ビデオカード遍歴

基本的に画質重視であったが、CPU切り替え器を使い始めてからは、画質の優先度はやや下がった。
最近はDVI接続しているので、アナログ画質はほとんど気にしていない。

ゲームは特にプレイしない割に、3D機能も重視していたりもする。

自宅にて現役稼働中のものは機種名を緑色にしてある。


Matrox Millennium

初代メインマシンに装着されていたもの。WRAM2Mな製品にWRAM2MBを増設し、合計4MBに。
当時としては2D機能がかなり高速で、画質もよいビデオカードであった。3D機能は、一応付いていたが、CAD向けの最小限な機能であったようだ。まともな3D機能が欲しくなり、Revolution3Dへと交代。

#9 Revolution 3D

3D機能が付いていて、なおかつ画質・速度面で期待できそうなビデオカードとして購入したもの。
確かに3D機能はMillenniumと比較すればかなり強化されたものの、予想していたよりも画質が悪く、2D機能もMillenniumより劣っていたため、早々とPWR128P/4VCへと交代。

Canopus PWR128P/4VC

Canopus製ビデオカード初購入。nVidiaのRIVA128を採用して、なおかつビデオキャプチャ機能もあるという優れものであった。ただし、ビデオキャプチャ機能については別にビデオキャプチャボードを使用していたため、あまり使うことはなかったが。
Millenniumと比較してもかなり高速で、当時としては最高峰な3D機能、比較的良い画質など、かなりお気に入りではあった。ただし、このビデオカードを購入する前から使用していたGAVAというビデオキャプチャカードとの相性が最悪で、メーカーのサポートとのやり取りを行うも解決できず。結局、ビデオキャプチャカードの方をPower Capture Proへと換装することで対応。
唯一の欠点としては、VRAMが4MBまでしか使用できないこと。これはRIVA128の仕様なので仕方なかったけれど、1280×1024を常用解像度としていた僕にとっては、フルカラーが出せないのがつらかった。ハイカラーで我慢はしていたけれど。
このビデオカードは、メインマシンを譲渡する際にそのまま引き取られていった・・・。

Asustek AGP-V2740

僕にとって初のAGP版ビデオカードであり、在任期間(?)最短のビデオカードでもある。
2代目メインマシンを新規購入した際に装着されていたビデオカードなのであるが、まともに動作してくれなかった。相性問題なのか、ドライバ側の不具合であったのかは、結局、不明であった。
早々にZXR128A GTSへと交代。

Canopus ZXR128A GTS

上記AGP-V2740のあまりの不安定さに切れて購入したビデオカード。RIVA128ZX採用。PWR128P/4VCの時と違い、ビデオキャプチャ機能なしを選択。
チップがRIVA128ZXになってVRAMが8MBまで搭載可能になったため、常用解像度である1280×1024でのフルカラーが実現できた。
このビデオカードは、特に問題もなく安定していたような記憶があるが、RIVA128ZXの次の世代であるRivaTNTが発表され、機能が大幅に拡張されたので、RivaTNT採用製品であるAGP-V3400へと換装。

Asustek AGP-V3400TNT

nVidia RivaTNT搭載ビデオカード。V3400TNTを選択したのには特に理由がなかったような。もしかしてちょっとだけ安価だったのか?
これも、実使用では特に問題もなく、当時としては十分な2D/3D機能を持っていたのだが、同じRivaTNTを採用した他社製品より性能が低かった。他社製品より動作クロックが低かったのかもしれない。

Diamond MM Monster Fusion

Voodoo Banshee搭載ビデオカード。なぜこれに換装したのかというと、特に記憶なし。例によって衝動的だったのかも。
上記AGP-V3400TNTより2D/3Dが高速で、意外と画質が良かった印象がある。VoodooなのでGLIDEがまともに使える代わり、3Dアクセラレーションが16ビットカラーでしか使えないという欠点もあった。

Matrox Millennium G400 DualHead

一時期おとなしくなっていたMatroxが満を持して発売したビデオカード。当時、最高峰の画質と、2D/3D性能を誇っていた。その上、DualHead機能を持ち、1枚のビデオカードで別々のモニタに出力できたり、オーバーレイサーフェスのみ拡大してTV出力することもできる。この機能については、他社の製品は言うに及ばず、同じMatrox製の後継製品でさえ、G400を越える機能を持っているものは、いまだにないと思う。
結構、お気に入りなビデオカードであったのだが、時代が、グラフィックチップへHardware T&L機能を内蔵する方向へと動き、また、動作クロックがどんどん上昇するようになり、次第に、時代に取り残されるようになった。で、衝動的にSPECTRA8400へと換装。

Canopus SPECTRA 8400

久々に手を出したnVidia製チップ搭載ビデオカード。他社製品がnVidiaのリファレンスデザインのコピーばかりであったにもかかわらず、独自デザインのビデオカードで画質重視な造りであったのに惹かれたわけである。その分、他社製品より高価であったので、購入時にはさすがに迷ったけれど。
良好な画質と、優れた2D/3D性能を持ち、性能面でかなり満足していたが、チップの世代が2世代経過し、さらに高速・多機能なビデオカードが発表されたため換装。

S3 Savage4 Pro 搭載ビデオカード(メーカー不詳)

詳細は既に忘れてしまった。思いっきり衝動買いしてしまったビデオカード。
Savage4には、そこそこ強力なMPEG再生の支援機能などがあったはずだが、当時のビデオカードとしてはあまりに低い2D性能に呆然としてしまい、即座にお蔵入り。確か、会社の後輩へ売却したような。

Leadtek WinFast GeForce2 MX DH Pro

今までで唯一、サブマシンで使うことを前提に購入したビデオカード。
サブマシンは、主にビデオキャプチャ関連の作業を行うことが多いのだが、それまで使っていたMillennium G400は、最近のビデオカードよりはオーバーレイ性能が弱かったのだ。3D機能もやや弱かったので、両者を合わせて強化する目的でこのビデオカードを購入。Millennium G400のDualHeadと似たTwinView機能があり、同時に2台のモニタに接続することが可能な製品であったが、DualHeadほどは高機能ではなく、また、ビデオ出力機能もなかった。
性能的には十分であったが、メインマシンで使っていたSPECTRA8400をサブマシンに移植したため余ってしまい、知人に売却。

Leadtek WinFast Titanium 500TD

Canopus製品はあまりに高価になってしまったため、Canopus製のビデオカード以外で画質に期待できそうなメーカーとしてLeadtekを選択。上記したLeadtek WinFast GeForce2 MX DH Proの画質が予想していたよりかなり良かったため、次もLeadtek製にしてみようと決めていたのである。
画質・2D/3D性能については文句なし。さすがに、購入当初はハイエンドビデオカードであっただけはある。一応、ビデオ出力が可能であるが、G400のように多機能ではないので、あまり使う機会はない。
やたらでかいヒートシンクを採用している割に冷却ファンが頼りないため、ヒートシンクがかなり熱くなるのが心配ではある。今のところ、ビデオカードの熱暴走は経験していないけれど。

Gainward GeForce PowerPack! Pro/600TV

GAINWARD製のGeForce4MX440搭載ビデオカード。VRAMは64MB。性能的には十分バーテックスシェーダは搭載しているはずだが、GeForce3/4Tiシリーズと異なり、ピクセルシェーダは未搭載。ビデオ出力付きだが、セカンダリRGB・DVI出力なし。nView機能により、Millennium G400でのDVDMax機能と同様なオーバーレイフルスクリーン出力が可能。ただし、G400のDVDMaxより画質は落ちる。
ヒートシンクファンがかなり賑やかな音を立ててくれたため、購入後しばらくしてからヒートシンクファンを換装。それ以外には特に大きな欠点もなく、コストパフォーマンスに優れたビデオカードだと思う。

JACE INTERPEED JN940/128DT

JACE製、GeForce4Ti4400搭載ビデオカード。VRAMは128MB。こちらはピクセルシェーダ・バーテックスシェーダとも搭載。GeForce4Ti4200搭載ビデオカードと大差ない価格で中古品が売られていたため、購入。
当時としてはかなり上位なビデオカードであったため、性能的にも十分以上。時々プレイする3Dゲームでも十分使い物になった。RGBの画質も合格点だし、GeForce4MX系と異なりビデオエンコーダが外付けであるため、ビデオ出力もかなり綺麗。DVI出力もあるけれど、接続対象がないので動作は未確認。
こちらも、しばらくするとヒートシンクのファンが異音を発するようになったため、ヒートシンクファンごと換装。ついでにちょっと静かになった。

玄人志向 RD98XT-A256C

上記 INTERPEED JN940/128DT購入後、ビデオカードの世代が2つほど進んだため、nVidiaのGeForceFX5950搭載ビデオカードとATIのRADEON9800XT搭載のビデオカードとどちらにするか迷ったあげく、RADEON9800XT搭載ビデオカードであるRD98XT-A256Cを選択。購入するちょっと前、nVidiaはユーザに対する裏切りととられかねない行動を行っていたため、あえてATIの製品を選んだのだ。こっちの方が高かったけれど。
でかいファンを採用しているが、きっちりと回転制御を行っているらしく、騒音はほとんど気にならない。性能面でも、ビデオ出力の画質がいまいちなのを除けば、画質を含めてかなりいい感じだし。
そういえば付属しているはずの「HalfLife2」クーポン券がなくて玄人志向の掲示板に書き込みした記憶あり。その翌日に玄人志向側がミスを認めて、ユーザ登録後、しばらくしてから送付されてきた。ちょっと玄人志向を見直した気分。

玄人志向 GFX5200-A128CL

何となく店頭で安く売られていたこととファンレスなことに惹かれてダウンローダ用に購入したビデオカード。GeForceFX5200搭載。DDR SDRAM 128MB搭載であるが、64bit接続なためパフォーマンスはあまり良くない。画質は十分以上合格点ではあるけれど。
ダウンローダをいじっていた際にいきなり故障して無償交換してもらった経緯あり。
必要最小限のパフォーマンスはあったものの、半透明ウインドウ効果を使おうとするとメモリバンド幅の限界のためパフォーマンスががた落ちする。半透明ウインドウは多用する方なので、さすがにうっとうしくなり、下記GV-N57128DPを経由して、後述するGV-R955128Dへと換装。GFX5200-A128CLは、しばらくの間、パフォーマンスを必要としないサーバへ装備していたが、GF6200A-A128Hの購入により予備へと格下げ。

GIGABYTE GV-N57128DP

GFX5200-A128CLのパフォーマンスの低さのため、最低でも128Bit接続なメモリ構成なビデオカードへと換装しようと考えて物色していた際に選択したビデオカード。
GeForce5700搭載のビデオカードとしては高パフォーマンス志向の製品であり、オーバークロック気味のチューニングが施されている。このためパフォーマンスは良い方ではあったものの、搭載されているヒートシンクファンが爆音のため早々にヒートシンクファンを換装。でも、ダウンローダとしての性格上24時間稼働させるためファンレスなビデオカードでないと騒音が気になるので、後述するファンレスなGV-R955128Dへと換装。GV-N57128DPは実家マシンへ移植。

Leadtek WinFast PX6600GT TDH

メインマシン更新のため規格がAGPからPCI-Expressへと変わったことで選択したビデオカード。コストパフォーマンスと静音性という条件からGeForce6600GT搭載なこの製品を選択した。
パフォーマンス的にはRADEON9800XT搭載なRD98XT-A256Cとほぼ同等かちょっと下、標準状態でもそこそこの静音性は保たれている。ただし、更なる静音化を目指すためヒートシンクをZALMANのVF700Cuへと換装。
実は繋ぎのつもりで購入したという要素もあるけれど、積極的に3Dゲームをプレイする訳ではないので、このままでもいいかもしれない。

GIGABYTE GV-R955128D

ダウンローダへ装備するため、コストパフォーマンスとファンレスを重視して選択したビデオカード。RADEON 9550搭載、ファンレス、メモリバス 128bitである。購入価格は8000円弱。
低発熱であり、十分なパフォーマンスを発揮し、画質も十分許容範囲。現状、パフォーマンスを要求されないPCにおいてはかなり良い選択肢ではなかろうか。

玄人志向 GF6200A-A128H

ダウンローダへ装備していたGV-R955128DPとメインマシン装備のPX6600GT TDH・サブマシン装備のRD98XT-A256Cではディスプレイ出力信号のタイミングが微妙に異なっていたらしく液晶モニタ上での調整を両立できなかったため、比較的タイミングを合わせそうでかつファンレス・安価なビデオカードとして選択した製品。GeForce6200A搭載、価格は9000円弱。
パフォーマンス的には、2DについてはGV-R955128DPよりは低め、3Dについてはやや上というところ。画質は十分、ディスプレイ出力信号タイミングもメインマシン・サブマシンのビデオカードと近いらしく調整も両立できるようになった。発熱も比較的低めで良し。

Leadtek WinFast PX7800GTX TDH

メインマシンに搭載していたWinFast PX6600GT TDHとの換装のため購入。nVidia GeForce 7800GTX搭載、VRAMは256MB。ハイエンドビデオカードにしては静かな方で、かつ1スロットのみ占有なので、かなり良い感じである。
パフォーマンス的には、さすがハイエンドビデオカードらしくGeForce PX6600GT TDH搭載状態よりベンチマークで倍以上の向上。残念ながら価格差ほどの差はないけれど、これだけパフォーマンスに差があれば文句なし。3Dゲームもしばらくの間は十分以上にこなしてくれそうである。

BUFFALO GX-76GS/E256

ダウンローダに装備されているDVIとCPU切り替え機の相性が悪いらしく通常使用する解像度で画面にノイズが乗ることがあり、ノイズ回避を行い、かつ表示パフォーマンスを向上させるために導入した。NVIDIA GeForce 7600GS搭載、VRAMは256MB。今回は珍しく中古での購入である。
さすがにダウンローダのオンボードグラフィックス(GMA900)よりは消費電力が高いものの、通常時は10Wをちょっと超える程度のレベルで、かつ通常解像度でのノイズを回避できた。ファンレスなので騒音皆無なのも良し。発熱は多少あるものの、ヒートシンクを手で触れる程度なので、爆熱というほどではないようだ。

玄人志向 GF8800GTS-E640HW

DirectX 10世代のグラフィックスを体感したいと思って導入。NVIDIA GeForce 8800GTS搭載、VRAMは640MB。同時に発売開始された上位製品のGeForce8800GTX搭載ビデオカードはさすがに高価すぎて手が出なかったし、そこまでのパフォーマンスはしばらくは必要なさそうであったので、下位モデルのGeForce8800GTS搭載ビデオカードを導入することにし、店頭で見かけたGF8800GTS-E640HWを購入。
以前に使用していたPX7800GTX TDHと比較すると約2倍のパフォーマンスアップ。さすが最新世代のハイエンドビデオカードというところか。2スロットを占有するクーラーはかなりの熱を放出するが、通常状態では比較的静かに動作してくれるので良し。

パーツ遍歴へ戻るのだ