うちのα350は標準ズームキットとして購入したため付属のズームレンズ DT 18-70mm F3.5-5.6 (SAL1870) を主に使ってきたのだが、撮影した画像について解像度が甘い感じがあることが気になっていた。どうやら、この標準ズームレンズは解像度をそんなに期待できる方ではないようで、もう少し高価な上位ランクのレンズで撮影すれば解像度不足をかなり解消できるらしい。そこで、かなり迷ったものの、思い切って上位のレンズを購入することにした。
あまりにも高価なレンズは手が出せないし、そもそも僕の技術レベルでは持て余してしまう。このため、標準ズームレンズに相当するレンズでより上位の製品、かつ、10万円以下の製品に絞って検討。α700の標準レンズであるDT 16-105mm F3.5-5.6 (SAL16105)か、もう一つ上のランクに位置する、ツァイスレンズを搭載しているVario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA (SAL1680Z) のどちらかにしようか迷った結果、SAL1680Zの方を選択。この2製品の間にも価格なりの性能差があるらしいことと、ツァイスレンズの性能に魅力を感じたことが決定理由である。
SAL1680Zは定価で10万を越える製品なのだが、通販を利用し比較的安めの価格(保証込みで7万ちょっと)で購入することができた。元の標準ズームレンズSAL1870とSAL1680Zはフィルター径が違い手持ちのCPLフィルターが使用できないので、改めてSAL1680Z用にCPLフィルターも追加で購入。結局、8万円弱の出費である。
SAL1680Zが届いたので、早速α350に装着してみた。レンズ重量がSAL1870の倍はあるので、かなりずっしりとした感覚になったが、辛いほどではないので何とかなりそう。たまたま、週末の天気がそこそこ良かったので試し撮りに出かけてみた。 (以下、各写真のリンク先は実寸サイズでかなり巨大なデータなのでご注意)
SAL1870 |
SAL1680Z |
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広角 |
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望遠 |
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望遠 (近距離) |
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焦点距離の範囲が違う上にオート撮影なので単純に比較すべきではないのかもしれないが、比べてみると解像度の差は明確である。値段差が3倍あるので、これだけ結果が違うのも十分納得できる。近距離望遠の写真は被写体のサイズを合わせられていないのであまり参考にならないかも。ただ、この写真でも解像度の差は分かる。
ちなみに、桜の写真を撮ってみたかったというのも急遽レンズの購入に走った理由だったりする。たまたま時間があったので、王子公園に出かけて桜の写真を撮ってみた。残念ながらまだ5分咲きあたりだったのだが、木によってはかなりの花が開花していた。
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