約2年の間、携帯電話としてシャープ製のSH902iを使っていたのだが、少し前にアナウンスがあった905iシリーズにかなり惹かれたため、購入を検討することにした。どの機種にするかについては少々迷ったのだが、結局、無難な線でSH905iの黒に決定。黒にした理由は、色自体がそこそこ好みなのと、背面デザインである。黒だけはヘアライン系の直線的デザインでかなり良い感じに見えたのだ。どうも、他の色のツブツブ系のデザインは気に入らなかった。

SH905iの購入へ向けて本格的に動き始めたのは11月の上旬であったのだが、以前のようにあっさりと予約を受け付けてくれる店がほとんど無く、何度も様子を確認するため店を回る羽目になった。発売日の情報が確定してからも予約を受け付けてくれる店はほぼ無し。唯一、入荷するかどうかは未定だが入荷すれば確保してくれるという店があったので、そこで確保を依頼しておき、入荷しない場合にはあちこち探索することにして、発売日まで待ってみた。

発売日の直前に確保依頼しておいた店から連絡があり、SH905iの発売日である11/26には僕が希望していた黒は入荷しないとのことでがっかりしてしまった。ただし、別の日に入荷する可能性は残っていたので引き続き確保を依頼。他の店で確保できそうな気配は無かったので微妙にあきらめムードになっていたのだが、後から連絡があり、12/2に黒が入荷するとのことであきらめムードはあっさりと解消。11/26に入荷しても平日なので引き取りは無理だから12/1の土曜日に引き取りに行く予定だったので、当初の予定より1日だけ遅れたことになる。年内入手も無理かなと考えていたので、この程度の差ならあってないようなものである。

で、12/2に確保成功。なお、今回から料金プランが変わってかなりややこしくなった。今まで通りの料金体系であるベーシックコースは端末価格が安い代わりに2年縛りがあるので、バリューコースを採用することにした。端末価格については一括払いを行うことも考えたけれど、最終的に12回分割払いに決定。その他、基本料割引の関係で料金プラン変更なども行い、契約を完了。

905iシリーズから、標準仕様としてVGA以上の解像度・ワンセグチューナ・GPSが搭載されるようになった。SH905iも、もちろんこの仕様を搭載している。まず最初に驚いたのが、液晶画面の緻密さである。前からVGA以上の解像度の画面を持った携帯電話が欲しかったこともあり、今回のSH905iの画面にはかなり期待していたのだけれど、まさに期待以上の性能である。ワンセグチューナについても、かなり感度がいいようで十分使い物になりそう。PSPのワンセグチューナの出番が激減しそうである。GPSについてはまだまともに利用できていないので何とも言えないが、あって困る機能ではないので気にしない。その他、意外にいい感じに思えたのがタッチクルーザー。要するにノートPC等で良く採用されているタッチパッドのような機能で、これでスクロールやポイントなどが行える。

SH905iについては、上記のようにかなり満足度が高いのだけれど、気になる点もいくつかある。黒を選んだ時点である程度覚悟していたのだが、やはり、指紋の跡が目立つ。あと、バイブレータの振動が弱めで、かつ、動作音も少しうるさい気がする。薄型になった影響でバイブレータ絡みにスペースを取れなくなったことが予想されるので、それが影響しているのだろうか。ちなみに、薄型にはなったものの全長が伸びているので、ケースの選択肢がかなり減った。多少無理すれば大丈夫だと思うのだけれど。もう一点言うとすれば、カメラの性能が落ちたというところか。解像度自体は変わっていないものの、SH902iはCCD、SH905iはCMOS。撮影画像のざらつきが少し気になる。ただし、カメラの使用頻度は低いので、とりあえず我慢である。