかは、少々迷った。当初はX-Elevenを購入したBE-LANDにて購入するつもりで店頭まで出撃したのだが、僕の頭に合いそうなXLサイズの黒の在庫がなく、また、しばらく待てばセール開始とのことで通常価格より安く購入できそうとのことで、一旦我慢。しかし、通販サイトの価格ではさらに安くなっていたので、我慢しきれなくなった。結局、試着を行わないまま購入することについて少々冒険だなぁと思いつつ、通販で購入。XLサイズを選択したのは正解であったらしい。少しきつめではあるものの、ほぼジャストフィット。使用開始直後のヘルメットの内装はきついのが普通なので、もうしばらくするときつさはマシになってくると思う。

X-ElevenからX-TWELVEになって変わった点はいくつもあるが、大きく仕様が変わったように見えるのは、

  • Pinlock fog-free system(以下Pinlock)用による防曇性能の向上
  • Q.R.S.A.による静粛性向上

というところか。Pinlockは、シールド内側に空気層を挟んで密着するシートを装着し、いわば空気入り二重ガラス状態とすることで曇止め効果を向上させるようになっている。今の季節では雨天走行でメリットを感じそうだが、冬場など、外気温が低い際の走行ではメリットがかなりありそう。ただしデメリットがないわけではなく、内側シートのエッジ部分の一部がどうしても視界内に入ってくるので少し気になるとか、外光の反射面が増えるので反射が多めになるということがあった。このあたりは慣れで何とかなりそうではあるが。ちなみに、Pinkockの内側シートを装着する際にはシールドをすこし平たくなるように広げる必要があり、シールドがペきっと折れそうでかなり怖かった。

Q.R.S.A.は、シールドの回転軸がシールドを閉じる際に後退することで、シールドをヘルメット側のシールに密着させるようになっている機構である。シールドの回転軸が固定されているヘルメットでは、シールドとシールの間にどうしても隙間ができてしまうようで、これが走行時に聞こえてくる風切り音の増加につながっているらしい。Q.R.S.A.によって隙間を減らせるので風切り音を低減できるらしい。何か「らしい」を連発してしまっているが、まだ長時間の高速走行といった風切り音が目立つシーンをX-TWELVEで経験していないためである。

他に、X-TWELVEを使い始めての感想としては、

  • 上下方向の視界が広がった感じ。X-Elevenでは特に上方向の視界が狭い感じだったのだが、かなりマシになった。左右方向の視界については同等な感じだが、上記Pinlockにより内側シートのエッジが視界内に入るのでやや悪化したかも。
  • X-Elevenでは速度が上がると気流の影響からか少し頭の後ろ方向が揺さぶられる感じがあったのが、X-TWELVEではこれが減った気がする。長時間の高速走行をしていないので実際にはX-TWELVEでも揺さぶられるのかもしれないが。
  • ベンチレーション性能は向上しているみたい。
  • シールドのタブ形状が改良されて大型化したことで、シールド開閉が少しやりやすくなった。
  • 微妙に重くなった。正確な重量を量る機器が自宅にないので100g単位での計測ではあるが、X-Elevenが約1.6kg、X-TWELVEが約1.7kg。ただ、使用中は重量差をさほど感じない。

というところ。

全体的に言うと、さすがに設計が新しいだけあってかなりいい感じである。値段分の満足度は十分。

Comments:0

コメントする

Home > バイク > 新ヘルメット、購入

Search

Feeds

Return to page top