2003年5月の戯言。


2003/05/25

液晶ディスプレイ導入・・・。

自宅にLinuxサーバを立ち上げ常時稼働を開始した際、ディスプレイなしでリモート管理する運用で十分だと考えていたのだが、いざ実際に運用してみると、トラブル等でネットワークが利用可能になる前に起動失敗することが時々あり、やはり、ディスプレイが必要だと考えるようになった。しかし、常時稼働させる都合で、寝床から離すためにメインマシンからやや離れた場所に置いているのと、置くスペース自体があまりないことから、液晶ディスプレイを導入することとなった。
前から液晶ディスプレイには興味があったのだが、一般的なタイプではまだメイン環境で使用するにはスペック(主に解像度)が不足していると考えていたため手を出していなかった。今回はサーバ用ということでメインマシンほどは要求スペックが高くないので、中古でXGA対応のアナログ入力対応液晶ディスプレイを購入することにし、情報収集を開始。
中古販売店では、数年前のXGA対応液晶ディスプレイが売られていたことは売られていたのだが、新品価格よりは安いけれど大差がない価格であったので、店からの購入はしないこととした。たまたまfj.fleamarket.compにてSONYの液晶ディスプレイ CPD-L141が売りに出されていて、価格と性能と状態が十分納得できるものであったため、購入を決意。出品された方とコンタクトを取り、購入。3年ほど前の製品で、購入価格が15,000円ということを考えると、多少汚れ等はあったものの十分綺麗で、いい買い物ができたのではないかと思う。
CPD-L141には自動調整機能があるのだが、どうもXGA未満の解像度ではうまく働かないらしく手動調整が必要であった。ドット抜けは画面端に2個ほど。十分許容範囲である。
やっぱり、ディスプレイがあると便利だと実感。ディスプレイなしの運用をしていた時には、リモートで接続できない場合には、強制的にPCの電源を落としてディスプレイが接続できる場所までいちいちPC本体を移動し、ディスプレイを接続してトラブル解決を図っていたのだが、今ではトラブルが発生してもその場で解決できるのはかなりありがたい。僕の場合、Linuxカーネルの更新等で時々リモートで解決できないトラブルに遭遇するため、その度にPC本体を移動するのはかなり面倒に感じていたのだ。

FireStormブレーキレバー換装・・・。

土曜日に仕事上のトラブルで大阪の会社へ召喚されバイクで出かけたものの、出社した頃にはトラブルは既に解決して出社する意味がなくなったという状況があり、せっかくバイクで来たのだからどこかに寄っていこうと考えた。
生憎、日本橋には特に用事はなかったのでどうしようかと考えていた時に、ふと思い出したのが南海部品の存在。実は大阪の会社のかなり近所に南海部品の本店があるのだ。何かネタがあるかもしれないと思い店内に入ったところ、純正品の黒ブレーキレバーを発見。前から、黒のクラッチレバーに合わせてブレーキレバーも黒にしたいと思っていたので、十分衝動買いできる値段であった(1800円強)こともあり、購入。車載工具を使って、店の前でレバーを換装。これで、レバーのアンバランスさはかなり軽減されたのではないかと思う。

メインマシンからの異音・・・。

ちょっと前から、メインマシンYuiを起動した際にしばらく異音を発するようになっていて、かなり気になっていた。以前にHDDがクラッシュした際に聞こえていた異音と似ていたため、HDDが悲鳴を上げているのではないかと考えていたのだが、たまたまケースを開けたまま起動する機会があり、異音の発生源が判明。実は、ビデオカードのヒートシンクファンが異音の発生源であった。
起動してしばらくすると異音が収まるので、もうしばらくだましだまし使っていこうかとも考えたが、やはり気持ち悪いのでヒートシンクごと換装。取り付け穴の位置が合わなかったため、熱伝導性両面テープにて貼り付けて対応することにした。新しいヒートシンクとファンの性能は、元から付いていたヒートシンクとファンより落ちるような気もするが、ビデオチップの熱暴走を引き起こすほどでもないようなので、しばらくこの状態で使っていこうと思う。

2003/05/10

Samba関連トラブル解決・・・。

サーバAyako上のSamba関連で、マシン一覧をブラウジングできないことがある問題については何とか解決したようだ。ただし、少々納得できない結果ではあるが・・・。
Samba-JP MLでも質問してみたのだが、残念ながら解決には至らず。質問に対するフォローで指摘されたのは、ファイアウォール関連の設定で何かまずいことをしていないかということであった。Ayako側の設定をチェックしたが特にまずそうな点は見つからず、また、Windowsクライアント側でもファイアウォール(Norton Internet Security) の設定をチェックしても特に変なところはなし。この時点でほぼお手上げ状態であった。
ここでふと気になったのが、ADSLモデムのパケットフィルタリング設定であった。少し前に、セキュリティ強化のためにNetBIOS系のポートをLAN側・WAN側全て閉じる設定に変更したのだ。ADSLモデムはSamba関連のパケットのやり取りに関与していないと思っていたのだが、もしかしてと思って、LAN側のNetBIOS系ポートを開くように設定してみた。何と、この変更だけでSamba関連の問題は解消してしまったのである。SambaサーバとWindows側のパケットのやり取りの中にはブロードキャストでのパケット送受信を行う場面がある。ADSLモデムがSambaサーバより先にブロードキャストパケットに反応し、ポート未到達メッセージを返送してしまっていたためWindowsネットワークが正常に機能せず、マシンのブラウジング等で問題が発生する状態になっていたのであろうか?
LAN側のNetBIOS系ポートを開くことについて不安があったため、Shields Up! のサイトにてフィルタリング状況を確認してみた。特にポートを開く前と変化はなく、必要なセキュリティは守られているようだ。
余談だが、うちで使っているADSLモデムであるAtermDR202Cのパケットフィルタリング関連の解説はかなり不親切だと思う。パケットフィルタリングの設定では、LAN側・WAN側で有効にするかどうかを決定できるようなのだが、ドキュメントにはそのあたりの解説は全くなし。もう少し何とかして欲しいところである。

Ayakoディスク増設・・・。

そろそろAyakoのデータ置き場HDDの空き容量が僅かになってきたため、HDDを増設することにした。
まだLinuxではBigDrive(137GB超HDD)に非対応らしいので、購入するHDDは120GBクラスの製品に決定。今までのようにMaxtorの4R120L0を購入してもよかったのだが、ちょっと冒険してみたくなり、日立のIC35L120AVV207-1を購入。メインマシンYuiに装備しているIC35L120AVV207-0と同スペックの8MBキャッシュ装備品である。7200rpmな製品なので発熱と騒音が気になるかと思ったが、実際に使ってみるとそれほどでもないので一安心。AyakoはHDDを5台搭載することになり、電源容量もそろそろ不足しそうな気もするが、特に不安定になることもなかった。何とか耐えてくれているようだ。
今回購入したIC35L120AVV207-1であるが、単純にデータドライブにはせず、システムドライブをこのIC35L120AVV207-1に置き換えて、浮いたMaxtorの4R120L0をデータドライブに転用することにした。HDDのデータの移行は、Linux環境ではWindows環境ほど面倒ではなく、シングルユーザモードで起動した後、標準コマンド find と cpio の組み合わせで実現できる。ディレクトリの更新日付が変わってしまうのが難点であるが、もっと別の方法を使えば、更新日付の復元まで含めた完全なるデータ移行ができるのかもしれない。ま、今回はそこまで厳密なデータ移行が必要ではなかったので、いつものように、
でデータ移行を行った。データ移行完了後、IC35L120AVV207-1をマザーボードのプライマリマスタに接続してブートディスクにて起動し、Liloの書き込みを実行。これでHDDの移行作業は完了である。
・・・2ヶ月弱で120GBなHDDの容量が埋まってしまうのは、データの種類にもよるだろうけれど、ペースが速いんだろうな、やっぱり。

2003/05/04

SUZUKI CARA・・・。

某S氏がついに SUZUKI CARAを購入したとのことで、試乗させてもらえることになった。
CARAは、知る人ぞ知るAUTOZAM AZ-1の兄弟車である。AZ-1は、軽自動車なのにガルウイングドア・ミッドシップレイアウト等、妙に冒険したデザインでで話題になった車であった。しかし、市場にはあまり受け入れられなかったため売れ行きが芳しくなく、現存している台数が非常に少ないのだ。そのため、非常にタマ数が少ないので、なかなか中古車市場にも出てこない上、高値で取引されているらしい。軽の中古なのに100万以上が相場とのこと・・・。
S氏が購入したのはAZ-1の限定仕様車風なCARAだったようだ。走行距離も短く程度もかなり良好、希少価値という面では本当に奇跡的なレベルかもしれない。ただ、やはり細かい点を見ると年式相応な面があるのは仕方ないか。
運転させてもらったところでは、国産車としては最低レベルであろうアイポイントの低さのため、スピード感がかなりある。ステアリングはやたらとクイックだし、車重が軽いため十分以上のパワプルさがあり、おまけに運転席のすぐ後ろがエンジンルームであることから、「軽のスーパーカー」といわれるのも十分納得できる感じ。
しかし、この車は日常に使うにはかなり辛そうであった。車内のスペースもかなり狭いため積載性もかなり低い。でも、セカンドカー以下としてみれば、運転していても面白いのでかなりいい感じだとは思う。

ファイルサーバ入れ替え・・・。

例によって思いつきで、ファイルサーバの入れ替えを前倒しで行うことにした。ケースを新規購入し、それまでサブマシンとして使っていた構成のうち、CPU・マザーボード・メモリ・電源を流用、ファイルサーバのNIC・HDD・CD-ROMドライブを組み合わせて1台のPCとした。
ケースは前から狙っていたYCC-688Bを選択。現メインマシンで使用しているFREEWAY FWD-1000HWW35に似た感じの、背面12cmファン装備なアルミケースである。販売価格(18k円)の割には、かなりいい感じのケースだと思ったのだが、付属していた電源は爆音タイプであまりよろしくない。もっとも、電源はサブマシンで使っていた SILENT KINGを流用するので大丈夫ではある。背面ファンもかなり盛大な音を発するタイプであったが、これはファンことローラST-24を装備することで対処。前面ファンは取り外し、CPUのヒートシンクもZERO-1にてファンレス化。ビデオカードも中古でファンレスなGeForce2MX220搭載製品をゲット。回転部分はHDD/CD-ROMと電源ファン・背面ファンという構成にすることで、かなり静かなマシンに仕立て上げることができた。
CPUヒートシンクについては、当初ZERO-1で十分だと思っていたのだが、CPU負荷が上がるとCPU温度も急上昇する状態であったため、ファンレス稼働での実績がありそうな Heatline ZEN NCU-1000へと換装。ZERO-1と比較して、NCU-1000ではCPU温度が約10度ほど低下。サイズが大きいこともあるが、ヒートレーンの威力を見せつけられた感じ。5000円弱での購入であったが、この冷却性能を見る限り十分元を取っていると思う。
ハードウェアの構成が確定したので、OS環境の設定を開始したのだが、これが予想以上にトラブル続きで難航。OSとしてはVineLinux 2.6r1を導入するつもりであったのだが、インストールは正常に完了するものの初回の起動時にいきなりハングアップ。それもKernel Panic以前の状態でのハングアップである。この時点では原因不明だったため、過去に正常起動まで確認できている Vine Linux 2.5を導入し、アップデートで2.6r1相当に持ってくることにした。実は、2.6r1のインストール後にハングアップする件は割り込みコントローラの設定が影響していたらしく、割り込みモードをAPICからPICへと変更すればVine Linux 2.6r1のインストールが正常に完了し、起動にも失敗しないことが後から判明。
OSの基本的な設定も完了し、Webサーバ関連の設定も成功したので、次はSambaの設定作業に入ったのであるが、これもトラブル続き。Windows側から正常にマシン一覧をブラウジングできない状態で、共有フォルダも見えない状態である。思いつく方法は一通り試してみたが解決できず。Sambaの設定をいじりすぎて変になったため、一旦 VineLinux 2.6r1を再インストールするという無駄なことまで行う羽目になってしまった。現時点でも、ブラウジングが正常にできないという問題はまだ未解決だが、時々ブラウジングに成功することがある。試行錯誤の結果、ファイルサーバ側へPingをとばした後なら正常にブラウジングできるようになることを発見。どうも、名前解決周りで何らかの設定が必要らしい。とりあえず現状は様子見だが、また時間が取れ次第原因究明にはいることになると思う。
ちなみに、このファイルサーバはAyakoさんと命名。他のマシンと命名ルールは同じ。分かる人は分かるでしょう。

戯言へ戻る